わたしはかもめ2003年鴎の便り(12月)

便

12月3日

小宮山「ロッテ復帰は奇跡です」、オーナー代行直接要請に決断[サンスポ]

ロッテに元エースが戻ってきた。米大リーグの元メッツ・小宮山悟投手が3日、千葉マリンで入団発表を行った。5年ぶり古巣に復帰した同投手は「1年間のブランクはない。優勝に貢献したい」と熱く語った。

球団フロントとの軋轢から4年前に自由契約になり、追われるようにして横浜の門をたたいた。小宮山は会見で「再びロッテのユニホームを着れたのは奇跡です」と言った。

横浜で2年間プレー。昨年、大リーグに挑戦してメッツ入りを果たしたものの、わずか1年で解雇された。今年、野球浪人をしてチャンスをうかがったが、どこの球団からも誘いがなく諦めかけていた矢先、古巣からの入団要請だった。

小宮山
「信じられなかった。重光オーナー代行から直接電話で“過去にああいうことがあったけれど、帰ってきてくれるか”といわれて決断した。チャンスを与えてくれて感謝してます。」

問題なのは1年間のブランク。この間のトレーニングは、母校・早大で後輩を指導しながらのもので不足は否めない。しかし「先発投手として監督の期待に応えられる形でマウンドに立てる。微力ながら、優勝に貢献したい」と自信たっぷりに話した。

◇李、「ロッテも有り得る」

ロッテから身分照会があったシーズン56本塁打のアジア記録保持者・李承Y内野手が、正月番組のテレビ収録を終え、韓国に帰国した。帰国前「ロッテを含めて全てのチームに(入団の)可能性がある。ドジャースよりロッテの方が条件が良ければ、ロッテも有り得る」と語った。

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小宮山、ボビーの力になりたい

古巣ロッテに5シーズンぶりに復帰する小宮山悟投手が3日、千葉マリンスタジアムのプレスルームで会見し「まだ投げられるから復帰した。勝ちたいと思っているボビーのため、微力ながら力になりたい」と語った。ロッテ、メッツ、そしてロッテと三たび恩師バレンタイン新監督の元でプレーするため、1年間のブランクに挑戦する。FA資格を取得した1999年のオフに球団から戦力外通告を受けた。当時の経緯から「ロッテからのオファーはあり得ないと思っていた。奇跡に近いものを感じたので、重光オーナー代行から連絡を受けた時に即決した」と今でも驚きを隠さなかった。

小宮山
「希望は先発。でもボビー(バレンタイン監督)が投げろというところで投げるスタンスは変わらない。アドバイスはコーチの仕事。でも戸惑うことがあれば、分かることは全て伝えたい。2月1日には万全の状態で投げられるようにします。それが最低限のことですから。」
初芝
「最初に聞いた時は正直びっくりしたけれど、間違いなくチームにプラスになると思います。また、一緒にやれるので嬉しいですね。」

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李、ロッテ入り濃厚[スポニチ]

ロッテが韓国プロ野球サムスンからFA宣言している李承Y内野手に、プロ入り以来つけている背番号36を用意していることが3日、明らかになった。既に単年1億5000万円の条件を水面下で打診済みだが、愛着ある36を提示することで最大限の誠意を示したい考えだ。同日、帰国した李もロッテ入りに前向きな発言を行っており、早ければ4日にも出される正式オファー後に「ロッテ・李承Y」が誕生するのは確実となった。

指揮官にバレンタイン監督を迎え、再建を目指すロッテが、待望の巨砲を獲得することができそうだ。「アジア新」の56本塁打を放った李にマリーンズのユニホームを着てもらうために、球団は最大限の誠意を用意。それが背番号36だ。94年のサムスン入り以来、変わらずつけてきた愛着ある番号を贈る。

この日、川北球団代表は「色々調査して希望を聞いてみたい」と話したが、本人の希望は調査済み。古巣退団後はサムスンの永久欠番になることが決まっている「36」をロッテでも背負うことができるのは、李にとって最高のプレゼントであることは間違いない。

既に球団ではドジャースが提示した年俸100万ドル(約1億900万円)を上回る単年1億5000万円を水面下で打診済み。さらに05年の大リーグ移籍も容認する方針も伝えている。この日、李は西武ドームでテレビ番組の収録に参加後「ドジャースよりいい条件であればロッテ(入団)はあり得る」と発言。2日には「(ロッテ入団が)五分五分以上になった」と話していたが、さらに踏み込んだ。加えて「金銭面も含め、大事なことは野球選手として成功できるかどうか」と話すなど、まず日本のプロ野球でプレーした後に大リーグへ移籍する段階を踏むとも受け取れる発言を行った。李の心がロッテに大きく傾いているのは間違いない。

球団では早ければ4日にも李の代理人、金基柱氏を通じて正式なオファーを出す考え。金氏も本紙の取材に「私が韓国に行く6日までに(ロッテ側の)話を聞いて本人と相談したい」と前向きだ。当初は再交渉のため渡米する予定だったが、それもキャンセル。事実上ドジャースとの交渉は打ち切られている。背番号36を背負った56発男がロッテのユニホームに袖を通すのは時間の問題となった。

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加藤、大幅減でサイン

加藤は3日、22%の850万円減の3050万円でサインした。昨年の11勝から今季は1勝止まり。1時間30分の交渉の末、当初の提示額より微増。3年目の左腕は「評価は評価として受け止めるしかない」と残念がった。山崎は300万円ダウンの1300万円、喜多は30万円減の1270万円で更改した。(金額は推定)

契約更改(12-03)
加藤3050▼850
山ア1300▼300
喜多1270▼30
加藤
「今シーズンは何も役割を果たしていないと思っていました。でも、病気、ケガだった。自分の実力以外のものだったとも思うので20%程度のダウンかと思っていたのですが、大きかったですね。」

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