日本ハムがミンチーを打ち込んで3連勝。1回に木元の2点適時二塁打で先制すると、勢いに乗って4回までに10点を奪った。金村は6回を3安打2失点にまとめ、5勝目を挙げた。ロッテはミンチーが球威、制球とも今1つ。交代時期を逃した上、打線も拙攻といいところがなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
日本ハム | 2 | 1 | 2 | 5 | 0 | 0 | 2 | 2 | x | 14 |
ミンチーは4回途中8失点でKOされた。1回から2本の二塁打に2四球で2失点と、不安なスタート。「ストレートが走らなくて、狙ったところにいかなかった」と話す通り、その後も立ち直る気配はなかった。「気持ちを切り替えて頑張るよ」とも話したが、2メートル03の巨体が小さく見えた。
3−14の大敗で、このカード4連敗。自力Vが消滅した山本監督は「向こうは首位打者を狙う選手が2人(小笠原、坪井)いて、その他にも3割近く打つバッターが2、3人いる。それに比べ、うちは福浦と井上純だけ。何とかしなくてはいけないんだが…」とうなだれていた。
ロッテは首位ダイエー、2位近鉄に勝ち越しながら4位日本ハムに痛恨の連敗。制球が甘くなったところを狙われた先発・ミンチーは「直球が走らず、狙ったところに投げられなくて四球でランナーを出したのが痛かった」と4回途中8失点を反省。舩木、井上貴、川井の中継ぎ陣もそれぞれ2失点。今季の合計396失点中、日本ハム戦の失点が123という惨状に、山本監督は「相性がいいというか、好きなように打たれすぎている」と淡々と話した。