近鉄が大勝した。2回1死一、三塁から的山の左越え3ランで先制。さらに大村、水口の長短打でこの回4点を奪った。4回は打者12人を送り、7安打などで7点を奪って、一気に試合を決めた。ロッテは、先発の薮田ら投手陣が総崩れになった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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大阪近鉄 | 0 | 4 | 0 | 7 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 14 |
千葉ロッテ | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 |
ロッテは今季10度目となる2ケタ失点で完敗。山本監督は「ゲームは140試合あって消化試合じゃないんだ」と怒りをあらわにした。中でも先発の薮田が2回4失点KO。中継ぎ陣も乱れ、それぞれ失点を許した。薮田は前回登板の7月29日の西武戦(西武ドーム)でも、2回途中4失点で降板しているだけに、指揮官は「序盤の5回は最少失点でいってもらわないと困る」と次回の先発起用を白紙に戻した。
ロッテは平成13年のD1位・田中良がプロ初登板。7回にいきなり3失点したが、MAX148キロの速球で8、9回の2回を無難に抑えた。「はじめは緊張しましたが、あとの2回は自分のピッチングができましたので、次も投げることができると思います」と自らに合格点。山本監督から「これから楽しみな投手」と及第点をもらった。