わたしはかもめ2003年鴎の便り(12月)

便

12月30日

福浦、首位打者獲得時バットに変更[ニッカン]

福浦和也内野手(28)が「首位打者バット」で4年連続の打率3割を目指す。1月1日から04年の自主トレをスタートさせる福浦の来季の目標は、打撃のさらなる安定。そのためバットを、打率3割4分6厘で首位打者に輝いた01年のモデルに戻すことを明らかにした。

今季はチームで唯一140試合全試合に出場。打率は3年連続の3割を記録し、本塁打(21本)打点(76点)も自己最高をマークした。たが同時に89三振は、前年の73を大きく上回る自己ワースト。長打を意識するあまり、打撃が粗くなったことは否めない。

考え出したのが、バットの変更。「三振を少なくして、もっと確実性を上げないといけないですから」。そこで、現在のものより若干太めの「01年首位打者モデル」を再び手にすることを決意した。

01年のバットは、近鉄中村、横浜鈴木尚のものを参考にした、重さ910グラムのもの。「全体的に太いので、安打が増えやすいかもしれません」というものだ。半面、本塁打数に影響が出る可能性もあるが「ホームランより率にこだわりたいですから」と、目指すは4年連続の3割、そして首位打者返り咲きだ。

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福浦、首位打者奪回へバット改良[スポニチ]

福浦が30日、首位打者奪回へバットのマイナーチェンジを決めた。今季はバットの重心を先端に置いた長距離打者用のモデルを使用。34インチ(約86センチ)のバットで自己最多の50二塁打、21本塁打をマークし飛距離アップに成功しており、来季は飛距離とともに打率アップも求める考えだ。

タイプとしては横浜・鈴木尚と近鉄・中村の長所を掛け合わせたバット。2001年のシーズン途中から昨年まで使用していたもので、今回は全体的に太くして重さを当時よりも10グラム重い910グラムに上げる。「ホームランは減る可能性はある」というものの「よりボールを引き付けて打ち、確率を上げたい」と首位打者へのこだわりを見せた。

韓国の56発男・李承Yと一塁を争う来季。「(ポジションを)譲るつもりはない」。福浦は飛距離と打率を求めて一塁の定位置を奪う。

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1番・アグバヤニ

新外国人、ベニー・アグバヤニ外野手が1番で起用されるプランが浮上したアグバヤニは右の大砲として獲得したが、メッツ時代も指揮官だったバレンタイン監督が「私は、彼がリードオフマンとしての能力があることも知っている」と話し、トップバッターとしての起用を示唆した。「イニングごとの先頭打者がリードオフの仕事をするべき」と打順そのものにはこだわらない考えを持つバレンタイン監督。だからこそ、定石を度外視した助っ人ハワイアンの1番起用も現実味を帯びてくる。

故郷の米ホノルルで自主トレ中のアグバヤニは「自分は監督の求められていることをするだけ。」と1番起用にも前向き。毎年、得点力不足に悩んできたロッテだが、来季は超攻撃的な打線でAクラスへ挑戦する。

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渡辺俊、ちゃんこトレで体重増だ

渡辺俊が今オフ、相撲部屋直伝のちゃんこ鍋で、鋼の肉体づくりに挑んでいることが30日までに分かった。正統派アンダースローは今季、球威を増すために、68キロだった体重を筋トレによって71キロに増やした。しかし、スポーツ科学的な分析で、今の体重とフォームでは130キロを出すのが限界という情報を入手。「理想は73キロから74キロ。食べて増やすしかありません」と、毎日ひと鍋の「ちゃんこトレ」を決意した。

師匠は陸奥部屋の力士・星誕期。昨年、渡辺俊が結婚式を挙げたホテルで偶然もちつきイベントに参加していたのが縁で、部屋に1日入門し、シコ踏みやちゃんこ鍋試食を体験していた。ちゃんこは、野菜や肉をバランスよく取れる料理。肉の脂が落ち、余分な脂肪をつけず、無理なく体重を増やすことができるという。もともと胃下垂で太りにくい体質。毎日体重計に乗り、折れ線グラフを記しているが、「鍋を食べた後って1番増えてるんです」と効果てき面だ。明子夫人のバックアップのもと、定番の味噌や醤油味からカレー味まで、飽きの来ない工夫もバッチリだ。

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