わたしはかもめ2003年鴎の便り(6月)

便

6月4日

西武4−5千葉ロッテ(西武ドーム)

ロッテは同点の7回2死一、三塁で、代打初芝が右翼線二塁打を放ち、2点を勝ち越した。先発小野が故障のため1回で降板したが、継投で乗り切り、1点差の9回は小林雅が締めて13セーブ目。西武はカブレラ、和田の連続本塁打で追いつくのが精いっぱい。3回途中からロングリリーフの帆足も、終盤に息切れした。

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千葉ロッテ0030002005
西武0001020104

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初芝、代打で結果残した[スポニチ]

試合を決めたのはロッテ15年目のベテラン初芝だ。3−3の7回2死一、三塁で喜多の代打で登場。139キロの直球に詰まりながらも右翼線に運ぶ2点二塁打で勝ち越した。今季は打撃不振などで2度の2軍落ちを経験。4度目の代打出場で結果を残し「1打席で集中するのは難しいけど1本打ててよかった」。山本監督は「よく打ってくれた。たまにはやらないとね」と満足げだった。

◇小野は前半戦絶望的

小野晋吾投手が4日、前半戦での復帰が絶望的となった。この日の西武10回戦(西武ドーム)に先発した際、右内転筋に強い痛みを訴え、初回を投げ終えたところで降板。5日に出場選手登録を抹消することを決めた山本監督は「1ヶ月はかかると思う」と6月中の復帰は難しいことを説明した。開幕から先発ローテーションを守り続けていた小野は「キャンプから1年間を乗り切るために努力してきたのに残念です」。代わって、6日からのオリックス戦(ヤフーBB)には高木が合流することになった。

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小野は前半戦絶望的

許、小野の両先発が試合序盤で故障降板するアクシデントがあった。小野は1回を三者凡退に抑えたが、右足内転筋に強い痛みを感じ、2回から薮田に交代した。一方、許は左脇腹に張りを訴え、3回1死で降板した。小野は6月中の復帰は難しく、前半戦での復帰が絶望的となった。代わって、6日からのオリックス戦には高木が合流することになった。

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3連敗逃れるも山本監督は小野の故障に暗い顔[サンスポ]

福浦の3ランに初芝の決勝2点タイムリー二塁打で逃げ切り、3連敗を免れた山本監督だが、試合後は渋い表情。というのも先発の小野が1回を投げ終えた後、右内転筋痛を訴え、全治まで1ヶ月かかる見通しとなったのだ。「早く治って欲しいけど、場合によると前半戦ムリかも…」と同監督は喜びも半分だった。

薮田
「小野は絶好調だったのでまさかと思った。とにかく必死に肩をつくって準備しました。」
福浦
「変化球をうまく右手で拾うことができた。これで昨年のホームラン9本に並び、今年はハイペースだね。」(3回に先制9号3ラン)
初芝
「打った球種は分からない。とにかく無心でボールに集中していたからね。」(7回に代打で決勝の2点二塁打)

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