米大リーグ、前メッツ監督のボビー・バレンタイン氏が23日(日本時間24日)、解説を務めるスポーツ専門局ESPNの番組内で「日本からいいオファーがある」とコメント。また、ワールドシリーズ取材のために滞在中のマイアミで、大リーグ公式ホームページのインタビューに「来週日本に行き(来季監督就任を要請されているロッテと)契約するだろう。その前に、契約が(私にとって)正しいことなのか気持ちの整理をしないといけないけれどね」と語った。
バレンタイン氏は1995年にロッテ監督に就任。10年ぶりのAクラスとなる2位という好成績を残した。1999年と2000年にはメッツを率いてプレーオフ出場。2000年にはチームを1986年以来のワールドシリーズに導いた。ロッテでは当時の広岡GMとの確執などで1年で解任されたが、フロント内にも復帰を望む声は多かった。既に重光オーナー代行はバレンタイン氏の監督就任が内定状態にあることを明言。バレンタイン氏が来日する来週には、複数年契約を含めた細部の詰めが行われるもようだ。
米大リーグ公式ホームページに語ったことについて、川北球団代表は「その話は聞いていないが、11月に正式交渉に臨む方針に変わりはない。バレンタイン氏の個人的な考えだと思う。来週は実行委(28日)、オーナー会議(31日)などスケジュールがたて込んでおり、こちらから持ちかけた日取りではない」と語った。ロッテはバレンタイン氏と契約年数や年俸など具体的な条件について腰を据えて話し合いたいとしており、川北代表はバレンタイン氏の今年のスケジュールが全て終わる11月初めの交渉を予定している。
ロッテの次期監督候補で、前メッツ監督のボビー・バレンタイン氏が「来週中にも日本に行き(監督として)契約するだろう」と米大リーグ公式ホームページに語ったことについて、ロッテの球団首脳は24日、困惑の表情を浮かべた。
同氏はHP上でワールドシリーズが行なわれているフロリダ州マイアミで「気持ちを整理したいが、おそらく(日本で)契約を交わすだろう」とも話したとされるが、ロッテ・川北球団代表は「バレンタイン氏の個人的な考えだと思う。来週は実行委(28日=東京)、オーナー会議(31日=福岡)などスケジュールがたて込んでおり、こちらから持ちかけた日取りではない」と語った。
ロッテはバレンタイン氏と契約年数や年俸など具体的な条件について腰を据えて話し合いたいとしており、川北代表は同氏の今年のスケジュールが全て終わる11月初めの交渉を予定している。
ロッテはバレンタイン氏が監督に就任して2位に導いた平成7年以降8年連続Bクラスに低迷しているだけに指導者として手腕を高く評価。「金銭的なことは本社も了承している」と重光オーナー代行は語っている。同氏への条件は年俸3億5000万円、3年契約と見られる。
近鉄は24日、藤井寺球場で入団テストを行い、前ヤクルトの戎信行投手が2次審査を通過し、最終候補に入った。野手では前ロッテの伊与田一範外野手が最終候補まで残った。合否は球団から後日発表される。
近鉄は藤井寺球場で前日23日に続いて入団テストを行い、投手では前ヤクルトの戎、野手では前ロッテ・伊与田が2次審査を通過し、最終候補に入った。梨田監督は「戎は夏にひざを手術したから状態を確認してから。伊与田も打撃は良くなっていたが、とりあえず保留です」と話した。オリックス時代の00年に最優秀防御率に輝いた戎は「体さえ戻ればやる自信はある。生まれ育った関西でやりたいですから」と合格通知を心待ちにしていた。