わたしはかもめ2003年鴎の便り(12月)

便

12月11日

韓国56発男・李がロッテ入りを正式表明[サンスポ]

韓国プロ野球で今季、56本塁打の“アジア新記録”を樹立した李承Y内野手は11日、ソウル市内のホテルで会見し、正式に日本のロッテ入団を表明した。

韓国で『国民的打者』といわれる李内野手は「韓国に残る場合、新たな気持ちで挑戦できない。日本に行けば、9年前にサムスンと契約したときと同じ気持ちでやれる気がする」と説明した。

米大リーグ行きを断念したことについては「自尊心の問題だ」と、大リーグ側の提示した条件に不満を表明。また「ロッテとは2年契約で、その後は自由契約とすることを認められており、バレンタイン監督もいる。米国人監督の下でいろいろ学びたい」と、2年後に大リーグに挑戦することを明らかにした。

会見途中では9年間在籍したサムスンへの感謝を口にし、席を離れて嗚咽を漏らし、会見が中断する1幕もあった。

◇里崎が1410万円増にニッコリ

規定打席に達しなかったものの打率.319を残した里崎が11日、1410万円アップの2300万円で更改した。「背番号(22=2200万円)が最低ラインと思っていました」とニッコリ。そして「(昭和60年の)袴田さん(現バッテリーコーチ)以来、規定打席に達した捕手が球団にはいないので、来季は目標にします」と抱負を語った。

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李承Y、会見前に入団決意[スポニチ]

韓国プロ野球サムスンからFA宣言した李承Y内野手が11日、ソウル市内のホテルで会見を開き、ロッテ入団を表明した。既に李の代理人・金基柱氏が10日に川北球団代表と入団交渉を行い、2年総額7億円で合意。19日に来日して正式契約を結び、入団会見を行う。

「2年間在籍すれば無条件で大リーグ行きをバックアップするという条件に心が惹かれた。ロッテのバレンタイン監督から米国の野球について学びたいと思った」と語った李だが、メジャー移籍希望から一転して日本行きを決めたことに、韓国国民の反発は大きかった。さらに、01年に脳卒中で倒れ、今も闘病中の母を残しての来日に、家族も反対。「この記者会見場のホテルのエレベーターに乗る前に決めた。それほど気持ちは揺れていた」と話すほどに悩み抜いての決断。会見途中には、9年間在籍したサムスンへの感謝を口にし、感極まり涙を流す場面も。それでも最後は56本塁打の「アジア新」を樹立した男らしく「日本で必ず成功し、大リーグに挑戦します」と胸を張った。

バレンタイン監督は「チームの勝利に貢献してくれることを期待している」と喜びを口にした。球団では既に日本の投手を編集したビデオテープを用意。「ビデオを見て研究したい。1年目に打率.290、30本塁打を打てればまあまあだと思う。恥ずかしくない成績を挙げたい」と李。夢の続きは日本の舞台で始まる。

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李がソウルで会見、ロッテ入り正式表明

李承Yは11日、ソウル市内のホテルで会見し、正式にロッテ入団を表明した。李は「韓国に残った場合、新たな気持ちで挑戦できない。日本に行けば、9年前にサムスンと契約したときと同じ気持ちでやれる気がする」と日本行きを決めた背景を説明。米大リーグ行きを断念したことについては「自尊心の問題だ」と語り、大リーグ側の提示した条件に不満を表明した。また「ロッテとは2年契約で、その後は自由契約とすることを認め、バレンタイン監督もいる。米国人監督の下で色々学びたい」と述べ、2年後には再び大リーグに挑戦することを明らかにした。

会見に臨んだ李は冒頭、9年間所属したサムスンへの感謝文を読み上げた。「球団はこれまで、自分のことを本当の息子のように扱ってくれました」というと、目から涙が溢れ出した。記者がいるのもはなからず、約5分間も嗚咽を漏らしながら泣きつづけた。自ら席を立ち、ひな壇の横にしゃがみ込み、顔を腕で覆った。様々な思いが交錯した。サムスンへの思いだけではない。李の母親は約2年前に脳卒中で倒れ、現在も闘病中。そんな状況に、家族会議では父親からサムスン残留を強く求められた。メジャーへの夢が叶わないのであれば、そばにいて欲しい…。ここ数日は父親との口論が絶えなかったという。両親を残してのロッテ入りは、親孝行な3人兄弟の末っ子には、辛い選択だった。

だが、日本行きにはそれ以上の価値があると信じて決断した。李は目を真っ赤にして話した。「バレンタイン監督のもとで、自分が目指す米国の野球を学びたい。そして日本野球の細かい部分とミックスできれば」。韓国での56本塁打は、大リーグ関係者には評価されなかった。だからこそ、「新しい環境で努力する自分を評価して欲しい」と、海を渡る決意を固めた。

この日、会見場に現れた李の頬は悩み抜いた疲れからか、ゲッソリとこけていた。それでも「自分がやりたいと思うことをするんだから後悔はない」と、迷いは吹っ切れた。今後はいち早くベストの状態を取り戻すため、来週にもウエイトトレーニングで始動する。日本のプロ野球についても、ビデオで研究するという。

「記者会見場のホテルのエレベーターに乗る前に(ロッテ入りを)決めた。それほど気持ちは揺れていた。妻も国内に残ると思っていただろうが、私の人生は私が決めたい。2年間活躍すれば、無条件で大リーグに挑戦できるということに心が惹かれた。また、今年からバレンタイン監督になるということで、日米の野球を学べば将来の役に立つとも思った。」
重光オーナ代行
「彼はスーパースターですからね。獲得できて本当に嬉しいです。日本に来た韓国人選手の中で人気、実力ともに1番でしょう。運動能力も抜群だし、1年目から相当やってくれるんじゃないですか。」
バレンタイン監督
「李はパワーを備えた素晴らしいバッターだね。彼の本塁打がチームの勝利に結びついてくれることを願っている。本塁打を何本打つとは予想できないが、ビデオを見る限りかなりやれると思う。」

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里崎、来季は規定打席到達を

後半戦にレギュラーの座をつかんだ里崎捕手が11日、1410万円アップの2300万円で契約を更改した。規定打席には達しなかったが、3割1分9厘の高打率を残し、「これまではチーム内の争いだったが、これからは他球団との戦いになる。ロッテの捕手としては(1985年の)袴田さん(現コーチ)以来の規定打席を達成したい」と話した。また、プロ初勝利を挙げた4年目の戸部は1100万円増の1800万円でサインした。(金額は推定)

契約更改(12-11)
里崎2300△1410
戸部1800△1100
佐藤2200▼1500
原井1600△300

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