わたしはかもめ2005年鴎の便り(1月)

便

1月12日

黒色バットはOK、淡黄色は禁止[ニッカン]

セ、パ両リーグの記録、審判部長らで構成されるプロ野球の規則委員会が12日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、着色バットについて、黒色の使用を認め、淡黄色を禁止することを決めた。

実情に沿う形の変更で、使用が許可される着色バットはダークブラウン(こげ茶)、赤褐色、黒色の3種類となった。

また、今季、初めて実施される交流試合についても協議し、危険球の扱いなど、両リーグで運用が違っているルールの統一に向けて調整した。交流試合だけでなく、オールスター戦と日本シリーズにも適用する方針で、今月末の実行委員会と12球団監督会議を経て、正式決定される。

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バットは4色に統一、淡黄色は禁止−プロ野球規則委[サンスポ]

プロ野球の規則委員会が12日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれた。バットの色について、昨季まで認められていた淡黄色を禁止し、米大リーグの規定にならい自然色、こげ茶、赤褐色、黒の4色で統一することが決まった。淡黄色は、メッツ・松井稼が西武時代に使用していたが、メジャーでは認められず、「国際化が進むなかで、色も国際規格に合わせるべき」と丸山規則委員は説明した。

また、交流試合での統一ルールについて、セとパの両審判部長らが協議。危険球や投球間隔などの相違点について、25日の実行委員会と27日の12球団監督会議を経て決定される。この統一ルールは交流試合だけでなく日本シリーズでも適用される。これまで日本シリーズでは、監督会議でルールを1本化していた。

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根来コミッショナー、当面留任へ[スポニチ]

根来泰周コミッショナーが当面の間、留任することが12日までに確定的となった。昨年2月1日付で就任した同コミッショナーは、9月の労使交渉の際に有識者会議の設立などの“調停案”を提示。結局労使交渉は決裂し、ストライキが強行されたことから辞任の意向を表明した。9月29日のオーナー会議で慰留を受け「後任が決まるまで」との条件でコミッショナー職にとどまっていた。

その後、実行委員会を中心に後任人事に着手し、同コミッショナーも自ら後任選びを進めたが難航。有識者会議の立ち上げなどの重要課題を残すことから、当面コミッショナー職にとどまる。この日、小池パ・リーグ会長は「有識者会議のこともあるし、根来さんに引き続きお願いしたい。豊蔵さん(セ会長)も同じ考えです」と語った。

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根来コミッショナー続投も[報知]

◇実行委員会、オーナー会議が慰留

昨秋のスト突入の責任を取り、辞意を表明していたプロ野球の根来泰周コミッショナーの去就について、セ・リーグの豊蔵一会長、パ・リーグの小池唯夫会長が12日、東京・銀座の連盟事務所で当面の間、現職を続ける見方を示した。

根来コミッショナーはストを回避できなかったことなどを理由に、就任8ヶ月での辞任の考えを表明していた。しかし、実行委員会やオーナー会議が全会一致で慰留。「プロ野球有識者会議」など球界改革が軌道に乗り、後任が見つかるまで留任する方向で一応、決着していた。

豊蔵セ会長は「少なくとも今年(辞任について)話し合ったことはない」と説明した上で「後任を選ぶのも、そっとしておこうという雰囲気がある。色々案件もあるし、続投するというムードがある」と説明。今年、実行委員会の議長を務める小池会長も「今年は(球界改革の)節目の年になるし、根来さんには全会一致での留任を伝えてある」と続投を示唆した。根来コミッショナーはこの日、所用のため東京・内幸町の事務局には姿を見せなかった。

◇黒色バットの使用を認める

プロ野球の規則委員会が12日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で行われ、来季から黒色バットの使用を認めることを確認した。これまで色付きバットとしては淡黄色、ダークブラウン、赤褐色が認められていたが、選手の国際試合への対応も考慮し、メジャーリーグ規則に準ずる形で淡黄色を禁止し、黒色を加えることが検討された。

また、交流試合の統一ルールについても、危険球や投球間隔、監督・コーチがマウンドに行ける回数などが話し合われた。詳細は25日の実行委員会で決定され、27日の監督会議で最終確認される。

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“楽天”できない宮城球場改修、開幕間に合わない!?[サンスポ]

さあ、どうなる−。楽天の本拠地・宮城球場の改修工事を進める鹿島建設が12日、報道陣に進捗状況を説明した。作業員325人を動員し、急ピッチで進める工事は、この日まで進捗率31.2%とほぼ予定通り。しかし、このままいっても仕上げのスコアボード広告看板に取り掛かるのは3月20日以降になる見込み。途中で大雪に見舞われたら…。最悪4月1日の本拠地開幕(西武戦)に間に合わない可能性もあるという。

猛スピードで突っ走る新球団の楽天だが、急造ゆえに不安は尽きない。キャンプイン直前になるというユニホームに続き、本拠地の完成もピンチに立たされている。

早朝の7時半から夜8時まで、フル回転で工事を進める鹿島建設。その甲斐あって、現在は砂かぶり席を掘り下げ、スコアボードの基礎工事に入るなど、進捗率31.2%と「予定通り」(工事関係者)に進んでいる。

しかし、このペースでもスコアボードの広告看板に取り掛かるのは3月20日以降の予定で、4月1日の本拠地開幕戦にはギリギリの厳しい状況だ。

そんな中、関係者が最も恐れる最大の敵が“冬将軍”。この日も時折吹雪くなど、降雪に見舞われる仙台。「冬の工事はやっぱり大変です。雪が降れば溶かしたり、取り除いたりしながら(工事を)進めていくことになる」。除雪に余計な時間がかかるため、関係者はピリピリ。

今のところは「邪魔になるほど降っていない」ため、工事に影響は出ていないが、昨年の3月6日には積雪9センチを記録した前例があり、今後も予断は許さない。

真夏日の連続記録更新や度重なる台風の上陸など、異常気象が続く最近の日本。仙台が大雪に見舞われたら一大事。関係者は“テルテル坊主”に頼むしかない?

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宮城球場開幕ピンチ、オーナー丸刈りも[スポニチ]

楽天が本拠地とする宮城球場の改修工事の中間報告が12日行われ、工事関係者は今後の天候が例年並みの場合、3月26日のパ・リーグ開幕までに完成するとの見通しを示した。しかし、仙台管区気象台は2月中に仙台地方に大雪が降る可能性を指摘。工事完了が開幕に間に合わない可能性も出てきた。既に三木谷浩史オーナーは球場が完成しない場合には丸刈りにすることを宣言済み。最大のピンチ到来だ。

小雪が舞う宮城球場。グラウンドにはダンプカーの走行音が響く。新球団の記念すべき1年目。晴れの開幕に向けて作業は順調に進められていた。宮城球場改修工事事務所の今野繁事務課長代理は「進捗率は約32%です。2月中旬頃から人工芝を張る予定ですし、今のところ順調です」と説明した。

昨年11月8日から始まった工事は、12月22日の時点で進捗率は16%。現在はメーンスタンドと6基の照明灯が残るだけだが、年明けから作業員100人を増員し330人態勢で基礎部分の工事を進めている。1、3側のスタンド下に設けられるブルペンの型枠や、スコアボードを造る足場、バックネット前に設置される「砂かぶり席」の掘り下げ工事などが進行中だ。しかし、問題になるのが雪だ。

「(現時点で)開幕にはぎりぎり間に合いそう。しかし、雪が降ったら大変にはなってくる」と今野事務課長代理。雪対策については「考えていない」と続けた。

平年並みの天候が続けば問題はない。しかし、仙台管区気象台天気相談室の佐藤信栄室長は「特に2月は仙台沖の南岸を通過する低気圧が例年に比べて多いので、雪の量も増えると思う」と指摘。さらに今年は冬型の気圧配置が続いている影響などで注意が必要だと説明した。今月も15、16日頃に大雪が降る可能性もあるという。

昨年末には16センチの積雪を記録したが、その際はガスバーナーで対処。しかし、今後も雪が続けば対応は難しくなる。米田球団代表は「こんな異常気象は想定していなかったし、想定する時間もなかった。(本拠地開幕の)4月1日にぶっつけ本番なんて、できないよ。もちろん間に合うと信じています」と話す。

三木谷オーナーは「(パ開幕の)3月26日に(球場完成が)間に合わなければ、丸刈りにしなきゃいけないと考えている」と発言した。球界に参入してきたIT界の風雲児も、天気をコントロールする訳にはいかない。果たして三木谷オーナーの頭髪は開幕時に健在なのか。天に祈るしかない。

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宮城球場、楽天色に染める[報知]

◇内外野席全てクリムゾンレッド!

宮城球場のスタンドがクリムゾンレッド(えんじ色)一色になる―楽天のフランチャイズ球場となる県営宮城球場(命名権募集中)の改修工事が12日、報道陣に公開された。改修着工以来、進捗状況の公開は3度目。進み具合は31.2%だが、内外野の全座席を楽天のチームカラー「クリムゾンレッド」にすることが分かった。スタンド全席がチームカラー一色になるのは例がなく、開幕を待たずに、スタンドがえんじ色に染まる。

工事現場には、まだえんじ色は少しも見あたらないが、建設工事を請け負っている鹿島関係者は「座席は内外野全てクリムゾンレッドになります」と説明した。クリムゾンレッドは楽天のチームカラーで、球団旗、帽子、ユニホームの全てに採用されているが、球場もこの色に染めてしまおうという訳だ。

三木谷浩史オーナーは「スタンドをクリムゾンレッドのファンで埋めたい」と常々、話しているが、観客の座席そのものを、その色で埋めてしまおうという仰天プランだ。同じくオーナーを務めるサッカーJ1・ヴィッセル神戸もユニホームをクリムゾンレッドに変更したが、本拠地の神戸ウイングスタジアムの座席はグレーや緑、赤、黄色のまま。神戸市など第3セクターの持ち物のため、思うように塗り替えられない現状がある。一方、宮城球場は県から管理運営権を移譲されており、自由に改築できる。

既存球場でホームチームのカラー一色に染まっているスタンドはない。東京ドームは巨人とは無関係の青。甲子園で阪神カラーの黄色のシートはあるが、一部だけだ。

また外野フェンスは翼をイメージした形になる。かつての後楽園球場のように、両翼が斜めにせり上がり、ポールに近づくほどフェンスが高くなる。米田純球団代表は「もちろんイーグルスの翼をイメージしている」と話し、イーグルズウイング(仮称)として名物にしたい意向。チーム名のロゴのデザインのように羽根を描くプランも明かした。

◇田尾監督、雪遅延NO

突貫工事が続く宮城球場だが、大雪など天候状況による遅延は想定しておらず、4月1日のホーム開幕戦(対西武戦)がピンチになる可能性がある。東北では比較的、積雪が少ない仙台だが、今年は異常気象傾向。12日もうっすらと雪化粧するほどの降雪があり、今週末は大雪が予報されている。米田代表は「さすがに大雪まで想定している余裕はない」と祈るように話した。

田尾監督は同日、「間に合わないことはあり得ない。うちだけじゃなくプロ野球全体の問題になる」と言い、3月21日のオープン戦打ち上げ(対日本ハム戦・札幌ドーム)後に練習で使用、26日の開幕戦(対ロッテ戦・千葉マリン)に出陣するスケジュールを組んでいる。「本拠地なのに、球場を知らないで開幕を迎えるなんてね」と遅れは許さない方針だ。

◇突貫改修工事あと3分の2

宮城球場の改修工事現場が12日、報道陣に公開された。元日から2日間休んだだけの突貫工事で、現在の進捗率は全体の31.2%。スコアボードやファウルゾーンに突き出す内野席、オークションで約160万円(2席)の値がついた砂かぶり席などの基礎部分ができあがり、生まれ変わった姿が少しずつ浮かび上がってきた。雪などによる遅れも心配される中、現場の関係者は「実質的な工事開始から40日ほどでここまできた。大変順調といえる」と話していた。

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宮城球場にボールパーク養成ギプス出現[ニッカン]

◇宮城球場3・20完成へただ今31.2%

改修工事中の楽天の本拠地・宮城球場に、噂の「ボールパーク養成ギプス」が姿を現した。老朽化した同球場が生まれ変わるための秘密兵器で、外壁を半円形の建物ですっぽり覆い、ロッカーやブルペン、売店などを新たに増設するもの。3月20日の納期まで、ほぼ中間点に当たる12日現在、工事の進捗率は31.2%。一気にピッチを上げたいところだが、目玉の施設は完成に向け、着々と工事が進められている。

オレは今、猛烈に感動している。小柄なオレ、星飛雄馬は「大リーグボール養成ギプス」で巨人の星になれたが、宮城球場はもっとでっかいギプスで生まれ変わろうっていうのか!

何とも劇画チックなネーミングだが、決しておふざけではない。漫画「巨人の星」世代の三木谷浩史オーナーが、古い球場をメジャー級に改修する願いを込めて「ボールパーク養成ギプス」と命名した。年明けから本格化した工事は現在、足場が組まれた初期段階。それでも、噂の代物はクッキリと姿を現した。覆われるのは「宮城球場」の看板が掲げられるネット裏施設を起点に一、三塁側の内野席まで。外壁に沿って半円形状に幅10メートルの施設が、ギプスのように包み込んでいる。

それが完成すると、従来の壁の必要な部分に穴を開け、出入りできるようにしたり、壁を撤去して関係者用の広い部屋としてリニューアルする。逆に大外の壁に入り口をつくれば、ファン向けの施設となる。これにより、ロッカーやシャワー室を充実させ、トレーニング室や会見場、トイレ、売店などを新設。ファウルゾーンにあったブルペンもギプス部分に移す。空いたスペースには、より選手に近くなる張り出し型のスタンド(フィールドシート)となる。つまりこのギプスは、新装・宮城球場で選手やファンにとっての快適な環境をつくる、基盤になるという訳だ。

今年は1階部分だけだが、来年は2階までギプスで固め、VIP席や売店の充実を目指す。工期5ヶ月の中で外周施設の基礎工事期間が省け、コストが割安な上、古い建物を補強できる利点がある。工事を担当する鹿島建設は西武ドームに屋根をかけた経験もあり、既存の球場を大型改修したノウハウを生かした。

グラウンドには、ネット裏を掘り下げた「砂かぶり席」の基礎も完成し、左中間後方には芝生公園化される「楽天山」もそびえたった。4月1日の本拠地開幕まで許された時間は少ないが「ボールパーク」への道は、着実に固められている。

◇「秀吉の一夜城だ」オーナー感激

11月8日に大半を撤去する作業から始まった工事も、ほぼ中間点となる65日目を迎え、進捗率は31.2%。半分にも満たないが、年明けからは予定通り作業員を70%増の約350人に。年末まで16%程度だった工事は一気にペースを上げる。年末年始も元日と2日に休んだだけで、積雪による中止もない。この日午後も雪に見舞われたが、除雪しながら作業を続けるなど、工事は連日12時間に迫る。9日に三木谷オーナーが視察に訪れたが「まるで豊臣秀吉の一夜城のようだ」と関係者の奮闘に感激していた。

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オリ、年間シートTVショッピングで販売[スポニチ]

オリックスが今季の大阪ドーム年間指定席の販売をテレビショッピングで行うことが12日までに分かった。

地元密着のケーブルテレビ局、大阪北摂地域などを視聴地域に持つケーブルウエスト社と西宮、尼崎地域のベイコミュニケーション社で、2月1日から1ヶ月間、計44回放映する。約10分の番組には吉本興業の若手芸人が出演し、お茶の間に購入を呼び掛ける。

球団関係者は「これまで盲点だった部分。地域密着の視点で視聴者に訴えられれば」と狙いを話す。今回は3万円で50枚綴りの外野自由席回数券「OSAKAセレクトチケット」が主力商品。成否次第で次の企画も考慮中だ。83万世帯が視聴可能と全国3番目の規模のケーブルウエスト社エリア営業部の弘田徹チームリーダーは「オリックスさんもウチも地元の企業。協力関係を築いていきたい」と話していた。

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渡米

ロッテは、西村徳文ヘッドコーチら1、2軍の計5コーチが米コネティカット州で行われる野球指導者の会議に参加するため、13日に渡米すると発表した。この会議はボビー・バレンタイン監督が主催し、13日から3日間開かれる。5コーチは19日に帰国予定。

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交流戦ルール議論

◇規則委員会

野球規則委員会が12日、都内のコミッショナー事務局で行われ、交流試合に向けてセ、パ両リーグ間のルール統一などが話し合われた。今季から交流試合が開催されるため、両リーグの審判員各6人も出席。危険球退場の規定、投球間隔、監督の異議申し立て、マウンドに行く回数など、ルールに関し、リーグ間のアグリーメントで異なる事項について議論した。日本シリーズの規則に準じる案がまとまった。このルールは交流試合だけでなく、球宴、日本シリーズでも適用される。今回の案を土台とし、各リーグ理事会、実行委員会を経て、27日の12球団監督会議で最終確認される。

また、公式戦でも可能な限り統一していきたいという案も多く出た。出席したヤクルト島倉常務は「共通のルールをつくるいい機会という考えが多かったです」。公式戦については各リーグ理事会で話し合われる。100%といかないまでも、ほぼ統一されることになりそうだ。

◇淡黄色バット禁止

記録委員会で、着色バットの色について変更が確認された。これまで淡黄色、赤褐色、ダークブラウンを許可していたが、淡黄色を取り消す。その上でブラックを許可することになった。丸山規則委員は「メジャーのバット規定に即しました」と説明した。

◇2軍移動話し合い

イースタン・リーグ幹事会が12日、東京・銀座の連盟事務所で行われ、今季の日程と、楽天が山形を本拠地にすることに伴う経費問題を煮詰めた。特にこれまでより1球団増の7球団目として、首都圏以外の山形を本拠地とする楽天が加わることによる移動経費増を、どう分担するかに時間が割かれた。18日の同リーグ運営委員会で最終決定することになった。

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