わたしはかもめ2003年鴎の便り(8月)

便

8月15日

1億5千万パー

ロッテが異常気象に悲鳴を上げた。15日の日本ハム戦が雨天中止、8月だけで3回目の中止となり、営業部は真っ青。3試合で見込んでいた約1億5千万円の売上が水に流れた。この道20年のベテラン営業マンもお手上げ。手塚部長は「台風直撃はあっても、8月に前線の影響で3試合中止なんて記憶にない」と困惑。しかも、この日はお盆の真っ只中でドル箱と意気込んでいたカード。前売り上京が1番よかった9日の西武戦も流しており、2戦でトータル6万人の観客が幻に消えた。

流れた3試合は、リーグVの行方が見えた9月下旬以降の消化ゲームに組み込まれることが濃厚。営業関係者は「冷夏ならまだヨーロッパの猛暑の方がまし。球場に来てビールを飲もうという気分にもならないでしょう」とタメ息だった。

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ダイがお手本

山本監督が首位ダイエーをお手本に掲げた。直前の敵地2連戦はタイムリー欠乏症が深刻で2連敗した。「打者は狙い球がしっかりしていて、走者は常に走ろうとする姿勢を見せる」と、敵ながら尊敬の眼差し。「うちの選手も見習うところが多いよ」と、4連敗から脱出のヒントをもらっていた。

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山本監督が渡辺正にマンツーマン指導[サンスポ]

ロッテは13日のダイエー戦で、10安打を放ちながら0−7のシャットアウト負け。ダイエーの安打数も同じ10本とあって、山本監督は「チャンスなのに変に考えて自分を追い込み、ピンチにしている。この辺がダイエーとの違い」と嘆き、沈滞ムードに風穴を開けようと、若い渡辺正に約1時間半、手取り足取りのマンツーマン指導を行った。

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