12月6日12月6日ロッテが獲得に乗り出している韓国プロ野球の本塁打王、李承燁内野手の代理人を務める金基柱氏は6日、同選手が1週間以内にロッテに入団するかどうかの結論を下すだろうとの見通しを明らかにした。
金氏は4日に都内でロッテ側と初交渉した際、年俸総額4億円の2年契約を提示され、李と条件内容を検討するためこの日、ソウルに到着した。金氏は7日にソウルで同選手と条件の細部について話し合う予定という。
今季“アジア新記録”のシーズン56本塁打を放った李は、サムスンからFA宣言し米大リーグ移籍を希望したが、条件面で交渉が難航している。
韓国・サムスンからFA宣言した李承燁内野手が、ロッテの2年総額6億円のオファーを受け入れ、早ければ来週中に再来日して正式契約することが6日、明らかになった。この日、代理人を務める金基柱氏が成田発の航空機で韓国に帰国。帰り際、李と電話で連絡を取り合った金氏は「李は“ロッテの条件に嬉しく思っている”と言っていた。もう本人の心は決まっていると思います。ロッテの編成上の問題もあるので早いうちに結論を出し、契約すると決めたら来日するでしょう」と、ほぼ合意に達していることを示唆した。
また、金氏は100万ドル（約1億800万円）の提示を受けたドジャースと、交渉を打ち切っていることを明かした上で「古巣のサムスンが色んな（残留）条件を言ってくると思うけど、残ることはないと思う」と発言。06年にはメジャー移籍をバックアップするなど、ロッテ側の誠意に気持ちを固めていることを明かした。
球団では生活面でのサポート態勢も万全。既に千葉県内に3LDKの高級マンションを確保していることを李サイドに伝えた。生活環境の変化で成績に悪影響を及ぼす助っ人も多いが、金氏は「納豆は無理だけど、和食はほとんど食べられる」と話し、十分な適応能力があることを強調した。
李は7日に金氏との最終的な話し合いで結論を出す。李が了承次第、条件提示からわずか3日で「ロッテ李承燁」が誕生することになる。
ロッテが、獲得間近となっている李承燁内野手に、選手としては異例のオプション契約を持ちかけていることが6日、分かった。関係者によると、チームが優勝した場合＝3000万円、2位＝2000万円、3位＝1000万円の出来高が付くという。Bクラスの場合はボーナスは出ない模様だ。
バレンタイン監督が1995年に采配を振るった際には、順位に応じて年俸が変動した。基本給は6000万円で、優勝すると1億円まで年俸が上がる仕組みだった。しかし選手がチームの成績によって報酬を得るのは極めてまれ。個人成績を伸ばすだけでなく、ロッテの主軸、リーダーとして勝利に貢献して欲しいという、球団側の期待の表れといえる。
「プロ野球12球団オールスター・スーパーバトル2004」が6日、ナゴヤドームで開催された。「遠投日本一決定戦」で里崎が112メートルで優勝した。2番目で登場した里崎は2投目でトップに立つとその後はドキドキしながら後続を待ったが、そのまま逃げ切った。