わたしはかもめ2003年鴎の便り(7月)

便

7月11日

オリックス4−4千葉ロッテ(ヤフーBB)

4点を追うロッテは9回、ショートの適時打で1点を返し、その後雨で一時中断。再開直後に初芝が2番手加藤から3ランを放ち延長戦に突入。その後は両チームともランナーを出すものの決め手を欠き、引き分けとなった。

123456789101112R
千葉ロッテ0000000040004
オリックス1021000000004

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初芝執念同点弾[スポニチ]

初芝の執念の一打で引き分けに持ち込んだ。3点を追う9回無死一、二塁から右中間席へ同点3号3ラン。打席に入る直前、降雨で45分間の中断となったが「初球からいいイメージ通りに打つことができた」とニンマリだ。8回からは5投手をつぎ込む継投でピンチをしのぎ、最後は守護神・小林雅まで投入。山本監督は「8割方負けてたんだけどね。初芝もよく打ってくれたし、リリーフ陣がよく踏ん張った」と笑みをこぼした。

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黒木知が2軍戦登板も右肩違和感で緊急降板

右肩痛からの復活を目指す黒木知の今季中の1軍復帰に暗雲が漂った。11日、西武第2球場でのイースタン西武戦に先発したが、右肩に違和感を訴え、4回1死一塁、打者・高木大のカウント0−1の場面で緊急降板した。黒木知はマウンドを降りると、すぐさまアイシング治療。4回に入ってから肩のスタミナがなくなり、ルーズショルダー(肩が抜け気味になる状態)になったのだという。これで今後の予定については白紙。練習メニューについても2・3日、肩の様子を見ないことには決定できなくなった。5日の湘南戦から中5日で志願した今季3度目の先発は、不完全燃焼の41球となってしまった。3回までは2安打、本塁打による1点に抑えていただけに不安は隠せない。

黒木知
「ちょっと思い通りのフォームができなくなって、大ケガをする前にやめておこうと思いました。最初は6月中旬くらいに戦列復帰と言っていたのが、だいぶ遅れてしまって。今年中には万全な状態で投げられるようにしたい。とことんやって、あとは神のみぞ知るじゃないですかね。」

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渡辺オーナーまくし立てる[スポニチ]

巨人・渡辺恒雄オーナーは11日、都内のホテルで行われたオーナー会議(田代和議長=近鉄オーナー)でパ・リーグのプレーオフ制度と消費者金融のスポンサー問題に断固反対の姿勢を示した。

渡辺オーナーは「プレーオフを勝手にパが決めて、パが135試合でセは140試合というのはおかしい」と切り出すと、一気にまくし立てた。パは7日の理事会で04年から導入するプレーオフの概要を発表。公式戦を135試合に短縮し、2位と3位の勝者が1位と対戦する方式が決定したが、それに真っ向から異議を唱えた。

「突然、最後の何試合かを勝った質の違ったチームとの日本シリーズはバカバカしい。今年は阪神だが、巨人も(優勝チームに)なり得るんだからな。これだけ食い違うなら一緒に行動はできん」と吐き捨て、パ側に日本シリーズの“ボイコット”まで突きつけた。

また、消費者金融をスポンサーにつけている近鉄に対しては「青少年育成のために民放連でも(消費者金融の広告は)自粛する方向なのに、マークが体に着いていたらどうにもならん。それを認めた小池会長の見識を疑う」と不快感をあらわにし、会議では近鉄・田代オーナーと激論を交わす場面も見られた。

今季限りでオーナー職を勇退する意向を固めた中で「巨人としての行動の自由を留保した」と球界再編まで視野に入れての爆弾発言。球界に絶大な影響力を誇る渡辺オーナーの発言だけに、波紋を広げることは避けられそうにない。

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