わたしはかもめ2003年鴎の便り(12月)

便

12月25日

福浦、トレード志願を胸に交渉へ[スポニチ]

26日に2度目の契約更改交渉に臨む福浦和也内野手が、球団提示が目標とする1億8000万円に満たない場合、トレードを志願する意向であることが25日分かった。22日の初交渉では2900万円増の1億5000万円を保留。3年連続打率3割をマークしたにもかかわらず評価が低いことに不信感は大きい。積極的な補強を行うロッテだが、生え抜き主力選手の“反乱”にどう対応するか注目される。

福浦は26日に行われる2度目の交渉に向け「複数年とかトレードとか、そこまで突っ込んだ話になると思う。1億8000万円が最低のライン」と強い口調で話した。ロッテ入団10年目。チームを愛する気持ちは人一倍強いだけに、球団側の低評価に強い不信感は隠せない。

今季は3月16日のオープン戦ヤクルト戦(千葉マリン)で死球を受け、右手付け根部分を4針縫う裂傷を負いながらも、チームで唯一、全140試合に出場。3年連続となる打率3割以上をクリアしただけでなく21本塁打、76打点、172安打、50二塁打はそれぞれ自己最高をマークした。それでも、22日の契約更改交渉で提示された金額は2900万円増の年俸1億5000万円。希望額とは3000万円の開きがあるため「今シーズンは引くつもりはない」と越年はもちろん、トレード志願も辞さない覚悟だ。ロッテでは86年の落合、リー以来9人目となる3年連続打率3割をマークしたプライドと自信もある。

バレンタイン監督は李承Y獲得が決定する前の11月28日に「李は指名打者と福浦を休ませるときに一塁で使いたい」と福浦を一塁の定位置に指名。しかし、李の獲得が決まると一転して「福浦と一塁を争ってもらいます」(川北球団代表)と方針転換した。ポジションとは奪い取るものと承知している福浦だが、球団の姿勢に不信感が芽生えているのは確かだ。

バレンタイン監督主導で積極的な戦力アップを図る一方で“しわ寄せ”を受ける現有選手。26日の契約更改交渉に臨む福浦の要求が実現しない場合、チーム内に亀裂さえ生じかねない。

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李が車通勤希望

李が車通勤を希望していることが25日、分かった。李は韓国でも移動手段は車を使用していた。ミンチーらロッテの外国人選手は電車通勤が主流だが「電車通勤だとファンも(球場から)ついてくるようになるだろうし」と代理人の金氏は話す。球団側も対応策は考慮中だ。しかし韓国は日本と違って右側通行のため、球団関係者は「慣れないで、事故でもしたら困る」と危惧しており、車の支給は行わない構え。住居の用意など、これまでの待遇を考えると暗に車通勤を否定しているとも考えられるが「慣れるまで僕が運転手を務めますよ」と、金氏が李の護衛役を買って出て、粘り強く求めるつもりだ。

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川井、納得できた[サンスポ]

今季チーム最多の54試合に登板した川井が25日、2度目の交渉に臨み、1750万円増の年俸5200万円でサインした。前回交渉からは200万円の上積みを勝ち取った。前回交渉で主張した「数字に出ない部分」の評価にも「納得できた」と話した。(金額は推定)

契約更改(12-25)
川井5200△1750
川井
「希望額(6000万円)には届きませんでしたけど、優勝争いをすれば評価してくれる。大事な場面で使ってもらって(年俸を)上げてもらいます。」

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