わたしはかもめ2005年鴎の便り(1月)

便

1月30日

小宮山「ブルペン1番乗り」[報知]

小宮山悟投手が鹿児島入りした30日、チーム1番乗りでブルペン入りを果たした。この日、12球団のトップを切ってキャンプ地に入ったロッテ。チーム最年長の小宮山は2月1日のキャンプインを前に、いきなり140キロ級の速球を披露し、「去年より今年の方がはるかにいい」と順調な仕上がりをアピールした。

◇鹿児島到着1時間後いきなり140キロ披露

宿舎に到着してわずか1時間。ほとんどの選手が軽めの調整に終始する中、小宮山は静かにブルペンへ歩を進めた。変化球を含め捕手を立たせて40球、座らせて21球。受けた池野ブルペン捕手は「ペースが速い。140キロくらいは出ていた」と舌を巻いた。

2年連続となるキャンプイン前のブルペン入り。この日は、先日ミズノが開発した低反発の「飛ばないボール」を試投。「(投球自体は)何も変わらない」と話す一方で、「そもそも12球団で使うボールが違うこと自体がおかしいこと。同じボールになるよう努力して欲しい」と“小宮山節”も忘れなかった。

今後は天候次第だが、1日おきにブルペン入りする。「何かをつかんだ?フフ。それは言えないな」とニヤリと笑った小宮山。今季40歳を迎えるベテランが、“最速キャンプイン”で勝負の年のスタートを切った。

◇市民1500人が歓迎

鹿児島市が2年連続でロッテ・キャンプの歓迎セレモニーを開いた。会場の鹿児島中央駅前には市民1500人が集結。森博幸市長は「市民、県民の悲願である優勝を成し遂げて欲しい」と激励。バレンタイン監督も「皆さん一緒にプレーオフに行きましょう」と日本語で挨拶し、鹿児島市民の喝采を受けていた。

◇198センチパスクチ超大型「1番」

新外国人・パスクチが「史上最長身の1番打者」となる可能性が浮上した。身長198センチ、113キロの助っ人について、バレンタイン監督は「ベニー同様、力だけでなくいい走塁ができる選手。ベニー、福浦、李と中核を担って欲しいが、1番打者となる可能性も否定しない」と、超大型トップバッターの誕生を示唆。会見に臨んだパスクチは「貢献してプレーオフ進出に導きたい」と力を込めた。

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駆けつけブルペンだ、ベテラン小宮山[ニッカン]

ロッテが30日、キャンプ地・鹿児島入りし、今年9月に40歳になる小宮山悟投手がブルペン1番乗りで熱投を見せた。アップを済ませ、日が傾いた午後4時40分、トレーニングウエア姿でニット帽をかぶり、鴨池球場のブルペンに直行。捕手を立たせて40球、続けて捕手を座らせて21球を投げた。ミットを叩く心地よい音が周囲に響き渡った。140キロ近い直球とカーブ、スライダー、カットボールも試した。「状態?去年よりはるかにいい」という“キャンプイン”だ。

チーム一行はこの日午後1時45分に鹿児島空港に到着、そのまま鹿児島中央駅前に移動し、同3時から歓迎セレモニーに参加した。その後に宿舎ホテルへ入り、小宮山は同4時に鴨池球場に向かうハードスケジュールの中での投球だった。

今キャンプは年齢との戦いともなるが「お天気チェック」で体調管理に万全を期す。自主トレ期間中も毎朝、テレビで天気予報を見た。その日の気温など天候と自己の体調を比較し、臨機応変に練習メニューを組み立ててきた。理論派は「そのやり方は変わらない。お天道さんには勝てません」と話す。

ブルペン投球では、ミズノ社が新たに開発したばかりの従来より反発力の弱いボールを使用。「投手にとっては今までと変わらない。攻め方?野球の基本は一緒」と違和感はない。チームに復帰した昨年は3勝に終わったが、今年は年齢の壁を超えるつもりだ。

◇ボビー1人通訳

鹿児島中央駅前で行われたロッテの歓迎式で、バレンタイン監督が“1人通訳”の挨拶を行った。全て日本語でスピーチした後、英語に通訳。「皆さん、こんにちは。鹿児島に来れて嬉しいです。鹿児島の人は優しくて素晴らしいです。一緒にプレーオフに行きましょう」と話かけると、1500人のファンから歓声が上がった。15歳の時に社交ダンスの全米大会で優勝したことがあり、ジルバの曲に合わせノリノリで登場するシーンも。ロッテは他球団より1日早いキャンプ地入り。強制ではないが47選手が揃って歓迎式に参加した。

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ロッテに超巨漢1番打者が誕生へ[スポニチ]

2月1日のキャンプインを2日後に控えた30日、ロッテがキャンプ地の鹿児島入りした。宿舎では29日に来日したばかりの新外国人、ヴァル・パスクチ外野手(26)が入団会見。ボビー・バレンタイン監督は、1メートル98、113キロのパスクチを1番で起用する可能性を示した。日本球界の常識を覆す超巨漢リードオフマン。実現すれば大きな話題を呼びそうだ。

俊足で小兵、パワーよりもスピード重視。プロ野球における1番打者のイメージを覆すのがパスクチかもしれない。入団会見に同席したバレンタイン監督は言った。

バレンタイン監督
「もちろん(1番起用の)可能性はある。福浦、ベニー、李承Yと共に中軸を期待しているが、チームにアクシデントがあれば1番もある。」

1メートル98、113キロと規格外の巨体を誇るパスクチ。だが、売り物はパワーと飛距離、相手投手に与える威圧感だけじゃない。「長い間(パスクチを)見ているのでよく知っているが、パワーだけでなくきっちりとした野球をやる。守備だけでなく、足もある」。長打だけに頼らず、きっちりとした細かい野球を志向するバレンタイン監督も、その適性を疑ってはいない。

実現の可能性は十分だ。昨季の1番にはサブロー、西岡、小坂らのほかにベニー、フランコを起用した実績もある。また、本塁から一塁までのタイムはメジャー平均4秒2より速い走力も備えている。

「昨季のエクスポズ時代は大家とチームメートで、ロッカールームが隣だった」というパスクチは「早くチームに慣れて、勝利に貢献し、プレーオフに導けるように頑張る」と誓う。日本球界最長身外国人選手はバレンタイン監督が指揮を執った95年にロッテに入団したヒルマンで2メートル8だった。それより10センチ身長が低いリードオフマンが躍進のカギを握ることもありそうだ。

ヴァル・パスクチ
1978年11月17日、米カリフォルニア州生まれの26歳。オクラホマ大から99年にエクスポズ入団。昨年メジャーに初昇格し32試合で打率.177、2本塁打、6打点だったが、3Aエドモントンでは打率.298、25本塁打、92打点の好成績を残した。1メートル98、113キロ、右投げ右打ち。

◇小宮山ブルペン1番乗り

今年で40歳を迎える小宮山が鴨池球場のブルペンに1番乗りした。捕手を立たせて40球。座らせてからはセットポジションで変化球を交えて21球を投げた。31日は降雪も予想されるため「明日は投げないから、今日投げただけ」というが、コンディションは上々。「状態は、今年の方がはるかにいい」と自信を持っている様子だ。

1年の浪人生活から現役復帰した昨年も、同じ1月30日にブルペン入り。しかし、その内容は雲泥の差だった。ボールを受けた池野ブルペン捕手も「140キロぐらい出ていたんじゃないですか。まさかあんなビュンビュン来るとは…」と驚きを隠さない。今季から新たに使用する反発係数を抑えたボールをブルペンで初使用。それでも「やることに変わりはない」と自然体で今季に臨む。

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バレンタイン監督1人2役…史上初の挨拶&通訳[サンスポ]

これぞ、究極のファンサービス!ロッテの選手、スタッフが30日、キャンプ地・鹿児島入り。その後、鹿児島中央駅前で行われた歓迎セレモニーでは、ボビー・バレンタイン監督が、史上初の監督挨拶&通訳の1人2役を演じた。2月1日のキャンプインを前に、ボビー流を早速披露。ああ、キャンプが楽しみだ。

???一体、何が起こったのか。ファンが目を白黒させた。

「ミナサン、コンニチハ。カゴシマニコラレテウレシイデス」。滑らかな日本語を披露したバレンタイン監督。それだけではなかった。

バレンタイン監督「鹿児島の人はとても優しくて素晴らしいです。The people of Kagoshima are very kind and great.」。「(キャンプ中は)暖かくなって欲しい。きっとなります。I hope it's gonna be warmer.It will.」。な、な、何と監督挨拶&通訳の1人2役だ。歓迎セレモニーに集まった1500人のファンは大興奮だ。

当初は日本語のみの挨拶をする予定だった。しかし、森博幸・鹿児島市長のスピーチに英語の通訳がついたことに触発された。多くのファンの視線を感じて、サービス精神に火がボッ。このキャンプでは各球団がファンサービスに力を入れる予定だが、まさに球界初のファンサービス。監督自らの“先制満塁弾”でロッテがファンサービスレースで大きくリードした。

「皆さん一緒にプレーオフに行きましょう。今日は本当にありがとう」。アイデア豊富な監督がいる鹿児島キャンプはビックリ箱。何が飛び出すか分からない。楽天?こちらロッテも、負けてはいない。

◇小宮山が早速ブルペン61球

キャンプ地入り後、小宮山が早速ブルペン入りした。直球に変化球を交えながら61球。後半には捕手を座らせ、順調な仕上がりをアピールした。小宮山が「昨年よりはるかに良いペース」と話せば、ボールを受けた池野ブルペン捕手も「140キロは出てたんじゃないか」と驚きの表情。今年40歳を迎えるベテランが、キャンプインを前に気合十分だ。

◇新外国人・パスクチが入団会見

新外国人のヴァル・パスクチ外野手(26)が入団会見を行った。身長1メートル98の大型スラッガーは、本塁から一塁までが4.2秒と俊足も魅力。前日来日したばかりのパスクチは「勝つためにできることをやるだけ」と決意に満ちた表情。バレンタイン監督も「勉強熱心だから、日本の野球にすぐに慣れるはず。“ビッグ・ガイ”と呼んでくれ」と期待を込めた。

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ロッテがキャンプ地の鹿児島入り[ニッカン]

ロッテが30日、キャンプ地の鹿児島入りした。鹿児島中央駅前で行われた歓迎式典で就任2年目のボビー・バレンタイン監督は「今年はみんなで一緒にプレーオフにいきましょう」と、昨季4位からの巻き返しを宣言した。その後、宿舎でスタッフ会議を実施した。選手は、ほとんどが鴨池球場などで自主トレを行い、ベテランの小宮山はブルペンで「飛ばないボール」の感触を確かめながら61球を投げ込んだ。

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パスクチ「勝利に貢献したい」[ニッカン]

新外国人ヴァル・パスクチ外野手(26=米国)が30日、キャンプ地の鹿児島市内の選手宿舎で会見し「チームの勝利に貢献したい」と抱負を語った。パスクチは、昨季3Aエドモントンで109試合に出場して打率2割9分8厘、25本塁打。同席したバレンタイン監督は「福浦、李承Y、ベニーの中軸に彼が加わることで、バランスがよくなる。パワーだけでなく、走塁、守備もいい」と、新戦力の活躍に期待を寄せていた。

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1発だけじゃないよ、俊足パスクチ

新外国人ヴァル・パスクチ外野手(26=エクスポズ)が鹿児島で入団会見を行った。前日に来日したばかり。198センチ、113キロの大型で、マイナーで通算112発と右の大砲の期待がかかる。だが打撃だけでなく「ベースランニングにも自信がある」と意外?にも俊足をアピールした。バレンタイン監督も「パワーだけでなく、精密なところがある。勉強熱心だし、日本に適応するのも早いだろう」と期待していた。

登録予定
ロッテ新外国人パスクチ外野手(26)は球団が「パスクチ」で登録予定のため、これまでの表記「パスクーチ」から変更。
パスクチ
「自分のことより、チームの勝利に貢献したい。プレーオフがあるということなので、チームを導いて、いい結果が出るように頑張りたい。数字的なことよりも、日本は初めてで新しいリーグなので、キャンプでしっかりやって、早く日本の野球に慣れること。フランコ、ベニーと日本で2年目を迎える選手から情報を得ながら、早く慣れたい。これから徐々にチームのことを知りながら、自分の野球をやっていきたい。今はエキサイティング。」
バレンタイン監督
「体が大きいが、彼はパワーだけではなく、きっちり訓練された野球をやる。守備、そして1番見て欲しのは足。体が大きいとパワーだけと見られがちだが、去年のベニーもそう見られていた。しかしベニーはいいベースランニングに上手い守備を見せてくれた。ベニーに似ていると選手と認識している。勉強熱心人1倍努力する。日本の野球に慣れるのに)時間はかからないと思う。」

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