わたしはかもめ2003年鴎の便り(12月)

便

12月5日

ロッテ・李、6日にも誕生[スポニチ]

韓国・サムスンからFA宣言した李承Y内野手がロッテの2年総額6億円のオファーを受け入れる方針であることが5日、分かった。李の代理人の金基柱氏が明らかにしたもので、4日の川北球団代表との入団交渉について「破格の条件にびっくりした。ドジャースからは上積みがないと聞いているので本人も喜ぶと思う」と語った。

ロッテの条件は56本塁打のアジア新をマークした李のプライドを十分に尊重した内容。2年契約、年俸2億円に契約金、インセンティブはそれぞれ1億円で、2年後の06年には“ボビー・ルート”で本人が希望する球団へのメジャー移籍をバックアップする。ドジャースが提示した年俸100万ドル(約1億900万円)をはるかに上回る条件。メジャー側の条件が予想以上に厳しく、金氏も「メジャーからの評価にとても傷ついていた。韓国野球への評価があまりにも低いことで落ち込んでいた」という李がロッテの条件を受け入れるのは間違いない。

韓国の世論では「あくまでもメジャー」から「日本でプレーする気持ちも強くなった」と二転三転する李に反発するファンの声も高いが「韓国の打者がほかの国で活躍する姿を見たがっている」と金氏。メジャーも認める日本野球で実績を残せば、再チャレンジにも弾みがつく。金氏は6日に韓国に帰国し、ロッテの条件を李と検討。李が了承し次第、ロッテ側へ入団の意思を伝える予定で、6日にも“ロッテ・李”が誕生する。

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56発男・李、ロッテ入団に前向き

韓国プロ野球の56本男・李承Y内野手が、既にロッテ入団への意思を固めていることが5日、分かった。李は代理人の金基柱氏を通じて4日に同球団からオファーを受けた。金氏は2年総額6億円、2006年メジャー挑戦容認という破格の条件を、すぐさま韓国の李に電話連絡。本人も「とても光栄。入団へ前向きに考えたい」と、現地の知人に漏らしたという。当初は6日に金氏が韓国へ渡り、李と話し合う予定だった。だが、それを待つまでもなかった。電話連絡を受けた李は、条件面について「自分の希望と合っている」と納得。ドジャースとの交渉に進展がないことや、韓国球界への復帰は「自分を高める環境でプレーしたい」という希望にそぐわないということを考慮し、日本行きを決意した模様だ。

現在ドジャースとの交渉はストップ状態。残るはサムスンの正式な残留オファーを待つだけとなっている。ただ韓国球界関係者は、「紳士として知られる李は、金で動く男じゃない。韓国であれだけの成績を残したのに大リーグ移籍は困難になった。それなら評価が得られる日本に行くのでは」と予想。既に移籍先は絞られたと話している。李側はロッテとオプション面について協議中。1年間のプレー後、メジャー挑戦を許される条項が盛り込まれる可能性もある。ロッテはパドレスにパイプを持ち、バレンタイン監督のルートもあり有利。李は12月中はメジャー移籍を模索すると話しているが、ロッテとの電撃サインもあり得る状況だ。

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KBO総裁も応援

来日中の韓国野球委員会(KBO)朴総裁が、ロッテへ移籍することが濃厚な李へエールを送った。また、2005年にロッテとダイエーが韓国で公式戦を行う意向を持っていることに関して「韓国のファンが他国の野球を見るいい機会」と賛同し、日本での韓国プロ野球公式戦の開催についても「そういう状況が整えば、開催して欲しい」と語っていた。

朴総裁
「彼は、韓国野球の発展に貢献してきた選手。どこでプレーするにしろ、私がコミッショナーでいる限り応援したい。」

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前ヤクルトの浜名と契約

ロッテは5日、入団テストに合格した前ヤクルトの浜名千広内野手(34)と年俸1500万円で契約した。また、前巨人の谷浩弥投手(26)と840万円で契約した。(金額は推定)

浜名
「拾ってくれた球団とバレンタイン監督に感謝したいですね。またユニホームを着られる喜びを感じて1日1日やっていきたいです。」

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立川、3250万円で更改

10年目で自己最多の94試合に出場した立川は5日、350万円アップの3250万円で契約を更改した。高木は20%ダウンの1200万円で更改した。(金額は推定)

契約更改(12-05)
立川3250△350
高木1200▼300
浜名1500▼300
840▼330
立川
「成績のわりに評価して頂きました。アップした分はハッスルプレー賞ですかね(笑)。」

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