オリックスが5本塁打の猛攻。1点を追う2回にシェルドン、三輪のソロ本塁打と葛城の2ランなどで逆転。5回はブラウンの6号、7回にはシェルドンのこの日2本目の5号アーチが飛び出した。金田は6回途中まで2点に抑え、今季初勝利。ロッテ打線は先発全員の15安打を放ちながら、15残塁の拙攻でわずか3点。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
オリックス | 1 | 5 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | x | 10 |
堀が通算1500試合出場を達成した。プロ138人目。初出場は1898年4月9日、西武1回戦(西武)の9回に代走で。ただ、自身の2安打も含め、先発全員の15安打も、チームの勝利につながらず、「勝ちたかったね」とホロ苦い記念日となった。「1500試合出場よりも、1500本安打が目標」という通算安打は1338本とした。
今季初登板の渡辺俊は4本塁打を浴びるなど、5回途中8失点でのKOに「1回の先頭打者にヒットを打たれ、自分のリズムになる前に打たれた」とぼう然。イースタン・リーグで4勝負けなし、防御率0点台のサブマリンもこの日はいいところなし。山本監督は「2軍の時のように投げればいいのに。次の先発?あるわけないだろう」と声を荒らげた。
先発全員、今季チーム最多の15安打も焼け石に水。毎回走者を送りながらも15残塁の山を積み重ね、両軍合わせて27安打の乱打戦を落とした。2回無死一、三塁、4回1死一、三塁の好機で決定打を欠いて無得点。序盤の反撃チャンスが終盤まで響き、山本監督は「15安打で3点でしょ。見ての通り」とお手上げ。山下打撃コーチは「取れるときに取っておかないとね」と反省の弁を並べた。