日本ハムが自滅で勝利を逸した。1回に小笠原の2ランで先制したが、その後は3度の満塁機を逃す拙攻。7回に諸積の代打二塁打などでリードを失うと、8回には坪井の失策、犠打野選で無死一、三塁のピンチを招き、高橋憲の暴投で勝ち越しを許した。ロッテは、満塁のピンチを凌いだ山崎健、小林宏ら中継ぎ陣の粘りが光った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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日本ハム | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | x | 3 |
ロッテ自慢の投手陣が3度の満塁を凌ぎ、逆転勝ちを呼んだ。3回無死満塁は神田が3者連続三振。5回1死満塁は山崎健が後続を断った。そして7回無死満塁は小林宏。エチェバリアを三ゴロ併殺、坪井を空振り三振に仕留めた。8回には敵失に犠打野選、相手暴投で幸運な決勝点をゲットして笑いが止まらなかった。
ロッテは3度の無死満塁をリリーフ陣が抑え、8回の決勝点は敵失、犠打野選、暴投によるタナボタ。山本監督は「完璧にやられたと思ったけどね。山崎健があそこ(5回無死満塁)で1点でも取られたら、流れは変わっていた。その後の川井、小林宏…リリーフ陣もホントに頑張ってくれた」と白い歯がこぼれた。
ロッテは中継ぎ陣の踏ん張りが終盤の逆転劇を呼んだ。先発・神田が5回、3四死球で1死満塁。このピンチを2番手・山崎健がしのぎ、7回無死満塁は小林宏が抑えた。「特に山崎だね。大きすぎる。2勝分ぐらいの働きだ。先に1点でも取られてたら流れは変わっていた。とにかく投手陣が踏ん張ってくれたよ」と山本監督。8回には敵失に犠打野選、相手暴投で幸運な決勝点をゲットして笑いが止まらなかった。
2軍で調整中のサブマリン投手、渡辺俊が13日、イースタン・リーグの巨人戦に先発して、7回2/3を被安打6、無四死球、無失点と好投。観戦した山本監督は「状態が戻ってきたので1軍のローテーションに入れる」と明らかにした。渡辺俊は15日の大阪遠征から1軍に帯同して、19日のオリックス戦(ヤフーBB)に先発が予想される。
黒木知が24日にもイースタン・リーグで登板する。24日からの日本ハム2連戦(浦和)で、1イニング限定の登板になる予定。佐々木2軍監督は「まだノックや投内連係など、色々な動きを確かめる必要はある」と右肩の状態によっては日程がずれ込むことも示唆したが、黒木知は「投げる分には問題はない」と前向きだった。