12月9日12月9日韓国プロ野球で今季“アジア新記録”の56本塁打を放った李承燁内野手が来季の米大リーグ挑戦を断念し、ロッテ入りを選ぶ見通しだ、と韓国の通信社、聯合ニュースが報じた。
サムスンからFA宣言した李は「今年は大リーグ進出をやめる」と述べ、「日本で2年間やれば、大リーグ挑戦が保証される点に最も惹かれる」と、ロッテから提示された条件に満足していることを明らかにした。
ロッテは既に契約金1億円、年俸2億円の2年契約を提示。10日には代理人が東京都内で川北智一球団代表と2度目の交渉を行い、条件の細部を話し合う。そのまま入団に合意、週明けにも正式発表の見通しだ。
王さん超えたらボーナス1億円！ロッテが入団交渉している李承承燁内野手に対し、本塁打の日本記録更新オプションを用意していることが9日、分かった。重光昭夫オーナー代行が明かしたもので、64年の王（巨人）らがマークした55発を超えれば特別ボーナスとして何と1億円。「アジア新記録」の56発を放った李を超VIP待遇で迎える入れる方針で、10日に行う2度目の交渉で「ロッテ・李」が誕生する。
「アジアの大砲」に対するロッテの期待は絶大なものだった。東京・新宿区のロッテ本社で報道陣に応対した重光オーナー代行は、異例のオプションを用意していることを披露。「王さんの55本を超えたら、スペシャルインセンティブを用意しています」とにこやかな表情で話した。
56発男に対しての最大限の誠意。それが“スペシャルインセンティブ”で、金額は何と1億円だ。これまで李側へ提示している2年契約総額6億円にさらに上乗せするという。
今季、韓国プロ野球で56本塁打の「アジア新」をマークした李には、これ以上ないオプション。鮮やかな放物線で韓国国民に感動を与えてきた李を、重光オーナー代行は子供に夢と希望を与えるのにうってつけの選手と判断しており「韓国ではヤンキースの松井のような存在。日本でも40本は打てるでしょう」と話した。64年に王が樹立し、01年にローズ（近鉄）02年のカブレラ（西武）も乗り越えられなかった55本塁打。李のバットに懸かる期待は計り知れない。
これまでの交渉で提示してきた条件は、契約金1億円、年俸2億円と通常のオプション。そのオプションの内訳はチームが優勝した場合3000万円、2位で2000万円、3位で1000万円の特別報酬に、試合数や安打数の個人成績を加えると、最大で1億円となる。これに“56発オプション”を加えれば2年総額7億円という好待遇。10日に都内で行う2度目の交渉の席で川北球団代表が特別ボーナスも含めた条件を提示する予定で、李の代理人・金基柱氏は「本当ですか？まだ何も聞いていないですけど…」と驚きを隠しきれなかった。
06年のメジャー移籍を容認し、バレンタイン監督のルートで移籍のバックアップも約束しているロッテ。メジャー志向が強い李の意向で1年契約に変わる可能性はあるが、金氏は「（入団の）発表ができると思います」と話した。球団では今週中の李の正式契約に備えて、既に都内のホテルを確保。“56発の夢”と共に李を迎え入れる。
ロッテが、李承燁に対し、「56本塁打オプション」を用意していることが分かった。重光昭夫オーナー代行が9日、「彼には、王さんの55本を超えた時のために、スペシャル・インセンティブを用意してます」と明らかにした。李は今季、韓国で56本塁打を記録。ダイエー王監督、カブレラ（西武）、ローズ（前近鉄）の55本を抜く、アジア新記録を打ち立てた。だが移籍を目指した大リーグのドジャースからのオファーは年俸100万ドル（約1億1000万円）程度。メジャー関係者の間では、韓国野球のレベルが低く見積もられていることが露呈した。そんな李に対し、重光オーナー代行は韓国野球のレベルの高さを証明して欲しいと考えている。
10日には都内の料理店でロッテ・川北代表と、李の代理人である金氏が2度目の交渉を行う。李側の追加希望が受け入れられれば即「ロッテ・李」が誕生し、日本での56本への挑戦が始まる。
李があらためてロッテ入団の意向を示した。韓国の通信社、聯合ニュースによると、李は「今年は大リーグ進出をやめる」と語り、「日本で2年間やれば、大リーグ挑戦が保証される点に最も惹かれる」と、ロッテの提示条件に満足していることを明かした。一方、今季所属したサムスン側も引き留めの意思を持っているという。