わたしはかもめ2005年鴎の便り(1月)

便

1月28日

ボビーが期待、黒木1軍2・14[ニッカン]

ボビー・バレンタイン監督が、黒木知宏投手の完全復活への第一歩としてバレンタインデーの1軍合流を想定していることが28日、明らかになった。この日、千葉マリン球場の練習を終えた黒木とバレンタイン監督がバッタリ出くわした。そして大事な右腕をモミモミ。

バレンタイン監督
「状態はどうだ?」
黒木
「順調です。」
バレンタイン監督
「2週間で戻って来て欲しい。」

焦らせない配慮で2軍スタートだが、指揮官は黒木の完全復活をチーム浮沈の焦点にしている。昨秋に右ひじを手術した黒木も、今月初めは15メートルの投球だったが、今は30メートルに延ばしている。ブルペン入りは「あくまで希望ですが、鹿児島での初日かな」と語った。順調なら、2月8日に2軍でブルペン入り→練習休みの14日に1軍合流、の青写真で階段を着実に上っていく。

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李がイメチェン!スン様だ![スポニチ]

李承Y内野手が28日、羽田着の大韓航空機で再来日した。韓国の国民的打者として、寡黙なイメージが強かった李だが、金髪、サングラスのド派手な姿で登場。日本人女性の間で人気沸騰中の韓国俳優を彷彿させる変身ぶりで心機一転?日本球界2年目を迎える“スン様”がアーチ量産で日韓の懸け橋となる。

予想外のいで立ちに、羽田空港の到着ロビーは一瞬、どよめきに包まれた。黄金色に染め上げた髪、顔の大部分を覆う大きなサングラス。グレーのスーツにノーネクタイ。ラフに着こなしたその姿は、野球選手というよりも、日本中の女性をメロメロにしたイケメン“韓国スター”もどきだった。

これまでの寡黙で真面目なイメージは一新。「昨年のことを全て忘れようと、この髪形にした」。イメチェンに踏みきった理由を説明する雰囲気は、まさに“スン様”だ。

昨季はアジアの大砲と期待されながら、日本野球に対応しきれないまま、わずか14本塁打に終わった。もう失敗は許されない2年目。韓国俳優も驚きのド派手な金髪は、李にとってはどうやら決意の表明を意味していたようだ。

球団は6月にソフトバンクと韓国で初の公式戦を開催することが決まっている。ペ・ヨンジュンの始球式も検討しており、チームの成績はもちろん営業としても韓流ブームに乗る構えだ。球団を挙げての意気込みは韓国の国民的打者である李自身も感じている。「日韓の関係の中で1つの役割を担えれば光栄」。“スン様”スタイルでの活躍こそが両国の懸け橋となる。

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李が決意の“金髪”来日…勝負の2年目[サンスポ]

李承Y内野手が28日、羽田着の大韓航空機で来日。昨年の不振を振り払うため決意の“金髪”姿で登場した。

「昨年のことは全て忘れて、気持ちを引き締めるため、金髪にしました」。一昨年に韓国で56本塁打したアジアの本塁打王にとって昨季は不満だらけの1年。本塁打はわずか14本に終わり、2年契約の2年目となる今季は是が非でも結果を残したいところだ。

今オフは外野の守備にも取り組んでいる。本来は一塁手で、日本では主に指名打者で出場していたが、交流試合が導入されることもありバレンタイン監督は「左翼を守らせるつもり」とコンバート案を披露している。

今季は6月に韓国で公式戦が組まれており「日韓の関係の中で1つの役割を果たせれば」と李承Y。気合十分の金髪大砲が、6月の凱旋帰国を目指す。

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株式譲渡完了でソフトバンク正式誕生[ニッカン]

福岡ソフトバンクホークスが28日、正式に誕生した。この日、福岡ダイエーホークスを保有していた大手スーパーのダイエーから、通信大手ソフトバンク(孫正義社長)に球団株式の譲渡が完了した。都内のソフトバンク本社で、臨時株主総会などを開き王貞治監督を球団の副社長兼ゼネラルマネジャー(GM)として経営参画させることも決めた孫オーナーの第一声は、プロ野球界に新風を吹き込む決意で満ちていた。

孫オーナー
「世界レベルで戦える、世界中の多くのファンに夢と感動を与えられるチームに育てていく準備が整った。王監督・副社長兼GMと球界改革を牽引する総合力ある球団および企業にしていきたい。」

既にソフトバンクには野球振興部が新設されているが、少年少女を対象にした無料の野球教室や、野球用具の寄付などを行うために、今季中のNPO(非営利団体)法人設立も検討している。孫オーナーはNPO法人設立に向け、ポケットマネーを費やす考えで、関係者は「額は数億円になるのでは」と話した。同法人を通じて募金や義援活動も、従来以上に積極的に行う意向だ。

王監督について孫オーナーは「新しい観点で野球業界に改革をもたらすと同時に、従来のファン中心志向のよい面をより多角的に展開するため、ファンの絶大な信頼と期待を集める王監督のリーダーシップを経営面においても十分に発揮していただきたい」とコメント。30日には福岡ドームで「発足式」が開催され「新生ホークス」が正式に船出する。

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西武が今秋身売り決定的!11月期限に売却先探し[サンスポ]

西武グループ経営改革委員会(委員長・諸井虔太平洋セメント相談役)は28日、グループ再建の中間報告を発表。年間20億円の赤字を計上している西武ライオンズについて、諸井委員長は野球協約上の参加資格の譲渡期限の11月末を期限として、優良な売却先を探す方針であることを明かした。条件が折り合わなければ球団を維持する可能性も残すが、名門球団の売却は避けられない情勢になった。

経営改革委員会はこの日、都内のホテルで11回目の会合を開き、中間報告を発表した。コクドを分割して西武鉄道と合併し、プリンスホテルも吸収する企業再編を行い、経営難のホテルなど約40施設の撤退など、厳しい内容となった。

そのなかで年間20億円の赤字を計上する西武球団について、報告書は「今シーズン末以降、具体策を検討」と記しただけ。具体的な改善策には言及されなかった。

諸井委員長
「ライオンズについては、いずれにしても(譲渡期限の昨年)11月末を過ぎているし、キャンプ、シーズンも始まる。今季はこのままで、来季以降どうするのかを検討したい。(球団には)いまはとにかく優勝に向かってもらえればいい。」

諸井委員長は、今季の球団譲渡期限を過ぎたことから、今季終了までは球団を保有することを強調した。一方で同委員長は来季へ向けて、売却先探しを行っていく意向を表明した。

諸井委員長
「(売却の方針と)決めつけた訳ではない。優良な買い手が現れるか。11月が1つの期限だ。それまでに優良な買い手が出てくるか、我々で探すのか。買い手が出てきてもあまり厳しい条件だと、むしろ持っていた方がいいということになる。」

球団の親会社のコクドは、昨年11月にライブドア、テレビ朝日、日産自動車など10社以上に200億円で売却を打診。だが高額と西武ドームの本拠地使用がネックとなり、交渉はいずれも不調に終わっている。この日の報告では売却希望額などは触れられていなかったが、方向性が固まったことで、今後は条件が低くなる可能性もある。

西武・星野好男球団社長
「何の連絡も受けていないので、分かりません。」
西武・黒岩彰球団代表
「球団としてはコメントする立場ではない。与えられた場所で頑張るだけです。」

◇西武身売り騒動経緯

平成16年7月7日
オーナー会議後の会見で、堤義明オーナーがパ・リーグでオリックス、近鉄に続く新たな合併協議が進行していると発言
平成16年8月31日
西武が横浜に合併を打診していたことが発覚。横浜側は拒否したが、西武が新たな合併・売却に動いていることが判明
平成16年9月7日
堤オーナーが都内でロッテ・重光昭夫オーナー代行らと極秘会談。堤オーナーは「西武とロッテの合併はない」と断言
平成16年10月13日
西武鉄道株の持ち株比率虚偽記載問題で、堤オーナーが日本シリーズ後の引責辞任を表明。球団経営について「パ・リーグは倒産状態。経営努力で補えない部分もある」と売却の可能性を示唆
平成16年10月26日
堤オーナーが正式に球団オーナー職を辞任。当面は山口弘毅オーナー代行が職務を引き継ぐことに
平成16年11月6日
200億円で球団売却をライブドアなど数社に打診していたことが発覚
平成16年12月29日
西武が情報通信会社「インボイス」と3年6億円(推定)で2軍命名権の契約を締結
平成17年1月19日
「インボイス」が西武ドームの命名権も買い取ることが明らかに
平成17年1月25日
プロ野球の構造改革協議会で承認を受け、本拠地の名称を「西武ドーム」から「インボイス西武ドーム」へ変更

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西武球団売却、今季終了後に再検討

◇西武グループ再建案

西武グループの再建を図る経営改革委員会の中間報告が28日、東京・港区の品川プリンスホテルで発表され、西武ライオンズの売却については今シーズン終了後に再検討されることになった。諸井委員長は「これからキャンプに入って4月から(ペナントが)始まる。(売却するかについては)来季以降の問題」と話した。これを伝え聞いた星野球団社長は「何の連絡ももらっていないし、コメントのしようがない」と語った。

球団経営は広告塔としての役割はあるが、年間20億円の赤字を出しているだけに、諸井委員長は「優良な買い手があれば」と売却も視野に入れている。現実的には立地条件が悪い現在の球場施設の使用問題などがあり、好条件で買い取る企業はないが、経営状況が改善されなければ、条件が揃わなくても売却する可能性は残される。球団保有者変更の承認期限である11月をメドに、売却論議は再燃する見込み。

◇西武球場命名権、2年5億円予定

西武の本拠地「西武ドーム」が「インボイス西武ドーム」に変更される件で、インボイスの木村育生社長が28日、埼玉・所沢市内で会見した。球場のネーミングライツ(命名権)を2年契約5億円で取得する予定。同社長は「契約はまだしていない。1週間後ぐらいにしたい」と説明し、「我々としては略称はインボイスドームにした。会社の知名度アップが目的で、反響は大きい。テレビコマーシャルより宣伝効果がある」。また同社長は西武鉄道の「西武球場前」の駅名変更も希望したが、派生するコストが高く断念。「球団経営にはタッチしない」と話していた。

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ドラフト制度改革などで意見交換[ニッカン]

プロ野球労使による構造改革協議会の小委員会が28日、東京都内で開かれ、ドラフト制度改革や移籍問題を中心に話し合った。

日本プロ野球組織(NPB)はロッテの瀬戸山隆三球団代表ら6球団、選手会側は古田敦也会長、宮本慎也副会長(共にヤクルト)らが出席。25日に行われた第1回協議会の議論を受け、ドラフトを完全ウエーバー制にした場合にフリーエージェント(FA)取得期間をどの程度短縮するかなど、具体的な事例について意見交換した。

3月14日の第2回協議会に向け、ドラフト改革などで意見が分かれているNPB側は2月中に方向性を示す方針を確認した。

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ドラフト改革、今季断行へ[スポニチ]

日本プロ野球組織(NPB)と日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)によるプロ野球構造改革協議会の小委員会が28日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、今季中にドラフト改革を断行することで一致した。

会議では

(1)
完全ウエーバー、FA短縮
(2)
自由枠存続
(3)
くじ引き

など具体案をシミュレーションし、それぞれの利点や弊害などが検討された。古田会長は「究極でいうとサッカーのようにドラフトも、保留期間もなし、自由の自由というのもある。とにかく具体的な話ができた。活発な議論をすることは大きな収穫だった」と語り、瀬戸山・選手関係委員会委員長(ロッテ球団代表)は「完全ウエーバー、FA短縮を理解した上で、それに近いものをつくる努力をしようということ。光が見えてきた」と強調した。

NPB側は2月前半にも12球団代表者会議を招集し、ドラフトに関する各球団の意見を集約。3月11日の小委員会、同14日の構造改革協議会で選手会側に示す方針。伊藤選手会担当顧問は「これまでの例でドラフト制度を変えるのは9月ぐらい。11月のドラフトまでには十分間に合う」と9月がタイムリミットになるとの見通しを示した。

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ドラフトなどで意見交換…構造改革小委員会[サンスポ]

プロ野球労使による構造改革協議会の小委員会が28日、都内で開かれ、ロッテの瀬戸山隆三代表ら6球団の関係者と古田敦也選手会会長、宮本慎也同副会長(共にヤクルト)が出席した。25日に行われた第1回協議会ではドラフト会議のウエーバー制の導入に経営者側が賛否両論に分かれたが、この日は選手会が求めるウエーバー制導入に伴うFA期間の短縮に対し、経営者側から外国人枠の撤廃、サラリーキャップ制を含めた議論を求めるなど、改革の具体案が出された。古田会長も「活発な議論をするだけでも進展はあった。(経営者側も)現状のドラフトではダメという認識を持っていたと感じた」と評価した。今後は3月11日に再度小委員会を経て、同14日に第2回の構造改革協議会が開催される。

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金色のライオン、去年のことは全て忘れたい

李承Y内野手が「金色のライオン」になった。28日、韓国から来日。鮮やかな金色に髪を染め、「ライオンキング」の呼び名通り、威風堂々とした態度だった。韓国で56発を記録したアジアの大砲として期待された昨季は不振のまま終えた。雪辱の2年目へ、「昨年のことは全て忘れようとして金髪にした」。また交流戦では左翼にコンバートにも意欲的。昨年はDH起用が多かったが、今年はセ主催の交流戦ではDH制がなく、バレンタイン監督も交流戦のみ左翼起用を明言している。李も「違和感はない」と期待に応えるつもりだ。

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ドラフト改革案作成へ

◇構造改革協議会で経営者側

労使によるプロ野球構造改革協議会の小委員会が28日、都内で行われ、ドラフト制度改革などを中心に議論した。機構側から6球団の理事、選手会側は古田会長(ヤクルト)、宮本副会長(同)らが出席。ロッテ瀬戸山代表は「結論は出なかったが、この前より活発な意見が出た」と手応えを強調。伊藤選手会担当顧問も「大きな一歩、二歩だ」と語った。

25日の第1回協議会では選手会がドラフト制について完全ウエーバー制導入を主張したのに対し、経営者側は意見の不一致を露呈。この日は「各球団が持ち寄ったものをまとめたい」(ヤクルト倉島常務)と、経営者側が2月中に全球団で討議し、3通りほどのドラフト改革案を作成する方針を固めた。「(ドラフト会議が行われる)11月までに結論を出すことを確認した」と阪神野崎取締役。第2回協議会(3月14日)では、経営者側が選手会に逆提案する形で、改革を推し進めることになった。

◇古田会長「進展」

労組日本プロ野球選手会の古田会長は確かな「前進」を感じ取った。小委員会後の会見で「色々な意見が具体的に出て良かった。活発な議論をすることも進展だと思う」と収穫を強調。選手会側は「完全ウエーバー、FA短縮」という案で一本化しているが「今度は各球団にも意見を出していただけるという形になった。大きく進展していると思います」と、経営者側が意見統一に向け動き出したことに手応えを感じていた。

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