12月27日12月27日ロッテは27日、千葉・美浜区の球団事務所で仕事納めを行った。川北球団代表は「今季は楽しみが少ないシーズンに終わった。来年は各自の持ち場に責任を持って頑張っていこう」とゲキを飛ばした。9年ぶりのバレンタイン監督の復帰や韓国の大砲・李の加入など、積極的な補強で戦力も充実。12球団で最も優勝から遠ざかっているが「最低でもリーグ優勝でしょう」と、1974年以来30年ぶりのVに自信を見せていた。
来季からロッテに加入する李が、元ロッテ・白仁天氏に弟子入りして自主トレを行うことが27日、分かった。選手としてもロッテなどで活躍した大先輩の助言を受け、日本野球への順応を目指す。白氏は1996、1997年に李の古巣・サムスンで監督を務め、李の打撃フォームを指導。シーズン56本塁打の基礎を作り上げた存在だ。白氏から「日本の投手は変化球が多いから、コンパクトに、振り幅を小さくする打撃にせよ」と手紙でアドバイスを受け、目下、日本仕様の打撃フォームへの改造に取り組んでいる。現在、韓国国内で自主トレを続けている李は、用品メーカーのSSKとミズノから提供を受け、日本で使用するバットを模索中。ライバルとなるパ・リーグ投手陣のビデオも毎晩欠かさずチェックしている。就労ビザ取得の都合で来日は1月中旬になるが、李の準備は、着々と進んでいる。
李承燁内野手が、来年1月下旬に行われる韓国政府主催の晩餐会に出席することが27日明らかになった。晩餐会は韓国大使館で行われ、既に韓国の政界関係者らの依頼を受けている。今季56本塁打の「アジア新記録」を樹立した李が、日韓友好の懸け橋として親善大使に任命されることも検討されている。
一方、韓国国内で英雄と称えられる李は「野球奨学金財団」の設立を進めている。これまでも、1本塁打ごとに10万ウォン（約1万円）を積み立ててチャリティー財団などに寄付していたが、代理人の金基柱氏は「李は野球をやる子供が少なくなっているので、バットやグラブをプレゼントして野球の普及に努めようとしている。韓国で最大級の財団になると思う」と説明。来季以降も1本塁打ごとに1万円単位で積み立てる方針で、日本と韓国の養護施設にも寄付する意向だ。
李は現在、母校・慶北高で連日5時間におよぶハードトレーニング中。西武・松坂ら約30人のパ・リーグの主力投手が編集されたビデオで、毎日1時間の研究も欠かさない。熱狂的な韓国国民の期待に応える体制づくりは着々と整っているようだ。
ロッテの新外国人・李承燁内野手が、韓国大使館から晩餐会に招待されていることが27日、明らかになった。今季は韓国でアジア新記録の56本塁打をマーク。韓国球界NO.1スターとして、国賓待遇で日本に迎えられる。
異国での生活は、華々しい晩餐会で幕が開く。ロッテに入団した李承燁が、韓国大使館から国賓として招かれたのだ。
李の代理人・金東柱氏が球団事務所での仕事納めに参加し、韓国大使館からのオファーを明かした。アジア新記録の56本塁打を放った今季、恵まれない子供達のために『野球奨学金財団』を設立。グラウンド上はもちろん、ボランティア活動にも力を注いでいる。
まさに、誰もが認める韓国球界のスーパースター。それだけに、ロッテ入りには衝撃が走った。連日、地元のスポーツ紙は李の話題で1色。全国民の期待が、国賓待遇につながった。
「年内にビザが下りなかったので、来日は1月15日頃でしょう。予定が決まり次第、（食事会の）お誘いを受けます」と金代理人。既に韓国・大邱市で、バスケットボールを取り入れた自主トレを開始。着々と準備を進めるコリアン大砲に、同胞からのエールは心強いばかりだ。
球団の仕事納めで、川北球団代表がリーグ優勝を来季の“最低目標”に定めた。今季は4位に低迷し「楽しみが少なく、盛り上がりに欠けたのが残念」とピシャリ。今オフはバレンタイン新監督を招聘し、積極的な補強を進めた。リーグ優勝からは昭和49年以来、12球団ワーストの29年間も遠ざかっており「最低でもリーグ優勝、それを目指していきたい」と宣言した。
巨人からロッテにテスト入団した谷浩弥投手（26）が入籍したことが27日、分かった。お相手は、東京・台東区在住の会社員・真橋輝一さん（54）の長女・綾さん（26）で、26日に入籍。既に川崎市内の新居で暮らしている。谷と綾さんは2年前、知人の紹介で知り合い、愛を育んできた。1999年ドラフト2位で巨人に入団し今オフに戦力外通告、テスト入団でロッテに移籍した谷だが、その苦難を乗り切れたのも綾さんの存在があったからだ。