藤田宗一投手が千葉マリンで4度目の契約更改交渉に臨み、前回から800万円上積みとなる2200万円増の年俸8000万円でサインした。「納得の金額」と粘り勝ち。昨季は62試合に登板。「中継ぎの仕事は1年間肩をつくること。これは野手の135試合出場と同じ」。中継ぎ陣のエースとして“地位向上”を訴え「やった選手が言うしかない」と胸を張った。
今季からの交流試合を「楽しみ」と言い、自主トレも例年以上にハイペースだ。「前監督(現巨人・山本ヘッドコーチ)がいるからね。見返したい」。入団以来5年連続で50試合以上に登板も、03年は当時の山本監督と意見が合わず28試合に終わっただけに、タフネス左腕は“打倒巨人”を誓っていた。
元日入籍した小坂が仙台市内で開催された激励会で“生涯ロッテ”を宣言。今季から楽天が新規参入するが「将来は地元で…という考えはない」と断言した。また西岡との定位置争いには「自分の仕事をするだけ」と一言。11日に挙式した照美夫人(27)はこの日姿を見せなかったが「責任重大だが、意気込み過ぎないように頑張る」とレギュラー再奪取を誓った。
18日に4度目の契約更改交渉に臨んだ藤田が、前回提示額から800万円増の8000万円でサイン。昨季リーグ2位の62試合に登板した左腕は、中継ぎの評価をめぐって越年していたが「希望のところ(金額)にいきました」と笑顔。一昨年、当時の山本監督(現巨人ヘッド兼打撃コーチ)には起用される機会が少なかったため、交流試合の巨人戦はヤル気満々。「抑えて(自軍ベンチに)戻るとき、(巨人の)ベンチをちらっと見ますよ」と前監督に挑戦状を叩き付けた。
渡辺俊介投手が、20日に新潟県中越地震の被災地、和島村の北辰中学校を訪れることになった。
藤田宗一投手が18日、千葉マリンで4度目の契約更改交渉に臨み、2200万円増の8000万円(推定)でサイン。過去3度の提示から800万円の上積みを勝ち取り「中継ぎの大変さをある程度理解してもらえました」と笑みがこぼれた。
熱意を押し通した。昨季は薮田に次ぐチーム2位の62試合に登板、シーズン全133試合でブルペン入りを果たした。「1年間肩をつくり続けることは、野手でいう全試合出場と変わらない」。7年間で391試合登板の鉄腕のアピールに球団側が“陥落”した形。今季以降の中継ぎ査定の見直しも約束された。
交渉の席では「ここで(野球人生を)終わりたい」と“生涯ロッテ”も宣言した。交渉終了後、すぐさまスーツからジャージーに着替え、グラウンドで汗を流すなど今季にかける思いは強い。「防御率と得点圏被打率を下げれば、優勝できるかな」。チーム31年ぶりのV奪回。このことしか鉄腕の頭にはない。これでロッテの未更改者は福浦1人となった。
ロッテの藤田宗一投手が18日、千葉マリンスタジアムで4度目の契約更改交渉に臨み、2200万円増の8000万円でサインした。前回交渉から800万円の上積みを勝ち取った藤田は、「交渉は1度で終わらせたかったけど、中継ぎの評価を高めたかった。(今回は)納得する金額です」と、希望額到達に満足感を漂わせていた。(金額は推定)
西武ライオンズが西武ドームの命名権(ネーミングライツ)を情報通信サービス大手のインボイス(木村育生社長、本社・東京都港区)に売却することが18日、明らかになった。黒岩彰球団代表が東京・銀座のパ・リーグ事務所に小池唯夫会長を訪ね報告。25日に開かれる実行委員会で球場呼称変更の承認を求める見込み。インボイス社は既に西武2軍の命名権契約を結んでいる。開設から26年、「西武」の名称が球場から消滅することになった。
黒岩球団代表はこの日午後、パ・リーグ連盟事務所を訪れ、小池会長に命名権売却の経緯を説明。その後、東京・内幸町のコミッショナー事務局を訪問。長谷川事務局長にも売却の方針を伝えた模様だ。
西武球団首脳は親会社コクドの不祥事発覚以来、年間赤字20億円といわれる球団経営の見直しを急ピッチで進めてきた。主力選手が軒並み契約を保留するなど、年俸圧縮に着手する一方、2軍の命名権を3年契約6億円(推定)でインボイス社に売却した。同社の木村育夫社長は、昨年12月30日の記者発表の席上、西武ドームの命名権についても「友人の孫社長(ソフトバンク)から非常に広告宣伝効果があると聞いた」と取得に前向きな姿勢を示していた。
球団では年明けから木村社長と球場命名権の売却交渉を進め、細部を残しながらも合意に達した。この日、木村社長は「西武ドームの命名権はインボイス・ドームとなるかどうかも含め、細かい詰めの段階にある」と語った。
プロ野球本拠地球場の命名権売却は、神戸市が03年3月にオリックスの本拠地である神戸グリーンスタジアムの命名権を2年契約2億円でソフトバンクに売却。ヤフーBBスタジアムとなった例がある。また新規参入の楽天も大規模改修中の県営宮城球場の命名権を売却することで宮城県と合意している。
野球協約では専用球場の変更について実行委員会、オーナー会議の審議、承認を求めている。西武は25日に開かれる実行委員会で命名権の売却=専用球場名変更を申請する見込みだ。新たな球場名は「インボイス・ドーム」となることが有力で、承認されれば、オープン戦から新球場名でスタートを切ることになりそうだ。
県営宮城球場(仙台市)の命名権(ネーミングライツ)売却先の公募に、1社から応募があった。宮城県と同球場を本拠にする楽天が18日、発表した。応募した企業名や売却金額は、20日に有識者らの懇話会を開催し、売却先として相応しいかを審査した後に公表する。命名権の導入期間は3年間、募集金額は年間1億5000万円以上。売却収入は原則として県と楽天に1対3で配分する。
藤田宗一投手が18日、交流戦での打倒巨人を誓った。この日、契約更改に臨み、2200万円アップの推定8000万円でサイン。前回提示から800万円の上積みで、中継ぎとして62試合に登板したタフネスさに対する評価を勝ち取った。
1度サインすれば、気持ちは今シーズンへと切り替わる。藤田は更改後の記者会見で、打倒巨人への熱い思いを口にした。巨人の山本ヘッドコーチは前ロッテ監督。同監督示談の03年、わずか28試合の登板に終わった藤田は、自らの力を同コーチに認めさせたい気持ちが強い。「巨人戦はテレビ中継もあるんで抑えにいきます。投げ終わって帰る時の顔を見ててください」と意欲満々に話した。
今季にかける気持ちは調整法にも表れる。藤田は昨年同様、今年もキャンプ初日からブルペン入りするつもりだ。「やる気ありますから」。その目は、バレンタイン監督を胴上げするため、中継ぎでフル回転する意欲に満ちていた。
マリンスタジアムで自主トレを行っている堀が、今年初めてティー打撃を行い「打ち初め」を行った。
年末年始とほとんど休みなくトレーニングを行っているが、「ケガをしない体作りが1番の目的。キャンプ、公式戦と1年間フルに働ける体を作る」ことを第一に、走りこみ、ウェイトを中心に汗を流してきた。「バットは軽くスイングする程度」で、ボールは打っていなかった。
キャンプまであと2週間となった、今日からボールを打った堀。一緒にトレーニングを行っていた諸積から「年男の打ち初めだ」と冷やかされながら、感触を確かめるように、約40球ティーバッティング、約10球バックネットに向かってノックを行った。
打ち初めを終えた堀は、「気持ち良かった」と笑顔。「これから自主トレ、キャンプと徐々にペースを上げていく」と汗をぬぐった。今年でプロ18年目を迎える。年齢も36歳となるが、まだまだレギュラーポジションは渡すつもりはない。西岡ら若手の台頭もあるが、「それが当然。競争がチームを強くする。自分が負けなければいいだけ」と胸を張る。
「優勝の経験がないからね。何としても優勝したい。もちろん、自分がしっかりチームの中心にいて、ボビーを胴上げしたい」と話したベテラン。大きな目標に向かって、順調な滑り出しを見せた。
昨年、チーム最多の12勝を挙げた渡辺俊が、新潟県中越地震の被災者を激励する。20日に同県・和島村の北辰中を訪れ、村民達を励ます。渡辺俊は「教育委員会の方とかからずいぶん誘ってもらったみたいで。和島村だけはプロ野球選手が来てないらしいんですよ」と、訪問が待ち遠しい様子だ。色々考えた結果「野球の道具とかあげてもねぇ。お菓子なら女性でも食べられますから」と、ロッテ製品をプレゼントすることに決定。既に現地へ発送も済ませたという。
イースタン運営委員会に出席した西武黒岩代表が、2軍戦の主催試合を埼玉県内に分散させていく意向を示した。「西武ドーム、西武第2球場、飯能の3球場を主体に上尾など埼玉県にある球場を使用していきます」。埼玉県以外では、地理的に比較的近く、今季から2軍の指揮を執る渡辺2軍監督の出身地でもある前橋の球場も候補。2軍名称がインボイスに変更となり、会議に出席した渡辺2軍監督は「刺激になればいい。1軍のライオンズのユニホームを1度も着られない可能性だってあるんだから」と奮起と活性化を促した。
楽天の本拠地となる県営宮城球場の命名権(ネーミングライツ)販売の一般公募が18日に締め切られ、宮城県は1社からの入札があったことを発表した。前日17日まで応募はなかったが、締切日当日に大手企業が名乗りを上げた。売却金額は年間2億〜2億5000万円とみられる。原則として期間は3年。20日に有識者らの懇話会で審査を行い、正式決定の運びとなる。
また、宮城球場の使用料については据え置きとした。プロ開催試合数の増加により、県アマ界の試合数は激減している。高校野球でいえば、夏の甲子園予選だけで50試合が会場を変更する必要がある。プロ本拠地となれば、使用料金も上がるのが一般的だが、関係者は「これも地域密着の1つの形」と説明した。