ロッテは3回、福浦のソロで先制。5回は2死二、三塁から堀の3ランで追加点を挙げた。今季2度目の先発となった小林宏は10三振を奪い、4勝目。終盤は継投で逃げ切った。ダイエーは杉内が4失点で7敗目。9回、バルデスのソロで1点差まで迫ったが、反撃もそこまでだった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ダイエー | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 3 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | x | 4 |
堀、福浦のアーチ攻勢で対戦10試合目にして杉内から初勝利。3回2死から福浦が右翼へ12号ソロ、5回2死二、三塁から堀が左翼へ11号3ランでとどめ。小林宏が今季2度目の先発で自己最長の6回1/3を3安打1失点。4回に右ふくらはぎに痙攣を起こして降板したが、6回まで10奪三振で4勝目を挙げた。小林雅から手渡されたウイニングボールを突き返した小林宏は「ランナーが出ると力が入りすぎていた。」と反省。
杉内がついにロッテ打線につかまった。通算10試合目の先発でこのカード初黒星。前半戦の勢いを後半戦につなげることはできなかった。「フォアボール、フォアボールでしたからね。むかつく」。7回を投げ今季ワーストの4失点。悔いが残った。
5回1死から小坂を四球で歩かせ、犠打で2死二塁。ここで3回に先制ソロを浴びていた福浦に四球。さらに暴投で2死二、三塁とピンチは広がり、堀から痛恨の11号3ランを浴びた。「甘いですね」(杉内)。これで5月18日の西武戦(札幌ドーム)から遠ざかっている白星はまたしてもお預け。2ヶ月以上も勝利と縁がなく、ロッテ戦の連勝も4でストップした。
「杉内は全体的には良かったが、あの3ランがな…。球宴前とはだいぶ雰囲気が違ってたな」と王監督。今季5戦5勝と相性が良かった千葉マリンで初黒星。ロッテ主催試合の連勝も6で止まった。前半戦最後の西武戦は3連勝したが、球宴休みを挟んで、微妙な流れの変化を指揮官は感じ取っていた。
近鉄、そして西武も敗れ、上位3球団は全て黒星スタート。これから本番を迎える熱パに、波乱の予感は十分だ。
小林宏が今季2度目の先発で自己最長の6回1/3を3安打1失点。7回に右ふくらはぎに痙攣を起こして降板したが、6回まで10奪三振で4勝目を挙げた。不甲斐ない交代に守護神・小林雅から手渡されたウイニングボールを突き返した小林宏は「ランナーが出ると力が入りすぎていた」と反省。それでも主催試合のダイエー戦の連敗を6でストップ。対戦10試合目にしてダイエー・杉内に黒星をつけた山本監督は「弾みはいっぱいつけなきゃ。勝たないかんのやから」とご機嫌だった。
小林宏は7回、右ふくらはぎに痙攣が起きたため大事を取って降板したが、7月9日、中継ぎから先発に回ってこれで2戦2勝。「中継ぎの時は点をやれないギリギリのマウンドでしたが、先発になって緩いボールも投げることができ、ピッチングに幅ができました」と小林宏。初めて1試合10奪三振をマーク。次の目標は完投だ。