西武が今季2度目のカード3連勝。3回に後藤武の6号ソロなどで4点を先制。6、7、9回にも1点ずつ加え、5人の継投で逃げ切った。ロッテは6回の初芝、立川の連続アーチで一時は1点差に迫ったが、反撃もそこまで。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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西武 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 7 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 |
Aクラス浮上のチャンスだった西武3連戦に3連敗。6回に1点差まで追い上げた直後に追加点を許す、最悪の負けパターン。3回のストライクの判定に対し、監督自身がベンチからヤジりすぎて栄村球審を激怒させるほど気合を入れつづけたが空転した。
ロッテは打線が湿って西武戦3連敗。3試合で1番・小坂から3番・福浦までの安打数が合わせてもわずか1本と低調。6連勝でやっと借金を返済したのもつかの間、再び借金生活に逆戻りした山本監督は「この3試合で自分達の力がどのくらいか分かったと思う。全てやり直します」。16日の近鉄戦から大幅な打順の入れ替えを示唆した。
6連勝で5割に戻しながら、今季3度目の同一カード3連敗でロッテはズルズルと後退。山本監督は「今の段階での力の差が出ている。(選手は)自分の力がどれくらいか分かったろう」と苦虫を噛み潰したような表情だった。6回には初芝、立川の連続アーチで1点差に迫ったが、深刻なのは上位打線の不振。この3連戦で1〜3番打者が35打数1安打では勝利は遠い。Aクラスの座も再び遠ざかり、指揮官は「全てやり直し」と力なく話した。