チームトップの15勝を挙げた清水直が23日、2度目の契約交渉に臨み、前回から300万円上積みの1億300万円を再び保留した。本人も前回の希望額1億2000万円から歩み寄り、ほぼ倍増となる1億1000万円を要求したが、700万円の差が埋められなかった。
700万円とはいえ、両者の考え方には明らかな違いがある。清水直は、2年連続の2ケタとなる15勝、パ・リーグトップの投球回数204回1/3、同3位の防御率3.13を理由に「プライドもあるし、次も倍増は譲れない」と主張。19人の3割打者がいる強打のパでの成績だということも加味して欲しいと訴えた。一方、査定担当の本多運営部主査は「倍を出す出さないの問題ではなく、成績を基に評価をした上での提示」と説明する。両者とも出来高を設定して差を埋めようとは考えておらず、このままでははじめに倍ありきと考える清水直との溝は埋められない。次回交渉は26日。
この日は川井も45%アップの5000万円を保留。中継ぎでは小林宏もサインしていない。さらに清水直、福浦という投打の主軸の契約が完了していない。(金額は推定)
契約更改(12-23) | ||
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清水直(保留) | 10300 | △4900 |
川井(保留) | 5000 | △1550 |
清水直が23日、またまた保留。2度目の交渉を行い、4900万円アップの1億300万円にもサインしなかった。初交渉から300万円の上積みにも強固な姿勢だ。「倍増は譲れない。大それたことは言っていない」と憮然とした表情。今季チームトップの15勝を挙げた右腕は、あくまでも目標を1億800万円に置いていた。
2度目の契約更改に臨んだ清水直が、5000万円増の年俸1億400万円を保留。2時間のロング交渉で前回から400万円の上積みを勝ち取ったが、首を縦には振らなかった。チームトップの15勝を挙げた清水直は、7500万円増の2億3000万円でサインした小林雅を引き合いに出し「ポイントで(小林)雅さんより上をいっているのにアップ額が下なのは納得いかない」と不満顔。3度目の交渉は26日に予定されているが「最低でも倍増」と1億800万円は譲らない構えだ。