バレンタイン監督がチーム改革第1弾の“異動”を発令した。ドラフト1巡目ルーキー西岡を遊撃から二塁にコンバート。「20歳ぐらいの選手で、あれだけ潜在能力があるのは見たことがない」と話し、その潜在能力を最大限に引き出すための配置転換となった。二塁にはベテラン堀がいるが、西岡は「3拍子をアピールして1軍に居続けられるようにしたい」と意欲的。練習後の契約更改では現状維持の年俸700万円でサインし、来季の年俸アップのためにも二塁の定位置奪取を誓っていた。
バレンタイン監督が17日、原石を発掘した。プロ1年目、秋季キャンプの1軍組に抜擢された西岡剛内野手(19)を大絶賛した。西岡はシート打撃で薮田、戸部から豪快なアーチを連発。パワフルな打撃に新監督の視線がくぎ付けになった。順番待ちの間に監督自らバットを握り、「思い切って振って、ボールを遠くに飛ばしなさい」とアドバイス。バレンタイン監督は西岡を遊撃から二塁にコンバート、堀と正二塁手を争わせる方針。
ロッテの契約更改のトップを切って交渉に臨んだD1巡目の西岡(大阪桐蔭)は、1軍に7試合出場して9打数3安打の成績を残したものの、ファームでは打率.216(77試合)だった。ダウン覚悟で臨んだ席で「将来性を見据えているといわれて、現状維持でした」。笑顔の1発サインだった。
契約更改が始まり、西岡、田中充、酒井、鈴木、丸山、ユウゴー、塀内、青野、金沢の9選手が来季の契約を行った。契約更改のトップを切って交渉に臨んだ西岡は、1軍に7試合出場して9打数3安打の成績を残したものの、ファームでは打率.216(77試合)だった。ダウン覚悟で臨んだ席だったが現状維持の年俸700万円で1発サインだった。
契約更改(11-17) | ||
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田中充 | 740 | ▼100 |
酒井 | 720 | ▼80 |
鈴木 | 620 | ▼100 |
西岡 | 700 | 0 |
塀内 | 570 | 0 |
丸山 | 560 | ▼20 |
ユウゴー | 560 | ▼20 |
金沢 | 490 | △10 |
青野 | 470 | 0 |
8年前から導入しているデータ解析システム「アソボウズ」を来季から英語版に改良することが分かった。この日、システム開発を手掛ける「データスタジアム(本社・東京都中央区)」の担当者3人がバレンタイン監督を訪問。リクエストを聞いた。バレンタイン監督はメッツ監督時代にも同システムを愛用。「前回(1995年)はデータ付属のハンディがあった。これはいい手助けになる」と歓迎していた。
ダイエーを解雇された大越のロッテ入団テストが17日、始まった。「守備と足に期待している」と、バレンタイン監督。初日を終えた大越は「自分の能力をどう生かしていくかを考え、明日もやっていきたい」とテスト最終日の18日、合格を目指して全力でぶつかる。
ロッテの秋季キャンプにテスト参加し来季入団が決まったベニー・アグバヤニ外野手が成田発の飛行機で帰国した。