わたしはかもめ2003年鴎の便り(9月)

便

9月5日

千葉ロッテ13−4日本ハム(千葉マリン)

ロッテは2回、フェルナンデスとショートの連続適時打などで3点を先制。3回に2点、4回には里崎の5号で1点、5回にはフェルナンデスと里崎の適時打で3点を挙げ、終わってみれば今季8度目の2ケタ得点、今季最多の16安打で日本ハムに大勝した。先発の清水直は自身の連敗を4で止めるとともに2年連続の2ケタ勝利、日本ハムには去年8月10日以来の勝利となった。

123456789R
日本ハム0000000404
千葉ロッテ03213040x13

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最多16安打

今季最多の16安打で13点を奪った。フェルナンデスは先制打を含む3本の適時打で3打点。大量援護に守られた清水直は、7回無死から5連打を許し、4失点で降板したが、約1ヶ月ぶりの白星で2年連続の2ケタ勝利に到達した。

「とにかく次につなぐことだけを考えた。いいところで打てて良かった。」
フェルナンデス
「前の堀が出てくれたからね。勢いに乗れて良かったよ。」
山下コーチ
「堀とフェルナンデスが猛打賞。クリーンアップに連打が出ると違う。本当によく絡んでくれた。」

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13得点快勝!清水直が2年連続2ケタ勝利[サンスポ]

清水直が2年連続2ケタ勝利となる10勝目(10敗)を挙げた。7回に5連打を浴びて4点を失い降板したが、それまではMAX147キロの直球で攻める投球。9勝目を挙げた先月4日のオリックス戦以来、丸1ヶ月ぶりの白星に「みんなに勝たせてもらいました」と笑みを見せた。

山本監督
「打線がよく打つようになったね。クリーンアップがよく打ってくれた。4番・堀も(3安打と)いいつなぎをしてくれたよ。」

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清水直やっと10勝

清水直が2年連続の2ケタ勝利を挙げた。初回、1死満塁のピンチを脱し勢いづくと、前半は直球、後半は変化球主体の投球で、6回まで無失点でしのいだ。2ケタに王手をかけてから5度目の挑戦でようやく到達。

清水直
「みんなに勝てせてもらった。攻める気持ちを忘れずに投げた。ローテで1年間投げることが目標なので、200回目指して頑張ります。」

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清水直、2年連続10勝[スポニチ]

清水直が5度目の挑戦で2年連続2ケタとなる10勝目を挙げた。7回途中4失点で降板したものの、今季最多の16安打の打線の強力な後押しを受けて「みんなに勝たせてもらった。正直ホッとしています」と素直に喜んだ。8月4日のオリックス戦(千葉マリン)で王手をかけた後に4連敗。山本監督も「本当に苦しんでいたけど、いい経験。本人にもチームにも価値がある」と目を細めていた。

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来季監督は来月初旬結論

重光昭夫オーナー代行が5日、10月初旬には来季監督を決めたい意向を明かした。この日、東京・西新宿のロッテ本社で川北球団代表、広野編成部長と三者会談を行ったオーナー代行は、来季体制について「10月第1週までには、なんとかしたい。トレードなどゴタゴタするでしょうから。それまでに、ある程度の結論を出さないといけないでしょう」と話した。

来季新監督として招聘を目指す、1995年にロッテを2位に導いたボビー・バレンタイン氏は、解説者を務めている米スポーツ専門局ESPNとの契約が残っており、態度を保留しているとみられる。重光武雄オーナーも8月に、新監督就任について「9月の終わりか(シーズンが)終わってからになるでしょう」と見通しを明かしている。

◇進退は明言せず

山本監督は試合後、自らの進退に関して、全日程終了まで明言しないとして。「今が1番大切な時期。(自分の去就について)話してしまうと、選手が試合に集中できなくなる」と、残り試合に全力投球したいと訴えた。だが、バレンタイン氏の復帰に向けた動きが明らかになるなど、去就がにわかにクローズアップされている。このことに困惑しながらも、若手育成への情熱を語るうちに、つい「自分には来年、再来年はないから」と、意味深な言葉を残した。

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山本監督の解任決定[スポニチ]

ロッテは5日、東京・西新宿のロッテ本社で重光昭夫オーナー代行、川北智一球団代表、広野功編成部長らが編成会議を開き、今季限りで契約が切れる山本功児監督の解任を決めた。注目の後任監督について重光オーナー代行は「来季監督については、これから検討していきます」と語った。候補には元ロッテ2軍監督のレン・サカタ氏(現SFジャイアンツの巡回コーチ)らの名前が挙がっているが、「1人の意見では判断できない。外部を含め、色々な人の話を聞きます。日本シリーズ前の10月の第1週までに結論を出したい」と話した。

一方、山本監督は千葉マリンでの日本ハム戦終了後に「オレには来年、再来年がないけど…」と今季限りの退団を認める発言をした上で「色々言うと、若い選手がそわそわする。これから秋にかけては成長する1番大事な時期だから」と伸び盛りの選手達を気遣っていた。

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早坂は将来の盗塁王候補(ファーム1番星)[サンスポ]

月イチ恒例のファーム特報。橋本清氏の推す今月の推奨株は、早坂圭介外野手。高校を卒業して1年目の今季、同じく1年目の西岡剛内野手と共に1軍に抜擢され、ヒットこそ出なかったが、4打席立つこともできた。直線走ならチームの先輩、小坂より速いという足に惚れ込んだハシキヨは、未来の盗塁王に1軍定着への“術”をアドバイスした。

早坂の売り物は足です。アマ時代に俊足と言われた選手はごまんといますが、プロではサインが出てもなかなか走れんもの。ところが「こいつだけはいつも1発でスタートを切る」と西村守備走塁コーチも思い切りの良さに感心していました。

背番号68のせいか巨人の後輩、鈴木とダブります。左打ちの打撃もセンス良くみえますが、気持ちよさそうに打ってるのがどうも気に入らない。

「芯に当てるヒットより、どん詰まりでいいからいやらしい内野安打を目指せ」と言うと「監督コーチからも足をいかすバッティングをしろと言われています」と話していました。

今季は赤星(阪神)、鈴木といった小柄で俊足の選手の活躍が目立ちますが、打率ベスト10に入る赤星でも進塁打が欲しい場面で左方向に打ち上げてしまい、星野監督に苦い顔をされています。どうしても非力な打者は外角に力のある球で攻められると、引っ張りきれない。

打者である以上「ホームランを打ちたい」「打率をあげたい」との思いはある。早坂の憧れもレンジャースのアレックス・ロドリゲス。目標が大きいのはいいことですが、せっかく抜擢された大事な場面で、役割に徹しきれずにチャンスを失った選手をボクは数多く見ているだけに、早坂は早く“欲”を捨て去って欲しい。

たまたま休みの日の過ごし方を聞いたとき「ビリヤードによく行きます」という早坂の答えを聞き、ピンときました。「そうや。キューで球を突くような気持ちでコンパクトに叩いていけばいいんやないか」と。早くプロで生きていくための打撃スタイルを体に覚えこませること。そうすれば1軍へも楽々セーフなはずや。

早坂圭介(はやさか・けいすけ)
昭和59年6月19日、神奈川県生まれ、19歳。横浜商工高から今季、ドラフト8巡目でロッテ入団。中学時代は軟式のクラブチームでセンターとして関東大会に出場。高校では1年からショートで1番を打ち、3年夏の県大会ではベスト8。50メートルを6秒0で駆け抜ける俊足は魅力十分。1メートル76、63キロ。右投げ左打ち。独身。背番号68。年俸480万円。

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