昨秋に右ひじを手術した黒木知宏投手が8日、さいたま市のロッテ浦和球場で始動した。午前8時半からランニング。その後、ダッシュ、室内で40球のキャッチボールを行い、最後はセットポジションから15メートルの距離で30球投じた。
「違和感はない。キャンプの2クール目にはブルペン入りし、計画通りなら開幕もいける」。一時40キロまで落ちた握力も60キロまで回復。リハビリは順調だ。それでも笑顔はない。
「パンクしたら終わり」と自ら話すように引退は背中合わせ。“師匠”の小宮山から受けた「夏前に戻らなければ口も利かない」の叱咤にも「分かっている」と一言。05年のテーマは我慢。「何を言われようと叩かれようと耐えるだけ」。崖っ縁の元エースは黙って結果を残す覚悟だ。
完全復活に懸ける黒木が始動。午前8時30分から実に5時間、ランニング、キャッチボールなどを精力的にこなした。昨年10月に手術した右ひじは順調に回復し「(千葉)マリンのマウンドに上がって、ファンに“お帰り”と言われたい」。平成13年6月5日(オリックス戦)以来の本拠地勝利を目指す。
黒木知宏投手が8日、埼玉のロッテ浦和球場で約5時間の自主トレを敢行。昨年10月の右ひじ手術後初めてセットポジションからのキャッチボールを行い、順調な回復ぶりを見せた。
ランニング、ストレッチ、ダッシュを繰り返した後、室内練習場では池野ブルペン捕手と約80球のキャッチボール。そのうち30球を15メートルの距離をとって、セットポジションから投げ込んだ。「よし、OK!」黒木は納得の表情で、再び球場に戻り、ダッシュとランニングを行った。
チーム内の競争を勝ち抜く自信はある。「今年のテーマは我慢。心と体の駆け引きを克服し、プラン通りにできれば大丈夫」手術後、40キロまで落ち込んだ握力は60キロに回復。投球練習も今後は距離を伸ばす予定で、春季キャンプの第2クールからブルペン入りできる見込みだ。
「早く地元で勝って、ファンに『おかえり』と言われたいし『ただいま』と言いたい」とジョニー。目指すは開幕1軍、そして千葉マリンでの4年ぶりの白星だ。
右ひじ手術からの復活を目指す黒木知宏投手が8日、ロッテ浦和球場で自主トレーニングを始めた。昨季は肩痛を克服してカムバックを果たしながら、ひじを痛めてわずか1勝に終わり、10月に手術を受けた。しかし術後の経過は良好で、黒木は「握力も戻ってきた。順調にいけば春季キャンプの第2クールでブルペンに入れると思う」と、軽い重りを使ったリハビリメニューや走り込みを黙々とこなしていた。
完全復活を目指す黒木知宏投手が、決意の5時間練習で本格始動した。8日、ロッテ浦和球場でランニング、キャッチボール、筋力トレーニングを長時間にわたってこなした。昨年は約3年ぶりの白星を飾ったが、その1勝どまり。10月には右ひじの手術も受けた。今年のテーマを「我慢」と決めたジョニーが、今度こそ完全に蘇える。
黒木が、寒風の吹きつける球場を1人で黙々と走り続けた。室内練習場に移動すると、池野ブルペン捕手を相手に、キャッチボールを40球。そして正確に15メートルの距離を測り、ボールの感触を確かめるように、やや強めに30球を投げた。5時間の長時間練習に「予定通りのメニューです。今の僕は人の倍やらないと勝てないですから」と言って汗を拭った。
昨年は復活の足がかりとなる白星を飾った。「1つ勝った喜びは大きい。今年はいっぱい味わいたい」という。そして「今年はゴチャゴチャ言わずにやるだけ。我慢。何を言われても、叩かれても、我慢して頑張っていきたい」と決意を表明した。ベテラン小宮山からは「夏前に戻って来なければ、口をききません」と厳しい言葉を投げかけられた。そんなゲキにも「言われなくても分かっている。己に勝つ」と言い切った。
しかも昨年は右ひじ痛に苦しみ、10月には手術を受けた。だがそれも、いち早く05年のスタートを切るためだった。「経過は順調。違和感はない。プラン通り進んでます」。握力も手術後から10キロ増えて60キロまで回復。「シーズンでMAXの80までいけば」と笑顔を見せた。「次にパンクしたら終わり。肩・ヒジ、気持ちとのバランスが大事。気持ちと体の駆け引き」と焦らず取り組むが、キャンプ第2クールでのブルペン入り、そして開幕1軍登板に狙いを定める。
練習途中で新人から挨拶を受けたことに話が及ぶと「感激していた?黒木という名前もまだ忘れられてないかな」と本音も漏らした。「今年はマリンのマウンドに常に上がれるようにしたい。待っているファンに『お帰り』と言われ、『ただいま』と言いたい」。不退転の決意を胸に完全復活を目指す。
新人の久保康友投手(24=松下電器)手嶌智投手(22=新日本石油)大松尚逸外野手(22=東海大)青松敬鎔保守(18=上宮太子)が、揃って黒木に挨拶した。前日に入寮し、この日プロとして第1歩を踏み出したが、ランニング中に黒木に気づくとダッシュで駆け寄った。特別な言葉はなかったが、ガムをもらった。久保は「雰囲気があった。練習姿勢など、社会人出身の先輩として尊敬しています」と語った。手嶌は「ガムはリラックスしろという意味なのでしょうか。失礼なのでその場では噛めなかった」と大事そうに持っていた。
内と成瀬の2年生コンビも自主トレをスタートさせた。
マーくん、リーンちゃん、ズーちゃんがチーム勝利のために、成田山新勝寺に初詣。必勝祈願した。マーくん達が、初詣の参拝客で賑わう境内に姿を現すと、子供達は思わぬゲストに大喜び。たちまち囲まれ、境内は賑わいを増した。まずは、優勝のためにご祈祷。マーくん達も、この時ばかりは神妙な表情で手を合わせた。続いて恒例のおみくじ。毎年、おみくじをひっくり返したり、凶を引き当てたりと、いいところがなかったマーくんだったが、今年は見事に大吉を引き当て大喜び。最後は、絵馬にズーちゃんが「プレーオフ進出」、リーンちゃんが「パ・リーグ制覇」、マーくんが「日本一」と記入して、必勝祈願を終えた。