わたしはかもめ2003年鴎の便り(12月)

便

12月4日

ロッテ、李に2年6億円を提示[スポニチ]

李にVIP待遇のオファー。ロッテの川北智一球団代表は4日、韓国プロ野球サムスンからFA宣言している李承Y内野手の代理人を務める金基柱氏と都内の料理店で会談し、年俸2億円の2年契約、契約金とインセンティブを含め総額6億円となる破格の条件を提示。06年にはメジャー移籍を容認するオプションも併せて伝えた。早ければ金氏が韓国に帰国する6日にも「ロッテ・李承Y」が決まる。

約3時間に及んだ会談で確かな手応えをつかんだ。ロッテが「アジアの大砲」に提示したのは年俸2億円の2年契約。契約金の1億円とインセンティブを含めれば総額6億円の破格な条件だった。李の代理人である金氏に伝えた川北球団代表は「外国人に対する最高の条件を伝えました。ぜひともいい方向に進んでもらいたい」。ドジャースが李に提示した年俸100万ドル(約1億800万円)をはるかに上回る条件に自信をのぞかせた。

韓国球界での人気、実力に対する最高の誠意だった。下交渉で進められていた単年1億5000万円からドジャースを圧倒する条件を正式に提示。背番号もサムスンでつけていた「36」を用意し、最大限の誠意をした川北代表は「いつでも行けるように準備はしておく」と直接交渉に出向く考えを示唆した。

既に「4番・DH」での起用方針を示しているバレンタイン監督も「本人とコンタクトを取って願望を聞いてみたい」と話し、李の意向に沿って打順やポジションを再検討する考えも示した。それだけではない。06年のメジャー移籍容認にあたり、バレンタイン監督が条件などを聞き“ボビー・ルート”を使って移籍先探しなどのサポートまで約束した。

金氏は6日、韓国に帰国し李に直接ロッテの条件を伝える予定。李も「メジャーというよりも日本でプレーする気持ちが強くなった」とロッテの好条件を歓迎しており不満はない。既にドジャースとの交渉は打ち切っていることから早ければ6日にも、アジア新の56本塁打をマークした「ライオンキング」がバレンタインロッテに加わる。

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ロッテが李の獲得へ!2年総額5億円で6日にも決定[サンスポ]

韓国プロ野球で56本塁打の“アジア記録”をマーク、サムスンからFA宣言していた李承Y内野手のロッテ移籍が6日にも正式決定する。ロッテ・川北智一球団代表が4日、同内野手の代理人を務める金基柱氏と都内で交渉。契約金1億円、年俸2億円の2年契約という総額5億円の条件で合意に達した。

ロッテ側の動きは迅速だった。日本テレビの正月番組収録のため来日していた李は「ドジャースよりロッテの条件が良ければ(移籍を)考える」と残して3日に帰国したが、川北球団代表はこの日、李の代理人の金氏と会い条件を提示した。

契約金1億円、2年契約年俸2億円の総額5億円に加えて、メジャー移籍に固執する李側に「2年後にメジャーに挑戦するなら、バレンタイン監督に協力してもらってもいい」という破格の条件付き。もちろん即答こそないが、既に合意は間違いない状況だ。

今オフ、FA権を得た李はメジャー入りを目指して渡米し、ドジャースと交渉。しかし、ド軍の提示は希望額より30万ドルも低い90万ドル(約9810万円)。古巣のサムスンからは4年7億円前後を提示されていた。

ロッテ側は李の条件である

(1)
「いつかメジャーでプレーしたい」
(2)
「ドジャースよりも条件の良いチーム」

をクリアして障害はどこにもないと自信満々。代理人の金氏は「電話ではなく、韓国に帰っている李に直接伝えるため6日に韓国に行く」と語り、金氏の報告を受けて6日にも『ロッテの李』が誕生する。

李承Y内野手
「十分な評価をしていただいて、本当に嬉しい。近いうちに決めたい。」
李承Y(イ・スンヨプ)
1976年8月18日、韓国・大邱市生まれ、27歳。95年に慶北高から三星ライオンズ入団。00年シドニー五輪では韓国の銅メダル獲得に貢献。今年10月2日のロッテとの最終戦(大邱)で『アジア新記録』となる56号本塁打を記録した。タイトルは本塁打王5回、打点王4回、MVP5回。1メートル83、85キロ。左投げ左打ち。今季年俸6億3000万ウオン(約5800万円)。
李承Y・年度別成績
年度所属打率
1995三星121365104137305437.285
199612245913997644239.303
1997126517170※32※11457955.329
19981264771463810209783.306
1999132486157※54※12310114124.323
20001254541333695411387.293
2001127463128※39954130108.276
2002133511165※47※1261109104.323
2003131479144※56※144789111.301
通算9年11434211128632494835827748.305

[注]※はタイトル

◇重光オーナー代行が韓国での公式戦開催に前向き

ロッテ・重光オーナー代行は4日、ダイエーから持ち掛けられている平成17年の公式戦・釜山開催計画に前向きな姿勢を示した。「10月のオーナー会議の時、ダイエーから話をされた。今は両球団の実務者レベルで討議されているようです」と韓国では初となる日本の公式戦実施に向けて計画が進んでいることを明かした。

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韓国の56発男・李の獲得へ

川北智一球団代表は4日、李承Y内野手の代理人を務める金基柱氏と都内の料理店で会談し、年俸2億円の2年契約、契約金とインセンティブを含め総額6億円となる破格の条件を提示した。李は米大リーグ入りの希望を持っており、ロッテ側は2年契約満了後の2006年にはメジャー移籍を容認するオプションも併せて伝えた。下交渉で進められていた単年1億5000万円からドジャースを圧倒する条件を正式に提示。背番号もサムスンでつけていた36を用意し、最大限の誠意をした川北球団代表は「いつでも行けるように準備はしておく」と直接交渉に出向く考えを示唆した。すでに4番・DHでの起用方針を示しているバレンタイン監督も「本人とコンタクトを取って願望を聞いてみたい」と話し、李の意向に沿って打順やポジションを再検討する考えも示した。それだけではない。2006年のメジャー移籍容認にあたり、バレンタイン監督が条件などを聞き「ボビー・ルート」を使って移籍先探しなどのサポートまで約束した。

日本テレビの正月番組収録のため来日していた李は「ドジャースよりロッテの条件が良ければ(移籍を)考える」と残して3日に帰国したが、ロッテ側の条件提示に対し、李の代理人・金氏は「電話ではなく、韓国に帰っている李に直接伝えるため6日に韓国に行く」と、渡韓して検討することを伝えた。李はサムスンからFA宣言し、大リーグ移籍を希望。しかし、条件面で交渉が難航。サムスンも総額10億円の4年契約で残留を申し出ている。

川北球団代表
「外国人に対する最高の条件を伝えました。ぜひともいい方向に進んでもらいたい。」
李承Y(イ・スンヨプ)
1976年8月18日、韓国・大邱市生まれ、27歳。183cm、85kg。左投げ左打ち。1995年に慶北高から三星ライオンズ入団。2000年シドニー五輪では韓国の銅メダル獲得に貢献。今年10月2日のロッテとの最終戦(大邱)で「アジア新記録」となる56号本塁打を記録した。タイトルは本塁打王5回、打点王4回、MVP5回。今季年6億3000万ウオン(約5800万円)。

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ロッテが韓国での公式戦に前向き

ロッテ重光昭夫オーナー代行は4日、ダイエーから持ち掛けられている2005年の公式戦を韓国・釜山で開催する計画に前向きな姿勢を示した。同代行は「10月のオーナー会議の時、ダイエーから話をされた。いいことだと思うし、今は両球団の実務者レベルで討議されているようです」と韓国では初めてとなる日本の公式戦実施に向けて計画が進んでいることを明かした。韓国での公式戦については、ダイエーの高塚猛オーナー代行が11月に「まだ計画中だが、ぜひとも実現したい。(福岡と)釜山は色々かかわり合いがある」と発言している。

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垣内が25%減で更改

垣内が4日、減額制限いっぱいの25%ダウンの2625万円で更改した。垣内は17試合の出場にとどまった。来季11年目を迎える大塚は18%ダウンの1650万円で更改した。ここ2年間は右足首、腰、右肩、両ひざを痛め満足なシーズンを送れていない。橋本は現状維持の1650万円で更改した。(金額は推定)

契約更改(12-04)
垣内2625▼875
橋本16500
大塚1650▼350
垣内
「仕方がない。材料もない。来年は監督も代わるし本当にやらないと…。」
大塚
「バレンタイン監督は選手の力量は横一線に考えるといっているので、キャンプインに100%力を出すため、お祓いをしようと思っています。」

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大塚が350万円ダウンの1650万円で更改[サンスポ]

来季11年目を迎える大塚は4日、350万円ダウンの1650万円で更改した。ここ2年間は右足首、腰、右肩、両ひざを痛め満足なシーズンを送れていない。「バレンタイン監督は選手の力量は横一線に考えるといっているので、キャンプインに100%力を出すため、お祓いをしようと思っています」。まず“神頼み”からスタートだ。

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The 記録…初芝「代打で7打席連続安打」[サンスポ]

ロッテの初芝清は、9月13日の近鉄戦(大阪ドーム)から10月4日の西武戦(千葉マリン)にかけて「代打で7打席連続安打」をマークした。これはプロ野球タイ記録だが厳密にいえば『新記録』でもある。

従来のプロ野球記録は昭和55年、松原誠(大洋)がマークした「代打で7打数連続安打」だが、松原の場合は四球を1つはさんでいる。つまり、連続打席では初芝が最多となる。なお、代打の最多連続出塁は平成12年に種田仁(中日=現横浜)がマークした11打席連続(6安打、5四球)。

参考までに、12球団の主な代打陣の今季成績を挙げてみた(別表)。一般的に、代打者の打率は.250で上々といわれるだけに、初芝の代打打率.400は、ヤクルト・佐藤(同.423)と共に驚異的な数字だ。

12球団の主な代打打者の成績
球団選手起用打率
ロッテ初芝清393514114.400
西武後藤武敏433811415.289
ダイエー大道典嘉25257211.280
オリックス副島孔太2316404.250
近鉄益田大介524611411.239
日本ハム島田一輝3332739.219
ヤクルト佐藤真一332611416.423
広島浅井樹443614010.389
中日大西崇之33261007.385
横浜佐伯貴弘32281016.357
巨人後藤孝志40341217.353
阪神八木裕4335606.171

[注]各球団とも代打起用30回以上で最高打率の選手

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