わたしはかもめ2003年鴎の便り(10月)

便

10月1日

千葉ロッテ5−1福岡ダイエー(千葉マリン)

ロッテは2回、サブローが自身最多となる10号2ラン、さらに渡辺正の適時打で3点を先制。8回にもフェルナンデスの適時打で2点を追加して試合を決めた。投げては先発の渡辺俊が、9回2死から1点を取られて2年ぶりの完封こそ逃すが、ダイエー打線を5安打に抑え、2試合連続、今シーズン3度目となる完投勝利で自身5連勝。ダイエーは斉藤が寝違いによる首痛で予告先発を回避。代わりの今シーズン初先発の星野が8回を投げきるも、9回の本間の適時打のみで打線の援護が無かった。

123456789R
福岡ダイエー0000000011
千葉ロッテ03000002x5

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渡辺俊があと1死で完封を逃す[サンスポ]

渡辺俊があと1死で、一昨年9月3日以来2度目の完封を逃した。9回2死から松中、城島に死四球を与えた後、本間に痛恨の中前タイムリーを浴びた。「2死を取ったところで完封を意識して大事に行き過ぎました」。ただ、好投での8勝目が認められ、残り8試合で2試合登板の機会が与えられることに。「2試合完投すると規定投球回数に到達します。そして2つ勝てば10勝ですね」と気を取り直した。

山本監督
「あと2試合完投すれば規定投球回数(140回)に到達するので、投げさせます。」
サブロー
「カーブをうまく引きつけて打つことができた。やっと(自己最多の)10本に届きました。」(先制10号2ラン)

◇連盟に要望書

ロッテは9月30日に千葉マリンで行なわれたダイエー戦の4回、フェアかファウルかのジャッジが曖昧だったとして「審判員の技術向上を願う」要望書をパ・リーグ連盟に提出した。

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渡辺俊、あと1死で完封を逃す

渡辺俊が完投で8勝目。完封目前の9回2死から四死球をきっかけに1点を失い、2001年9月3日以来の完封を逃がした。これで今季の投球回数は123。規定到達まであと17回と迫った。山本監督も「あと2度投げさせ、投球規定回数に乗せる」と明言。

渡辺俊
「もったいない。1点もやりたくないなっていうのが悪い方に出ちゃった(苦笑)。あと2回とも完投しないと。でも(2ケタ勝利と)両方できたら最高ですね。」

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渡辺俊、5連勝で8勝目[スポニチ]

ロッテのサブマリン渡辺俊が5連勝で8勝目を挙げた。9回に1点を失い、完封こそ逃したものの、ダイエー打線を100キロ台のシンカーで幻惑。「(優勝明けの)今日のダイエーは参考にならないと思う」と笑わせたが、ダイエーに無傷の3連勝でキラーぶりを発揮した。自身初の10勝まであと2勝。通算123回を投げ規定投球回数にもあと17回に迫り「両方できたら最高」と残り2回の登板に意欲を見せていた。

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巨人、ロッテ・山本監督招聘[スポニチ]

巨人が今季限りでロッテを退団する山本功児監督を招聘することが1日、明らかになった。来季監督への就任が決まった堀内恒夫氏が福浦、サブローらを育てた手腕を評価したもの。ポストは1軍打撃コーチが濃厚だが、2軍監督の可能性もある。また、緒方耕一2軍外野守備走塁コーチの1軍昇格案が検討されるなど、巨人の来季陣容が徐々に固まってきた。

今月30日に開始される宮崎秋季キャンプは現有戦力の実力アップ、若手の底上げが大きな目的だが、その指導者として白羽の矢が立ったのがロッテの山本監督だ。

山本監督は現役時代に代打で通算11本塁打を放つなど勝負強い打撃を誇っただけでなく、ロッテ時代の84、85年にゴールデングラブ賞を受賞するなど、攻守にわたる全力プレーが売り物。指導者となってからも若手選手育成の手腕には定評があり、現在ロッテの主力に成長した福浦、サブローらの実力を開花させた実績がある。主力選手の世代交代も求められる時期だけに、体を張った情熱ある指導が信念の山本監督は、チーム改革にはうってつけだ。

既にロッテ退団が決まっている山本監督は本紙の取材に対し「何も聞いてない。オレは今、140試合任されている。ほかのコーチが(去就が)決まってないのに、オレだけ動くようなことはしない」と話しているが、巨人関係者から水面下で入閣を打診されている。今季の全日程が終了する12日を待って、正式に入団要請を受諾することになる。ポストは現時点では1軍打撃コーチが濃厚。堀内氏が「自分の1番苦手な部分」と唯一不安視している打撃面のサポートを担うことになるが、育成に主眼が置かれる2軍監督となる可能性も残されている。

既に須藤豊氏のヘッドコーチ就任と、池谷公二郎氏の1軍投手コーチ就任が確実視されている。また、堀内氏が「自前のコーチをつくっていかないといけない」と話しているように、将来を睨んだ若手指導者の育成も並行して行う方針で、緒方2軍外野守備走塁コーチの1軍昇格も検討されている。昨年、イースタン・リーグで111盗塁を記録しながら盗塁死は102と不安定だった走塁面を、今季は125盗塁、盗塁死52とした指導力への評価は高い。その一方で、井上2軍打撃、高田2軍作戦兼バッテリー両コーチの今季限りでの辞任が確実となるなど首脳陣人事は急ピッチで進んでいる。原監督の辞任でいったんは止まっていた組閣だが、堀内政権の全陣容は近日中に固まる。

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