わたしはかもめ2005年鴎の便り(1月)

便

1月5日

始動の小宮山「年取った」[ニッカン]

小宮山悟投手が5日、ロッテ浦和球場でトレーニングを開始し、ランニングやキャッチボールなどで体を動かした。初日の感想は「年を取ったなあ」。一昨年はプレーしなかったが、昨年3勝で復活。それだけに「野球ができてありがたいと思う気持ちと、今年が最後かもしれないと思う気持ちが背中合わせになっている」と話す。ベテランは「監督のリクエストに応えること。それができればチームのプラスになる」と語った。

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目指せ「兆治」!小宮山が自主トレスタート[サンスポ]

今年40歳を迎える小宮山が5日、さいたま市で自主トレをスタート。体力的な衰えは否めないが、励みとしているのはロッテ入団時に見た村田兆治氏(当時40歳)の姿だそうで「このおっさん、すごいなぁと思った。鍛えぬかれたプロの体はこういうものなんだと」。昨年は3勝。新入団選手らに「すごいと思わせることができればいいね」と良いお手本になることを誓った。

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ロッテが仕事始め…瀬戸山球団代表「昨年以上に大変」[サンスポ]

前日のヤクルト、楽天などに続いて5日、ロッテ、阪神などが仕事始め。新しいシーズンのスタートを切った。

今季は楽天を迎えての本拠地開幕戦に始まり、韓国遠征、交流試合など新しいイベントが目白押し。仕事始めで挨拶した瀬戸山球団代表は「今年はファンにとって楽しみの多いパ・リーグだが、我々には昨年以上に大変な年になる。力を合わせて頑張りましょう」。悲願の優勝に球団一丸となって挑む。

◇新企画部長に荒木氏

ロッテは企画部部長に荒木重雄氏(41)の就任を発表。荒木氏はこれまで日本IBMなどで主にソフトウエア開発に携わってきた。

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根来コミッショナーが球界改革へ意欲[ニッカン]

根来泰周コミッショナーが、新年から球界改革へ強い意欲を見せた。5日、コミッショナー事務局の仕事始めの挨拶から「野球協約を直して完全なものにしていかなくてはと思っている」と、協約改正に触れた。さらに報道陣に囲まれ「正月は野球協約を読んで過ごしていた」「プロ野球は何のためにあるのか、から議論する必要がある」など語った。

球界システムの具体的な改革案も言及した。「あくまで私案」とした上で「実行委員会とオーナー会議という二重構造である必要があるのか。両方とも球団の代表者のようで代表者でない感じがする。オーナー会議は最高経営会議として中、長期的な視野で議論。実行委員会は近未来的な議論をすればいいのではないか」と語った。

コミッショナーの立場には「司法に徹すればいい。三権分立のようなもの。最高経営会議に専門的な議長を置き、(12球団の)代表者になってもらえばいい」と熱く語った。この案はオーナー会議の中で雑談として語ったこともあるという。「1つの問題だけピンセットで取り上げて改革することはできない。しっかりと議論するべき」。同コミッショナーは昨年のスト突入時に辞任する意向を示していたが、俄然やる気を見せていた。

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根来コミッショナー「競争の時代」を強調[スポニチ]

コミッショナー事務局、セ、パ両リーグに巨人、阪神など7球団が5日、仕事始めを行った。球界再編問題からストライキに発展した激動の昨年を踏まえ、各事務所が年頭の挨拶で一丸となっての球界改革を誓った。

根来コミッショナーが野球協約の改正と球界の構造改革へ意欲を見せた。東京・内幸町のコミッショナー事務局で職員を前に「今年は大変でしょうが、12球団をサポートしてください」と挨拶。その後に行われた豊蔵セ・リーグ会長と小池パ・リーグ会長との3者会談で、有識者委員会の人選を急ぎ、その結果をもって協約改正に取り組む姿勢を示した。

正月休暇は野球協約の変遷など、じっくり研究したという根来コミッショナー。激動の1年を終えて迎えた新年を「これまでの協調から競争の時代」と位置づけた上で「IT企業の旗頭も入って、セとパが独自性を持って競っていく年。そこには公正な競争が必要で、そのためのルール(協約改正)が必要」とした。

さらにオーナー会議と実行委員会が二重構造となって効率的に機能していないと指摘。私案としながら、オーナー会議を最高経営者会議として全ての代表権を持たせる「構造改革案」も披露し、協約改正を急ぐ考えを強調していた。

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コミッショナー事務局、セ、パ両連盟が仕事始め[サンスポ]

コミッショナー事務局、セ、パ両連盟も5日、仕事始め。根来コミッショナーは「昨年は激動の1年でしたが、本年は“天気晴朗なれども波高し”といったところだと思います」と挨拶。年末年始は野球協約の勉強に明け暮れたという同コミッショナーは「オーナー会議を中長期的視野に立った最高経営者会議に、実行委員会を近未来的な議題を扱うように割り切る」などの私案を早速披露した。

◇チャリティードリームゲーム

根来泰周コミッショナーは日本人選抜−外国人選抜による「チャリティードリームゲーム」(3月14日、東京ドーム)の支援対象を昨年の台風23号、新潟県中越地震と合わせ、スマトラ沖地震の被災者も加えることを表明した。

◇中国代表チームを招待

日本プロ野球組織(NPB)が今夏、中国代表チームを招くことになった。2008年北京五輪に向けて強化を進める中国代表は約1ヶ月間、日本に滞在し、各球団の2軍と対戦する。

◇審判部長に前川指導員が再び就任

パ・リーグは1日付の人事異動を発表。審判部長に前川芳男指導員が再び就任して指導員も兼務し、記録部長には関口寿昭記録部副部長が昇格する。永見武司審判部長は審判部参与に、五十嵐義夫記録部長は嘱託となる。

◇原氏を審判員に新規採用

セ・リーグは1日付で審判員に原信一朗氏(25)を新規採用すると発表。札幌学院大出の原氏は東京都高野連で審判員の経験があり、昨年開設された「審判員養成講座」の受講生8人の中から唯一採用された。

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「最高経営者会議」設立を提案[報知]

◇根来コミッショナー

プロ野球の根来泰周コミッショナーが5日、東京・内幸町の事務局で年頭の挨拶と共に、私案として「プロ野球最高経営者会議」の設立を提案した。オーナー会議を発展させたもので、球界の中長期的な問題を議論し、選手会との話し合いに出席するなどの権限を議長に持たせる。

「正月は(古いものも含めて)野球協約を読んで過ごした」という同コミッショナーは「オーナー会議と実行委員会の二重構造である必要があるのか」と問題提起し、「実行委員会で近未来的なものを議論する」と位置付けた。

また「コミッショナーは審判部。事務局はサポーター。司法機関に徹して、(球界に)不公正があったら出ていく」とその役割を説明。「企業宣伝に特化していくとプロ野球の危機。社会貢献と考えるべき」と球界のあり方も再考し、挨拶に訪れた豊蔵セ会長、小池パ会長らにも強調した。

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大阪ドーム使用料、3億円で決着へ[ニッカン]

オリックスが本拠地とする大阪ドームの05年度使用料は5日、約3億円で決着する見通しとなった。同球団と、ドームを運営する大阪市の第3セクター「大阪シティドーム」との交渉は最終調整に入っており、近く正式に契約される見通し。04年度に大阪ドームで65試合を主催した旧近鉄球団の使用料は約6億円だった。経営再建のため特定調停中のドーム社にとっては大幅な減収となる。

オリックスは大阪ドームと神戸球場(ヤフーBBスタジアムから改称)のダブルフランチャイズ制を採用、05年度の主催試合は大阪ドームに34試合、神戸球場に32試合を割り当てる。関係者によると、新球団はドームでの主催試合数を順次増やす方針で、06年度以降の使用料は試合数に応じて決める。

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小宮山鬼になる

小宮山悟投手が、自らとジョニーこと黒木知宏投手に「愛のムチ」を入れた。5日、さいたま市の浦和球場で始動し走り込みにキャッチボールなど精力的に動いた。今年9月で「不惑」の40歳になるだけに「年齢?感じるよ。反応が鈍った。年を取ったと思う」。素直に受け止めた上で「今年が最後になるかもしれない、という気持ちと背中合わせで、1日1日を大切にやりたい」と背水の陣を覚悟した。

「心を鬼にして必死にやる」と自らに言い聞かせると共に、互いにチームを引っ張ってきた黒木に対しても、叱咤激励した。黒木は右ひじ痛で昨秋に手術したが「(戦列に)夏前に戻ってこないと口もききません。周りも手を差し伸べるどころか、突き放す。そこまで状況が来ている」ときっぱり話した。

2人で完全復活を果たしたいという気持ちがある。昨年は小宮山3勝、黒木1勝に終わった。「自分達が若い時、村田(兆治)さんを見てすごいと思った。若手にああ思わせることができたら」と小宮山。その気概を示すべく、2月1日からブルペン入りするつもりだ。

「チームの状況も厳しいでしょう。それを選手が敏感に感じないと」。自覚十分のスタートとなった。

小宮山
「体を動かすのは今年に入って今日が初めて。動きながら、ところどころ年を取ったと思いました。反応が鈍くなっている。咄嗟の動きの矯正が難しくなっていますね。それが当面の課題ですが、それは修正できるでしょう。結果はすぐには出ないけれど、4月までにはいけると思っています。メンタル面は大学の時に目一杯やっているので、今さらやる必要はないです。まあ、40歳で投げている状況は個人的に素晴らしいと思うけれど、チームにとってプラスなのかと考えると複雑ですね。今シーズンは、ボビーのリクエストに応えること。応えられたらチームにもプラスになる。それが目標です。ブルペンには2月1日に入る予定。良ければ早くなるかも知れない。とにかく、ユニホームを着る前に怪我だけはしたくないので、注意したい。チームは、プレーオフ進出を目の前で逸した悔しさを1年間しっかり持つことが大切。忘れると厳しいでしょう。」
渡辺俊
「年末も30日までやっていたし、元旦にマリンに来て走っているので、自分としては元旦がスタートだと思っています。でも、元旦はセレモニー的なものなので、本格的には今日からという感じです。ボールはずっと投げていました。30日にブルペンにも入っていました。今はシート打撃くらいなら投げられる状態ですね。オフのトレーニングは特別変わったことはやりません。ただ、ワンランク上のレベルのことはやっています。腰に負担がかかり、終盤は体力的にきつかったこともあったので、ランニングだけでは補えない部分を強化しています。その結果、ピッチングもワンランクステップアップできるはずですから。小宮山投手を目指して、長く現役をやっていく方法の1つだと思っています。」

◇利益も優勝も

千葉市の球団事務所で仕事始めをした。昨年末の仕事納めで、瀬戸山代表が今年の営業成績が悪ければボーナスカットを宣告したが、厳しい姿勢は変わらない。同代表は「今年は開幕権があってセとの交流戦があり、プレーオフもある。楽しみも多いが、苦労も多い1年になると思う。(営業成績の)数字達成と優勝を目指す」と目標を掲げた。

◇就任

ロッテは企画部部長に荒木重雄氏(41)の就任を発表した。荒木氏はこれまで日本IBMなどで主にソフトウエア開発に携わってきた。

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根来コミッショナー協約改正案

◇辞めません

根来泰周コミッショナーが、新年から球界改革へ強い意欲を見せた。5日、コミッショナー事務局の仕事始めの挨拶から「野球協約を直して完全なものにしていかなくてはと思っている」と、協約改正に触れた。さらに報道陣に囲まれ「正月は野球協約を読んで過ごしていた」「プロ野球は何のためにあるのか、から議論する必要がある」など語った。

球界システムの具体的な改正案も言及した。「あくまでも私案」とした上で「実行委員会とオーナー会議という二重構造である必要があるのか。両方とも球団の代表者のようで代表者でない感じがする。オーナー会議は最高経営会議として中、長期的な視野で議論。実行委員会は近未来的な議論をすればいい」と語った。

コミッショナーの立場については「司法に徹すればいい。三権分立のようなもの。最高経営会議に専門的な議長を置き、(12球団の)代表者になってもらえばいい」と熱く語った。同コミッショナーは昨年のスト突入時に辞任する意向を示していたが、俄然やる気を見せていた。

◇日韓台会談へ

コミッショナー事務局の長谷川事務局長が、6日に台湾へ出発する。台湾球界首脳の葬儀に出席するためだが、韓国球界首脳が訪れるため、同時に台湾との3ヶ国で会談する予定。08年北京五輪の予選方法について、07年11月のアジア予選で1チームを選考した上で、08年3月に最終ラウンドを行う案が出ている。同事務局長は最終ラウンドについて「アジア予選で2チームが選ばれるよう働き掛けるためのアジアとしての意見を統一しておきたい」と話した。

◇津波支援

3月14日に開催されるチャリティー試合「日本人選抜対外国人選抜」は、スマトラ沖地震も支援することになった。昨年の台風23号、新潟県中越地震への支援を目的に計画されたが、今回の惨事も加えられた。

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