小林雅英投手が23日、初芝清内野手と千葉市内のプレナ幕張で行われたトークショーとサイン会に参加。新選手会長は「どんな時でも投げます」と、チームの優勝のためなら“スクランブル登板”も買って出る覚悟を見せた。
熱い思いがひしひしと伝わってきた。昨年、日本ハムとし烈なプレーオフ争いを演じ、ロッテ・ファンは「優勝」を現実のものと意識して応援した。今季への期待が、毎年恒例のイベントながら過去最高の約1000人が詰め掛けたことに表れていた。「今年は大切な1年になる。マリンに多くの人に来てもらうためにも、まず勝つことが大事」と小林雅は言った。その勝利に貢献するため、どんな起用法も受け入れるというのだ。
一昨年までは守護神として最終回、1イニングの登板がほとんどだった。昨季は自身の序盤の不振、バレンタイン監督の方針もあって展開を問わず51試合に登板した。小林雅も「最初は戸惑った」と振り返るが「登板の条件を出すのは選手として間違っている」とも話し、監督の指示ならばどんな場面でも投げることを宣言した。また、昨年の経験が「(先発、中継ぎ、抑えと)何でもやった入団1、2年目を思い出した。スタミナ?全然問題ないです」と新たな自信につながった。
イベントの最後に、ファンの前で1974年以来31年ぶりのV奪回を高らかに宣言。愛するファンに1試合でも多くピッチングする姿を見せる。その先には、必ず「栄光」が待っているはずだ。
小林雅、初芝が23日、JR海浜幕張駅近くのショッピングビル、プレナ幕張でのトークショーに参加。会場には約1000人のファンが集まった。選手会長に就任した小林雅は、自身が4席持つ『ファイアーマンシート』に招待するファンに関して「試合で使ったボールにサインしてプレゼントするとか、色々考えています」と、サービスの充実を誓った。
小林雅英投手、初芝清内野手がJR海浜幕張駅前のプレナ幕張でトークショーとサイン会、チャリティーオークションを行った。