3年連続打率3割の福浦が26日、2度目の交渉で3400万円アップの1億5500万円で更改した。500万円の歩み寄りがあったとはいえ、希望額は1億8000万円。その差を埋めたのは出来高だった。ロッテはバレンタイン監督の意向で、個人プレーに走る要因となる打率、本塁打などでのインセンティブは結ばない方針。福浦の場合、出場試合数、打席数などの項目をクリアすると、1億7000万円に達する契約となった。「気持ちは既に来シーズンに向いている」と語ったが、李との一塁手争いには「一塁にこだわりがある。簡単には譲らない」とライバル心を燃やした。
チーム最多の15勝を挙げた清水直は、3度目の交渉で4900万円増の1億300万円でサイン。10勝を挙げた小林宏は3200万円増の6200万円で更改。ロッテはこれで全選手の更改を終えた。(金額は推定)
契約更改(12-26) | ||
---|---|---|
福浦 | 15500 | △3400 |
清水直 | 10300 | △4900 |
小林宏 | 6200 | △3200 |
福浦が26日、2度目の交渉で前回より500万円上積み、23%アップの1億5500万円で契約を更改。「双方歩み寄って決まった」という福浦だが、当初の希望額が1億8000万円だったこともあり「野球に没頭したいし、交渉はうまくないので」と来年以降はロッテ初となる代理人交渉の可能性を示唆した。
福浦和也内野手が26日、千葉マリンスタジアムで2度目の契約更改交渉に臨み、3400万円増の年俸1億5500万円でサインした。希望額の1億8000万円に満たない場合にはトレード志願する意向だった福浦だったが、球団側は前回提示より500万円の上積みと1500万円の出来高払いを提示。試合数や打席数などの条件をクリアすれば、総額1億7000万円に達することからトレード志願は行わず、合意に達した。
昨オフも2度の交渉を経て更改した福浦は「野球に集中したい。1人より2人の方が力強いですから」と今後、代理人交渉を行うことを示唆。早ければ来年1月中にも代理人を決定し、球団側と出来高の細部を詰めてもらいたい考えだ。また一塁の定位置を争う李承Yに「今までやっていたんだし、そう簡単に譲る訳にはいかない。全試合、一塁で出られるように頑張る」と話した。