11月24日11月24日今季9勝を挙げた渡辺俊が、来季の2ケタ勝利へ向け、新球「極遅球」のマスターを誓った。元々直球は130キロ前後と速球派ではないが、飛び切り遅い球を武器に、来季の飛躍を目論む。秋季キャンプで合流したバレンタイン監督が、全投手にチェンジアップのマスターを指令したことを受けての挑戦。「直球と同じ腕の振りで、20キロ以上速度差があれば、効果的だと思う」と、新境地開拓に意欲的だ。キャンプで既に試投しており「（ヤクルト）高津さんのシンカーと同じ握りなんです」と中指と薬指に挟む握りを披露した。まだ直球と同じように腕を振れないというが、臨時フィジカル・フィットネスインストラクターのトム・ハウス氏からは絶賛された。渡辺俊は「遅すぎてもダメ。100キロ前後がベスト」というスピードダウンを念頭に置いている。この日は、千葉県内で球団主催のゴルフコンペに参加した。「（グロスで）121。散々でした。100を切ったのは1度だけなんです」と苦笑い。
2年連続2ケタ勝利をマークした清水直が、今オフの契約更改交渉で目標額を1億円に定めた。今季の年俸5400万円からの大台突破に向け「2年連続で最多勝争いに絡んでることを強調できる」と自信たっぷり。リーグ最多の204回1/3に登板し、防御率でも西武・松坂、ダイエー・斉藤に次ぐ3.13をマーク。査定では小林雅と並んでトップに立っているだけに「言える材料はたくさんある」。01年オフに3年目で1億円に到達した小林雅に次ぎ、4年目で大台に到達した成本、黒木に並ぶスピード昇給を誓った。
ドラフト7巡目指名した藤井宏海投手の入団が24日、決まった。伊藤スカウトが福井市内のホテルで交渉し、契約金2000万円、年俸450万円（金額は推定）で契約した。背番号は64。福井高校ではエースとして活躍したが、今回の指名はバッターとしての力を評価されてのもの。今夏に行われた、第5回アジアAAA野球選手権大会では、甲子園未出場ながメンバーに選ばれ、バッターとして4番を務めた。
今年までの日本ハム球団のマスコット・ファイティーの来季続投が決まった。球団移転と共に新マスコットも決まっているが、来季12試合を予定する東京ドームでの主催試合では新マスコットと共に登場する。今年で10年目となるファイティー人気は根強く、球団・本社などにはファンからの存続を願う声が殺到していた。今村球団社長も「メールやら何やら、すごい反応だったからね」と、人気の高さに驚いた様子だった。