11月5日11月5日バレンタイン新監督が5日、ロッテ浦和球場の秋季キャンプを視察した。コーチ陣とのミーティング後、室内練習場で選手と対面。「我々はチャンピオンになれる。毎日、そのことを頭に入れて戦おう」と語りかけた。久し振りの古巣に「若手にもベテランにも、印象的な選手がいる」と語った。米大リーグ、前メッツの新庄剛志外野手の獲得についても「私が必ず会って話す」と直接交渉を明言した。
ロッテ・重光昭夫オーナー代行は5日、ダイエーからFA宣言した村松有人外野手獲得に関して、前向きな姿勢を示した。この日、さいたま市のロッテ浦和球場で行われている秋季練習を視察した同オーナー代行は「他チームの来季の情勢を見てみますと、来年は優勝のチャンスが十分あります。補強には全面的に協力します」と発言。メッツ傘下3Aの新庄剛志選手獲得と並行して、村松の獲得に乗り出す考えを明かした。
ロッテのボビー・バレンタイン監督が5日、さいたま市の浦和球場で行われている秋季キャンプで“始動”した。
黒のジャージーに身を包んだ指揮官は1、2軍選手、コーチ、スタッフの前で「いつもチャンピオンだと思って行動しろ。夢に描いていれば必ず達成できる」と力強く訓示。さらに新庄獲得の意思をあらためて表明した。日本ハムも獲得に動いているが「競争する立場にいるんだから負けたくない」。ただ、阪神・伊良部については「彼は阪神に残るだろう」と獲得は否定。練習後には1軍コーチ陣と夕食をともにして親睦を深めた。
この日は重光オーナー代行が秋季キャンプを異例の視察。優勝から29年間も遠ざかっているだけに「来年こそはうちの番でしょう。トレードも含めて積極的にいく」と明言。万年Bクラスからの脱出へ、バレンタイン監督の全面バックアップを約束していた。
ボビー・バレンタイン新監督が5日、ロッテ浦和球場での秋季キャンプを視察した。東京都内のホテルから電車で球場に到着した指揮官は、コーチ陣と最初のミーティングを終えると、室内練習場で選手たちと対面。久々の再会を喜び合いながら、選手全員と握手した。新監督は「我々はチャンピオンになれるチーム。毎日、そのことを頭に入れて戦おう。聞きたいことがあれば、いつでも聞きに来てほしい」と語りかけた。
しかし、バレンタイン監督は「3週間は指導しない。ビザの関係で、仕事をしてはいけないんだ」と、「見るキャンプ」に徹する意向を明かした。ユニホームも着ない。この日も、ウインドブレーカー姿で精力的にフリー打撃やブルペンをチェックし、清水直の投球練習などをじっくり観察したが、選手に指導はしなかった。
前回指揮を執った1994年の秋季キャンプは実戦形式の練習が話題となったが、初めは見ているだけだった。「戦力を把握したいから」と、9年前も同じことを話している。今回はそれを徹底する意向だ。
見られるのは選手だけではない。3日の監督就任会見でコーチ陣容が決まったが、ヘッドコーチは空白のまま。バレンタイン監督は「明日（6日）からコーチの面接を始める」と、コーチも見る対象とした。川北球団代表は「コーチも競争なんです」と、バレンタイン監督の方針に賛同した。
新監督は久し振りの古巣の練習に「若手にもベテランにも印象的な選手がいた。今後はコーチ達と話し合い、チーム構想を描きたい。」と語った。米大リーグ、前メッツの新庄剛志外野手の獲得についても「私が必ず会って話す。」と直接交渉を明言した。ただ、阪神・伊良部については「彼は阪神に残るだろう」と獲得は否定。練習後には1軍コーチ陣と夕食をともにして親睦を深めた。
午後の1軍練習には重光昭夫オーナー代行も駆けつける熱の入れよう。優勝から29年間も遠ざかっているだけに「来年こそはうちの番でしょう。トレードも含めて積極的にいく」と明言。万年Bクラスからの脱出へ、バレンタイン監督の全面バックアップを約束していた。また、村松獲得にも興味を示した。重光昭夫オーナー代行が「村松？必要な選手ならば、お金は出します。監督と球団代表が話し合うでしょう」と話した。新庄獲りと比べれば温度差はあるものの、積極的な選手補強の意思を十分に感じさせた。
浦和球場には、初めてチームに合流するバレンタイン監督を一目見ようと、約500人のファンが集まった。ブルペン、グラウンドと、バレンタイン監督が往復する度に、サインを求めるファンも大移動。バレンタイン監督は、律儀にサインに応じていた。練習後、「200回はサインしたよ」と苦笑いしていた。
パ・リーグは6日、東西対抗（9日・静岡）の出場を加藤（オリックス）、小坂（ロッテ）小関（西武）が辞退し、代わりに小倉（オリックス）、渡辺正（ロッテ）、赤田（西武）が出場すると発表した。
前メッツ傘下3Aノーフォーク・新庄獲りについて、5日に予定していた新庄サイドとの初交渉が延期されることになった。理由は代理人に弁護士の資格がないためで、三沢取締役は「会うときは本人です」と日程調整に入った。また、ヒルマン監督も「チームに貢献したい」と出馬を表明した。