わたしはかもめ2003年鴎の便り(10月)

便

10月6日

次期監督の第1候補に元監督のバレンタイン氏[サンスポ]

ロッテ・重光昭夫オーナー代行は6日、元ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏を次期監督の第一候補に絞ったことを明かした。しかし、同氏は米大リーグ監督復帰を希望、招聘が不調に終わった場合は広野功・編成部部長の昇格が有力視される。

東京・新宿のロッテ本社でこの日、川北智一球団代表と次期監督について協議した重光オーナー代行は、バレンタイン氏を第1候補にした理由を「本人が不完全燃焼のまま帰国したので、日本でやりたい希望を持っている」と語った。

同氏は平成7年にロッテを率い、チームを10年ぶりのAクラスとなる2位に引き上げたが、広岡達朗GM(当時)と対立して1年で退団、帰国した。米国では2000年にメッツの監督としてワールドシリーズに導くなど米国内でも手腕は評価され、数球団で次期監督候補とされている。

同氏は米テレビ局との専属契約もあり、ロッテとの交渉は難航必至。実際には広野氏の内部昇格が有力とみられる。

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ボビー!カムバック!![スポニチ]

どうしてもボビー!!ロッテは6日、来季の新監督に95年に監督を務めたボビー・バレンタイン氏(現ESPN解説者)の招聘を中心に交渉を進めていく方針を明らかにした。球団サイドはここにきて、95年にロッテを2位に導いた実績、人気面からバレンタイン氏を最有力候補に決定。同氏はメジャー数球団からも監督就任要請の話があるため、破格の3年7億円の条件を提示して猛烈アタックをかける。

ロッテを立て直せる人物は、やはりほかにはいないということなのだろう。重光オーナー代行はこの日、川北球団代表と東京・新宿区のロッテ本社内で新監督問題について話し合い、初めて候補者の名前を口にした。最優先で挙げたのはファンから愛されたあのボビーことバレンタイン氏だ。

重光オーナー代行
「日本でやりたいという情報があったので、今後はバレンタインを中心に交渉を絞り込んでいきたい。」

9月5日に行われた編成会議でもバレンタイン氏の名前が挙がったが、高年俸がネックとなり一時は断念した。そこで95年にロッテの2軍監督を務めたレン・サカタ氏(現SFジャイアンツ巡回コーチ)や西武・伊原監督、大矢明彦氏(野球評論家)をリストアップ。調査を進めてアプローチをかけたが、ここでも条件面などで折り合いがつかなかった。それまでも現場サイドと本社側とで意見が対立。候補者を絞り込めなかったが、万年Bクラスのロッテを根底から変えられる実力があり、ファンからも支持される新監督をと見直した結果、バレンタイン氏以外にいないとの結論に達した。

ただ、ロッテ側には「これからスタートするので難航する可能性がある」(重光オーナー代行)との危惧もある。00年にメッツをワールドシリーズに導いた手腕は米球界でも高く評価されており、ヤンキースのほかオリオールズ、ホワイトソックス、レンジャーズから新監督としてオファーがあると言われているからだ。そのためロッテ側は破格の3年7億円以上の好条件を用意。95年の解任時、契約年数、年俸なども退団の要因となった反省を踏まえてのものだ。

球団は今月下旬からの秋季キャンプまでに全スタッフを揃えたい意向。交渉が長期化した場合にはフロントでコーチ人事を決める。バレンタイン氏以外にはOBの村田兆治氏(野球評論家)ら2人の候補者がいるが、まずはバレンタイン氏に猛烈アタック。ロッテ再生に懸ける。

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次期監督、バレンタイン氏中心

重光昭夫オーナー代行は6日、今季限りで退任する山本功児監督の後任に、元ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏を招聘する考えを明らかにした。川北球団代表らと会談したオーナー代行はこの日、東京都内のロッテ本社で「(元ロッテ監督の)ボビー・バレンタイン氏を中心に考えている」と語った。バレンタイン氏は1995年にロッテを率い、チームを最後のAクラス(2位)に引き上げた。1年で退団後は、米大リーグのメッツ監督として2000年にナ・リーグ優勝をもたらし、昨年で退いている。球団側が候補の個人名をあげたのは初めて。

ただし、バレンタイン氏には大リーグの球団からも監督要請があると見られ、曲折が予想されるが、現在も重光オーナー代行との親交は続いており、今夏も米国出張中に会ったという。球団としては、10月末からの秋季キャンプまでに全スタッフを揃えたい意向。交渉が長期化した場合はフロントでコーチ人事を決める。バレンタイン氏以外には2人の候補者がいて、1人は監督経験者だという。

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川相に興味

引退を表明し、2軍内や守備走塁コーチ就任を要請されていた巨人・川相昌弘内野手の退団が6日決まった。今後は、保留選手名簿から外れる形で、12月2日から自由契約選手になる。ただし、正式に自由契約となる前でも他球団との交渉はできるよう、球団の許可をもらった。

広野編成部長は川相について「大いに検討する必要がある」と語った。チームでは、渡辺正、今江、西岡ら、大成が期待される若手内野手を抱えており、川相は戦力にとどまらず「生きた教材」としての効果も見込めそうだ。きめ細かな采配をするバレンタイン野球にもフィットするとみられる。

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