6月19日6月19日右肩故障からの復活を目指す黒木知が19日、イースタン・日本ハム戦で先発し、4回1失点だった。2軍では今季5試合目で、先発は初めて。最速143キロをマークし、今後は先発で長いイニングに挑戦するが、「物理的にあと2、3度の登板で（1軍に）復帰するのは無理」。調整がうまくいっても、1軍に戻れるのは後半戦以降になる見通しだ。
黒木知復帰は8月以降。右肩痛のため2軍で調整中の黒木知宏投手が19日、イースタン・日本ハム戦（ロッテ浦和）に故障後、初の先発登板。4回を3安打1失点（自責0）に抑えたが、目標に掲げてきた7月上旬の1軍復帰について「物理的に無理だと思う。2、3回（先発で）投げてすぐに上（1軍）という流れにはならない」と語った。視察した井上1軍投手コーチも「投げられるからすぐに1軍というものではない」と今後も2軍での先発で実戦経験を積ませ、後半戦から復帰させる意向を示唆した。
故障後、5月24日イースタン・日本ハム戦で復帰して以来4試合に中継ぎ登板。5度目のマウンドで先発となったが、右肩の状態は一進一退。この日も「今投げてしまったらフォームを崩してしまう」（黒木知）とスライダーを封印。最速143キロの直球にカーブ、フォークを織り交ぜて61球で凌いだ。
「1軍復帰？最低でも1ヶ月はかかると思う」と佐々木2軍監督。再発防止を第1に登板させ、8月上旬をメドに1軍復帰させる意向だ。
黒木知が19日、イースタン・リーグ日本ハム戦（浦和）に先発登板した。4度目の中継ぎ登板から中4日。4回を3安打2奪三振1失点で敗戦投手になったものの、2001年7月27日オリックス戦（神戸）以来、692日ぶりの先発に笑顔を見せた。投球回数も球数（61）も今季最多。フォームのバランスに不安が残ると、スライダーは投げなかった。それでも、最速143キロの直球とカーブの制球には満足そうだった。