わたしはかもめ2005年鴎の便り(1月)

便

1月13日

ロッテが「ハングル」ボード採用へ[ニッカン]

◇千葉マリンで今季採用へ

電光掲示板も韓流−。ロッテが今季、千葉マリン球場の選手名表記を、ハングル文字にすることを検討していることが13日、分かった。今年のチームの課題は打撃面。カギを握るのは昨年打率2割4分、14本塁打と不振に終わったアジアの大砲、李承Y内野手の復活だ。「李が自分の力を出せるように、韓国と同じ雰囲気で打つことができるようになれば。まだアイデアの段階だけど、実現できればいいですね」と5日に新たに就任した荒木重雄企画部長は説明した。電光掲示板のハングル文字表記は李が打席に立った時に限定するなど、案が出ている。

ロッテは今年6月28、29日に韓国で日本プロ野球初となる公式戦(対ソフトバンク)を行う。2月26、27日には鹿児島で韓国ロッテと練習試合も予定している。韓国での公式戦では、ペ・ヨンジュンと女優チェ・ジウを始球式に起用する案もある。重光オーナー代行も将来的に「アジアリーグ構想」を持つなど、韓国との交流に積極的。ハングル表記も日本在住の韓国人野球ファンへのサービスになる。また、日本人の観客にとっても野球を見ながらにしてハングルの勉強にもなる訳だ。

荒木部長は外部からも広く人材を登用したいというロッテの球団改革の一環として、採用された。青学大の大学院を卒業後、東大スポーツマネジメントスクール修了。日本IBM、ドイツテレコムなどでソフトウエア開発に携わった。早速、斬新なアイデアを披露したが「今後も色々盛り上げていければ」と話している。

◇「楽天ヨン様」歓迎

本社の商品のCMにもヨン様を起用しているロッテは、楽天がヨン様のフィルムポスターなどの販売を発表したことについて歓迎した。瀬戸山代表がこの日「(ヨン様の)取り合いとかそういうことではなくて、お互いに協力してやっていければ。話し合えればいいですね」と語っていた。

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千葉マリンが韓流スタジアムに[報知]

千葉マリンが韓国のスタジアムと化す。ロッテが李承Y内野手の本領発揮に向け、球場演出の大幅変更を検討していること13日、分かった。李の打席に限り、電光掲示板の表示をハングル文字にするなどアイデアを尽くして復活を後押しする。

03年にアジア新記録となるシーズン56本塁打をマークした李。だが、日本1年目の昨季は打率2割4分、14本塁打。球団関係者は「まじめすぎるから、結果が出ないと考え込んでしまう」と精神面の弱さが不調の一因と考え、バックアップ策を検討し始めた。

本拠地の李の打席では、電光掲示板の表示をハングル文字にしてメッセージを流し、応援と球場アナウンスも韓国語で行う計画を練っている。母国では爆発的な打撃を見せていただけに、球場を韓国化させることで、実力発揮を促す。

李が活躍すれば、韓国でのネット中継や観戦ツアーの需要も増加する。「メジャーでの松井(ヤンキース)のようになって欲しい」と球団関係者は期待する。戦力面はもちろん、マーケティング面でもキーマンとなるアジアの大砲。“韓流千葉マリン”が変身のきっかけとなれば、成績も収入も上昇カーブを描きそうだ。

◇瀬戸山代表「話し合い」

楽天・三木谷オーナーがヨン様に触手を伸ばしたことについて、ロッテ・瀬戸山球団代表は「話し合いですね。お互い協力してやっていければいいでしょう」と“争奪戦”を否定。ロッテは6月の韓国開催(対ソフトバンク)で始球式招聘を目指しているが、ロッテ本社がヨン様とCM契約期間中ということもあり、瀬戸山代表の口ぶりには余裕があった。

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楽天vsロッテ!ペ・ヨンジュンめぐり争奪戦が勃発[サンスポ]

楽天・三木谷浩史オーナーが13日、韓国ドラマ『冬のソナタ』で人気のヨン様ことペ・ヨンジュン公式グッズのインターネット販売発表会に出席。ヨン様の始球式登板やイメージキャラクター就任要請を前向きに検討する考えを明かした。3・26開幕で対戦するロッテは既に韓国で行われる公式戦でヨン様の始球式起用を打ち出しており、“微笑みの貴公子”をめぐって争奪戦が勃発した。

日本中のオバさまを虜にした“微笑みの貴公子”の魅力には、プロ野球チームもメロメロだ。韓国での公式戦で始球式起用を狙っているロッテに続き、三木谷オーナーもヨン様にラブコールを送った。

三木谷オーナー
「スーパースターですからね。始球式?まだ具体的ではありませんが考えています。実現すれば素晴らしいこと。」

この日、三木谷オーナーは都内で開かれたペ・ヨンジュン公式グッズのネット販売発表会に出席。「直接お会いしたことはありませんが、人間性は写真や映像に滲み出ている」と絶賛した上で、イメージキャラクターとしての起用を前向きに検討していることを明かした。

「女性や子供達に球場に足を運んでもらう」をテーマに掲げる楽天にとって、ヨン様はこれ以上ない存在。三木谷オーナーは「(ファン層の中高年女性は)球場に来て欲しい層。お母さんが来れば家族はみんな来る」と、集客の目玉とする考えを示した。

しかし、ヨン様といえば、ロッテも6月に行われる韓国での公式戦で、始球式起用を交渉中。三木谷オーナーも「ロッテの宣伝にも出ているからなぁ」と劣勢は承知の上だが、公式グッズのネット限定販売を依頼されるなど、所属事務所とはパイプがある。「野球は(CMとは)別かもしれませんからね。可能性を勉強します」とあえて真っ向から宣戦布告した。3・26開幕戦で激突する両チーム。シーズンを前に“韓流スター”を巡り、もう1つの戦いがスタートした。

◇ロッテ側は余裕

楽天・三木谷オーナーの発言にも、ロッテ側は余裕だった。6月に韓国で開催される公式戦(vsソフトバンク)でヨン様を始球式に起用する方針を昨年から打ち出しており、瀬戸山代表は「一緒に呼べればいいですよね。お互い協力すればいいんじゃないんですか」。先に計画を立ちあげ、CMに起用している強みもあり、楽天との争奪戦にも自信をのぞかせた。

◇千葉マリンは電光掲示板にハングル案

千葉マリンも“韓流ブーム”?今季から本拠地での李承Yの打席で電光掲示板にハングルで名前を映し出すプランが急浮上した。発案者の荒木企画部長は「まだアイデアの段階だけど、雰囲気が変わればいいですね」。韓国プロ野球でアジア記録の56本塁打を放った大砲も、昨季はロッテでわずか14発。このプランがアジアの大砲を目覚めさせるかも!?

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