わたしはかもめ2003年鴎の便り(6月)

便

6月6日

オリックス4−11千葉ロッテ(ヤフーBB)

ロッテが15安打11得点の猛攻で快勝した。3回までにフェルナンデス、堀、澤井の適時打で3点を先行。さらに5回の澤井、7回の清水将と効果的な2本の3ランなどで突き放した。

123456789R
千葉ロッテ11103131011
オリックス0020020004

ページトップ

8年目の今年こそブレークだ

アンダースローの相木対策として急遽招集され、この日朝の新幹線で神戸入りした澤井が、1軍昇格即先発起用された試合で、プロ初の3安打と最高の結果を出した。右横手の相木が先発で、急遽前日午後6時ごろに連絡が来た。登録の左打者6人全てを先発起用する作戦だった。

澤井は、1回、1死から左翼へ放った大飛球。打球はフェンスに当たってはね返ってきたが、前田三塁塁審は本塁打と判定した。これにオリックス側が猛抗議し、審判団の協議の結果、判定は二塁打に。山本監督の猛抗議も認められなかった。それでも「ヒットであれば何でもいいかなと思った」と3回に中前適時打。そして5回に右中間へ今度は正真正銘の1号3ランを放った。

銚子商時代は「西の福留(現中日)、東の澤井」と言われた。プロ入り7年目の昨年、オープン戦で首位打者。才能を開花させたかに見えたが、その後、失速。レギュラー定着はならなかった。首位打者を獲得した福留との差は開いていった。その経験から調子に乗らないようにと自分を戒める。遅れてきた男が今年をブレークイヤーにすると固く誓った。

澤井
「ベンチに帰ったら里崎さんに“全然入ってない”と言われたし、しょうがない。」

ページトップ

11得点快勝!澤井が3安打4打点の大暴れ[サンスポ]

この日出場選手登録された澤井が、今季初先発で3安打4打点。1回に1度は本塁打と判定された当たりが二塁打となったが、5回には正真正銘の3ランを放った。「最初のヒットでほっとした。自分でもびっくりしてます」。千葉・銚子商高から平成8年ドラフト1位で入団。自身初の1試合3安打をいずれも好機に放ち興奮気味だった。

加藤
「久し振りにしてはそれなりの投球ができた。」(今季初勝利)
清水将
「思い切りいこうと思った。本塁打はたまたまです。」(7回に2号3ラン)

ページトップ

澤井ガニ股打法3安打4打点[スポニチ]

幻を現実に変えた。これだから野球は面白い。ロッテに今季最多タイとなる15安打11得点を呼んだ8年目の澤井が苦笑いした。

「ベンチに帰ったら里崎さんに“全然入ってない”と言われた」。まず“幻”は初回だ。1死から左翼へ放った大飛球。打球はフェンスに当たってはね返ってきたが、前田三塁塁審は本塁打と判定した。これにオリックス側が猛抗議し、審判団の協議の結果、判定は二塁打に。山本監督の猛抗議も認められなかった。それでも「ヒットであれば何でもいいかなと思った」と3回に中前適時打。そして5回に右中間へ今度は正真正銘の1号3ランだ。

右肩が開く悪癖を修正するために導入したガニ股打法で3安打4打点。猛打賞はプロ初だ。1軍昇格したばかりで即「2番・DH」の先発起用に応えた澤井に、山本監督も「左投手も打てるんだから内容もよかったね」と目を細めた。

ページトップ