わたしはかもめ2003年鴎の便り(12月)

便

12月19日

清水直が1億円を保留

昨年の14勝に続き、今季15勝を挙げた清水直が19日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、4600万円増の年俸1億円の提示を保留した。倍増となる1億1000万円を最低ラインに交渉に臨んだが「2年続けて14勝、15勝と勝てるだけ勝った。今年は投球回数も多かった。そのあたりを評価して欲しい」と、判を押さなかった。次回交渉は23日。「無理なら諦めますよ」と話しているだけに、サインは確実。だが「代理人は素晴らしい制度。全員が、契約交渉だけじゃなく、シーズンを通して使えるようになればいいですね。今年は無理ですけど、年間の投球内容を見てもらってから使いたい」と、代理人の起用を明言。関係者も「認められたルールですから」と容認の姿勢を示している。

また、清水直は交渉の中で球団側から将来的な米大リーグ挑戦について意思確認を求められ「興味はある」と答えたことを明かした。(金額は推定)

清水直
「評価はしてもらっているけれど…。少し差があった。」

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堀、自己新更新を誓う

16年目で本塁打(22)、打点(78)ともに自己最多を記録した堀が契約交渉に臨み、3300万円増の9500万円でサインした。「彼(バレンタイン監督)が目指す野球は分かっている」という来季へ向け、「1年だけだとまぐれなので、続けてやらなくちゃいけない」と意欲を燃やしていた。(金額は推定)

「最後にケガで守れなかったことを除けば、いい結果が残せた。ここ何年かで1番よかった。納得したシーズンだった。」

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黒木復活ならず

右肩痛が癒えず、2年連続して1軍での登板機会がなかった黒木が19日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、球団提示額以上の減俸を申し出た。球団は39%減の8235万円を提示したが、「去年のこの席で絶対にマウンドに立つと言ったのにできなかった。ファンに謝罪したい」とさらなるダウンを提案。8000万円でサインした。

今季は2軍の登板では完投もマーク。「今年(1軍)マウンドに上がるという約束は守れず残念だが、来年にはつながると思う」と、復活に向けての感触を得た様子。来季は正念場となるが「捨て身にはなってない。1からのスタートと思っている。ルーキーイヤーと思って一生懸命やりたい」と話した。さらに「(シーズン中は)投げる場所はどこでもいい。中継ぎでもいいから、1球でも1人でも投げたい」と、先発へのこだわりも捨てた。

バレンタイン監督の構想では、清水直、ミンチー、小林宏、渡辺俊の4人が先発当確。黒木、加藤、小野の中の1人が5番手としてローテーション入りすることを期待している。それだけに、バレンタイン監督の黒木へのエールは熱い。年末年始もトレーニングを休まず、肩の筋肉を維持しながら来季キャンプインするという。(金額は推定)

契約更改(12-19)
清水直(保留)10000△4600
9500△3300
黒木8000▼5500
黒木
「2年間仕事をしていないので、契約してくれるだけでありがたい。端数分は返しました。」
バレンタイン監督
Kuroki is a great young man and a great compatitor. I think he'll do everything possible to return to his best form and I bleave he will bi back.(黒木は素晴らしい若者で競技者だ。彼は全盛期の調子を取り戻すために努力するだろうし、彼が復活できると信じている。)」

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黒木が8000万円で更改「端数はいらない」[サンスポ]

右肩痛から復帰を目指す黒木知宏投手が19日、千葉マリンスタジアム内の球団事務所で契約更改に臨み、39%減の8235万円の球団提示に対して「端数はいらない」と235万円を自ら返上、8000万円で更改した。

右肩痛で今季も登板ゼロ。一昨年7月27日のオリックス戦を最後に1軍のマウンド立っていない黒木は「2年半投げていないのだから言える立場にない」と10分足らずで交渉終了。しかも「30%以上のダウンで、端数が出たので会社に返しました」と打ち明けた。

球団提示は1億3500万円から39%減の8235万円。端数といっても235万円は庶民には大きな金額だが「シーズン終盤、ファームの試合で完投できて来年は投げられる確信がある」と来年に取り返す自信があるからこその申し出だ。

2年半のブランクは大きいが「キャンプインと同時に打撃投手、シート打撃、オープン戦とトップで仕上げたい」。来季はまさに進退をかけた勝負の年となる。

◇清水直が1億円を保留

黒木に代わってエースとなった清水直が4600万円アップの1億円を保留した。昨年14勝、そして今年15勝を挙げた。倍額の1億800万円が最低ライン。「2、3日頭を冷やしてきます。揉めたくないので、次回(23日)はすっきりするでしょう」とさばさばしていた。

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黒木、5500万円減に納得更改[スポニチ]

黒木知宏投手が19日、千葉マリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、1億3500万円から5500万円減の8000万円でサインした。本来の球団提示は39%ダウンとなる8235万円だったが、2年間にわたって1度も1軍で投げていないとあって「契約してくれるだけありがたいので会社に端数は返しました」と黒木。球団の温情に感謝しながら235万円を返上した。

今季は2軍で14試合に登板。9月23日の湘南戦(横須賀)では右肩痛の故障後最長の8回2/3を投げるなど、復活の兆しは見えている。それだけに「今までの実績を捨てて、もう1度やり直す」との言葉は力強く、この日は千葉マリンのブルペンで64球を投げ込んだ。来季は先発、中継ぎを問わず、とにかく1軍に這い上がり、00年7月27日のオリックス戦(神戸)以来のマウンドを目指す。

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後輩李の痛烈挑発、先輩具軽くかわす

具がロッテ入りした李の挑発を受け流した。前日18日に韓国に帰国。先日15日に李からロッテ入団の挨拶をもらたことを明かし、その際にに今年の投球について「先輩の速球の伸びは昔より劣ってみえました」と指摘されたという。1997年からの4年間、韓国リーグで対戦し、41打数6安打22三振、本塁打わずか1本と具が圧倒。その余裕からか、「おい、スピードは確かに落ちたけど、変化球はもっと切れるようになったぜ」とさらりとかわした。

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