わたしはかもめ2003年鴎の便り(11月)

便

11月9日

パ・リーグ東西対抗

パ・リーグ東西対抗が、静岡県営草薙球場で27000人の観衆を集めて行われ、西軍が9回、鳥越(福岡ダイエー)のサヨナラ2点本塁打で東軍を9−7で下した。通算成績は西軍の10勝5敗2分。鳥越が最優秀選手に選ばれ、賞金100万円を獲得した。試合は両軍計28安打の乱打戦。西軍は1回、打者11人の猛攻で一挙6点を先制した。東軍も堀(千葉ロッテ)の2打席連続2ランなどで反撃。5−7の9回2死から坪井(日本ハム)の2ランで同点とした。規定により引き分けが目前だったその裏2死二塁で、鳥越が吉崎(日本ハム)から中越えに運んだ。

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東軍0000120227
西軍600000002x9x

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堀が2打席連続2ランの猛打賞で優秀選手

試合前のホームラン競争に登場して、5本をスタンドに叩き込んだ堀が、本番のゲームでも大爆発した。6回表、2死一塁の場面に代打として登場。和田から左中間スタンドへ2ランを叩き込むと、8回表には、1死一塁のチャンスに新垣からセンターへ2打席連続となる2ランを放った。9回表にも得点にはつながらなかったものの、センター前にヒットを放ち猛打賞を記録した。バレンタイン監督が視察に訪れたが、即席サイン会のため本塁打を見ていないことを伝え聞くと「うろうろするなよなぁ(笑)」と笑い飛ばしていた。また、6番ファーストでスタメン出場した福浦も猛打賞と気を吐いた。

「そのまま引き分けだったら自分がMVPだと思ったのに。この時期、オレ強いんだよ(笑)。監督が見ていても特別意識はしなかったですね。とにかく、打てなかったピッチャー(ダイエーの和田、新垣)から打てて楽しみました。」
福浦
「これで少しはバレンタイン監督にアピールできたかな。」

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バレンタイン大人気

パ・リーグ東西対抗に視察に訪れたバレンタイン新監督が、忙しく動き回った。試合前には主催者に頼まれ、グラウンドでファンに向かって「ロッテは来年勝つでしょう」と挨拶。

バックネット裏のVIPブースで観戦していたバレンタイン監督は、4回裏が終了した時、1人で外野席に向かった。この行動は実は左中間席で独特の応援をしていた約300人のロッテファンが原因(?)だった。「熱狂的なロッテファンと一緒に外野のほうから見たら、どういうものか見たくなって」というバレンタイン監督。ところが、ロッテファンが陣取る左中間にたどり着く前に、あっという間にファンに囲まれた。次から次へファンが殺到。約1時間のゲリラサイン会に、地元の少年野球選手を中心に約500人が集まった。

大会本部はケンカと勘違いして、警備員を外野に約10人緊急派遣。球団関係者も駆け付けた。そんな中、バレンタイン監督は終始笑顔でサインに応じた。7回表まで続いたサイン会で、中盤の試合はほとんど見られなかった。2本塁打を放ち優秀選手に選ばれた堀の、1本目も見逃したが「堀は、私の注意を引きたくて打ったんじゃないの」とジョークを交えて活躍に喜んでいた。「早く各チームの選手の力量を把握したい」と意欲を見せていた情報収集は「あまり選手を見ることができなかった」と苦笑いだが、選手の観察よりも、ファンへの挨拶を優先した。

池田マネジャー
「トイレに行ったのかなと思っていたら、いつのまにか外野、群集のド真ん中にいるんですから…。」
バレンタイン監督
「ロッテファン1番ね!自分のチームでもあるけれど、ファンのチームである。選手にも奨励してファンとの交流を積極的にやっていきたい。」

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バレンタイン監督が外野席乱入で復帰アピール[サンスポ]

ロッテのボビー・バレンタイン監督が9日、パ・リーグの東西対抗の試合中に外野席でサイン会を行うパフォーマンスで、ファンに復帰をアピールした。

4回表の東軍の攻撃が始まったときだ。ファンでぎっしり埋まったバックスクリーン左の芝生席が騒然となった。観衆が一斉に立ち上がり、熱戦を繰り広げているグラウンドに背を向けて1点に群がる。その中心にいたのがバレンタイン監督だった。

「トイレに行ったのかなと思っていたら、いつのまにか外野、群集のド真ん中にいるんですから…」と目を白黒させたのは池田マネジャー。この行動は実は左中間席で独特の応援をしていた約300人のロッテファンが原因(?)だった。「熱狂的なロッテファンと一緒に外野のほうから見たら、どういうものか見たくなって」という同監督。ところが、その応援団の席まで行きつけないうちに大勢のファンに捕まってしまった。

同監督はファンが差し出す色紙や手帳に、笑顔で応えてペンを走らせ、即席のサイン会が一段落したのは6回表が終了したとき。1時間近く書きまくったその数はざっと300枚に及んだ。

「早く各チームの選手の力量を把握したい」と意欲を見せていた情報収集は「あまり選手を見ることができなかった」と苦笑いだが、試合前のセレモニーでも日本語で挨拶して大きな拍手を浴びるなど、復帰アピールは大成功だったようだ。

◇ヒルマン監督がバレンタイン監督と感激の対面

日本ハム・ヒルマン監督が、ロッテのバレンタイン監督と感激のご対面。来日前に電話で話したことはあるものの、直接会うのは初めてというヒルマン監督は「私が1年間やってきた体験を聞いてもらいました。(ロッテも獲得を目指す)新庄の話?それはノーコメント」といいながらも楽しそうだった。

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ボビー、試合そっちのけでファンサービス[スポニチ]

ロッテのボビー・バレンタイン監督が9日、選手に“ファンサービスのすすめ”を唱えた。パ・リーグ東西対抗を視察した指揮官は試合をそっちのけで、ロッテファンが半数を占めた東軍の左翼席に“乱入”。約500人のファンに快くサインに応じ「選手にも奨励してファンとの交流を積極的にやっていきたい」とファンあってのロッテを実践してみせた。

4回が終了した直後だった。予想外の登場にロッテファンは大喜び。ファンを愛する指揮官はサインペンで汚れたシャツも気にせず「ロッテファン1番ね!」と連呼。人波が絶えない異常事態となり、最後は球団側が5人の係員に誘導を要請して外野席から脱出させる珍騒動となった。

即席サイン会でファンとの交流を楽しんだ指揮官。「自分のチームでもあるけれど、ファンのチームである」というロッテに新風を吹き込むつもりだ。

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村松獲得へ単年1億で勝負

村松獲得へ、ロッテは、単年1億円で勝負を挑む。10日の初交渉を控え、広野編成部長は「ウチは基本的に複数年契約を結んでいない」と、村松に1年契約1億円の条件提示をすることを明かした。「ダイエーも脅かす存在になるチームの一員になって欲しい」と、金銭以上に、バレンタイン監督就任による環境面をアピールする構えだ。

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