両チーム合計21安打の乱打戦は、7−7で迎えた9回、2死一、三塁の場面から、塩谷が自身初となるサヨナラ打を放ち、オリックスが今季4度目のサヨナラ勝ちを飾った。なお、この試合で、サブローが今季両リーグ初、自身初のランニングホームランを記録した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 7 |
オリックス | 1 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 8x |
ミンチーがまさかの2回52球7失点で今シーズン最短のKOとなった。
同点の9回にシコースキーが塩谷にサヨナラ打を浴び打ち負け。山本監督は「最後は仕方ない。(5点差を)よく追いついたんだけどな」と諦め切れない様子。2回に一挙6点を失いながら、3回にフェルナンデスとサブローの適時打で3点。5、7回にも1点ずつを挙げ、試合の流れをつかんだかに見えたが、藤田が9回先頭の大島に四球を与えたことが致命傷。連勝ストップにいかにも残念そうだった。
サブローが2回に4号ランニングホームラン。左翼に上がった打球をブラウンが見失い、10メートル後方にポトリ。ブラウンが打球に触れていないため、失策は記録されなかった。「レフトが見えてなかったので一生懸命走りました。ラッキーとしかいいようがないですね」と自身初のランニング弾に、自分でも驚いていた。
重光昭夫オーナー代行は2日、東京・西新宿のロッテ本社で「フロント、コーチを含めて抜本的に変える必要がある」と来季は首脳陣、フロントを大幅に改革することを明らかにした。8年連続Bクラスが決定的な中、すでに新監督を模索中であることも初めて示唆。今季で1年契約が切れる山本監督が更迭されることは確実となった。また、ロッテは過去10年間、コーチ陣の顔ぶれがほとんど変わっておらず、今回は山下打撃コーチ、袴田バッテリーコーチらロッテOBがリストラの対象となりそうだ。
オーナー代行は5日に川北球団代表らと来季の編成について話し合う。ロッテは今季、現日本代表コーチの中畑清氏、元オリックス監督の仰木彬氏に水面下で打診したが、断られている経緯もあるだけに、新たな後任監督が議題に上るのは必至だ。
前メッツ監督のボビー・バレンタイン氏のロッテ復帰については球団としての接触を否定したが、オーナー代行が個人的なパイプを通じて打診中。また、球団サイドでは、OBも視野に入れており、有藤通世、村田兆治両氏らの名前が挙がっている。
今季5位に低迷している山本功児監督の解任が決定的となった。2日、重光昭夫オーナー代行が東京・新宿のロッテ本社で明らかにしたもので、後任監督候補にはロッテOBの村田兆治氏らの名前が挙がっている。
重光オーナー代行は47勝61敗2分け(1日現在)の成績について、厳しい表情で「下に1つ(オリックス)ありましたけど、上位をうかがうチャンスはほとんどありませんでした。1番チャンスがなかった年ですね」と、まだペナントレースは残っているのに言い方は“過去形”だった。
今年5年目を迎えた山本監督はフェルナンデス、ショート両外国人をはじめ、波留、垣内、井上純、原井らを獲得。打力アップを図りながら、6月10日の勝率5割を最後にその後は浮上せず、現在はAクラスも不可能な状況だ。
同オーナー代行は「新しいことをしていかなければいけません」と来季は新体制で臨むことを示唆。早速5日に川北球団代表と現場、フロントの抜本的な見直しに入る。
また後任について、一部で報道された元ロッテ監督・バレンタイン氏に触れた同オーナー代行は「個人的に(球団内部の者が)接触したかも分かりませんが、球団は接触していません」と復帰説を否定した。
川北球団代表は「自薦、他薦色々ありますが、まだ白紙の状態なので、シーズン終了後になるでしょう」と語っているが、本社筋ではいまだに根強い人気があるロッテOB、“マサカリ投法”の村田兆治氏を推す声もある。
ロッテの重光昭夫オーナー代行は2日、東京・新宿のロッテ本社で今季限りで契約が切れる山本功児監督の去就について「現時点では白紙なので、これから話し合っていきます」と初めて発言。その後「フロント、コーチを含めて抜本的に変えていく必要があると思います」とチームの大改革を断行する考えがあることを明かした。
山本政権5年目を迎えた今季はBクラスが決定的。オーナーサイドは監督を含めた首脳陣の指導力に疑問を抱いており、新監督の招聘を目指す方向で動いている。重光オーナー代行は5日にも川北球団代表と会談し、今後の方向性を固めたい考えだ。
ロッテは過去10年間、コーチ陣の顔ぶれがほとんど変わっておらず、今回は山下打撃コーチ、袴田バッテリーコーチらロッテOBがリストラの対象となりそうだ。重光オーナー代行は「5位固定みたいな感じで、上位をうかがうチャンスがほとんどなかった」と不満を漏らしているだけに今後の“聖域なき構造改革”が注目される。