前半戦の最終戦。33勝43敗1分の成績で前半を折り返すことになった。オールスター期間中は、14日(月)を完全休養日にあて、15日(火)はナイター練習、16日(水)は休日、17日(木)はデー練習というスケジュール。
全イが、今江(ロ)の満塁一掃の三塁打で逆転勝ちした。ヒーローの今江は最優秀選手(MVP)に選ばれ賞金100万円などを獲得した。序盤は投手戦になったが、6回に試合が動いた。全イは1死二塁の好機で代打南(湘)が二塁打を放ち、1点先制した。しかし全ウは直後の攻撃で、4番の喜田(神)が2死二、三塁から3ランで逆転した。一方の全イは8回に三東(神)を攻め1死満塁のチャンスをつくると、今江が三塁打で走者を一掃し、逆転に成功した。1点リードを8回1死から救援した館山(ヤ)が守り切った。
優秀選手には全イから南(湘)と東(湘)、全ウから喜田(神)と小川(サ)の4人が選ばれた。
全イースタンが全ウエスタンに4−3で逆転勝ちし、通算成績を13勝24敗5分けとした。全イは2点を追う8回1死満塁からロッテの今江敏晃内野手が走者一掃の逆転タイムリー三塁打。最優秀選手に選ばれ、賞金100万円を獲得した。
2年目の19歳、今江がMVPに輝いた。2点を追う8回1死満塁で右中間に走者一掃の逆転三塁打。「おいしい場面だと思った。ちょっとでも目立って1軍に行きたいと思ってましたから」と試合後も興奮ぎみ。賞金100万円をゲットして「買いたい車があるので、その資金にしようかな」と13日ばかりは笑いが止まらなかった。
ファーム選手による03年フレッシュオールスターゲームは13日、札幌ドームで行われ、全イースタンが全ウエスタンに4−3で逆転勝ちし、通算成績を13勝24敗5分けとした。最優秀選手には逆転打した2年目の今江敏晃内野手が選ばれ、賞金100万円を獲得した。
今江が公約通りの最優秀選手賞ゲットに胸を張った。2点を追う8回1死満塁から右中間を破る走者一掃の三塁打。「追い込まれるまでは長打狙いだったけど、振り遅れたのがよかった。チームに(MVPを)獲ってくると言ってましたから」。PL学園から入団2年目。賞金100万円を手中にし「BMWが欲しいので車の頭金にしたい」とちゃっかり計算していた。
高卒ルーキーの左腕浅間が、球宴明けの首位ダイエー3連戦で先発デビューする可能性が出てきた。球宴にはミンチー、清水直の大黒柱2人が出場するため、直後のダイエー戦で先発が不足する。腰痛が再発した小野、左手首を痛めた加藤の復帰が未定。そのため、千葉・敬愛学園卒の3巡目ルーキーが手薄となった先発陣の一角に入り込む可能性が出てきた。