わたしはかもめ2005年鴎の便り(1月)

便

1月31日

新人久保と手嶌がブルペン入り[ニッカン]

ロッテ自由枠で入団の久保康友投手(24=松下電器)と手嶌智投手(22=新日本石油)が、早くもブルペンで投げ込んだ。雪の予報が出るほど身を切るような寒さの中、共に「早めに仕上げてアピールしたい」と口を揃えるとあって、力のこもった投球を披露。久保の球を受けた松井ブルペン捕手は「あれだけ腕が振れていると打者は打ちづらい」。手嶌の相手を務めた橋本も「回転がいいし、空振りが取れる投手になる」と、それぞれを高評価を得ていた。

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久保愛称は「SONIC」[報知]

◇愛称募集900通「古巣+音速」

ロッテの自由獲得枠ルーキー・久保康友投手(24)=松下電器=のニックネームが31日、決定した。古巣・松下電器のブランド「パナソニック」と「キレのあるボールを投げたい」という理由で、900通の応募の中から、久保自ら「SONIC」(ソニック)を選んだ。

優等生ルーキーらしい理由だった。「会社にはお世話になりましたから」松下電器で才能を開花させ、プロに飛び込んだ久保。ロッテ入団後も愛社精神と感謝の気持ちは忘れていなかった。

「SONIC」は「音速」の意味で、持ち味であるキレ味抜群の直球にもフィット。「ファンに愛称を付けて欲しい」との動機に加え、選出理由でも優等生ぶりを見せつけた。

新人の愛称公募は異例だが、実力は折り紙付きだ。キャンプイン前日のこの日、ブルペンで60球の投球練習。松井ブルペン捕手は「腕の振りがいいからスピンがきいて球がホップする。受けていてドキドキする球」とうなった。

愛称が定着すれば、将来は「SONIC」が登録名になる可能性もある。「新人王を取れたら、周囲の皆さんに相談して決めます」と久保。遅れてきた大物ルーキー「SONIC」が、音速で出世街道を駆け上がっていく。

◇バレンタイン監督「日本一宣言」

ボビー・バレンタイン監督が31日、事実上の「日本一宣言」を行った。全体ミーティングで「11月に予定されるアジアチャンピオンズカップ(日本一チームが出場する)の前日に、もう1度全体ミーティングを行う」と宣言。選手達に「日本一」の目標を植え付けた。

マイクを握ったバレンタイン監督は、あえて過去を振り返った。「オフは悪い夢を何度も見てきた。去年0.5ゲーム差でプレーオフを逃した夢だ」。悪夢にうなされるのはもうゴメンとばかりに「今年が野球人生最高の1年になるよう、毎日“優勝するんだ”と頭に叩き込んで練習してくれ」と選手を鼓舞した。

結果は手に入らなかった昨季だが、十分な手応えをつかんだ。「昨年後半戦のロッテは、今までの監督人生の中で最高のチームだった」という。“日本一宣言”は決してビッグマウスではない。ボビーは、その手腕と情熱でロッテをアジアNO.1球団へと導く決意を固めていた。

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自由枠・久保の愛称は「ソニック」…公募で決定[サンスポ]

ロッテの自由獲得枠・久保康友投手(24)=松下電器=のニックネームが31日、「SONIC」(ソニック)に決定した。球団初の愛称公募をインターネットで行った結果、応募総数約900通の中から久保が選んだ。

ソニックの直訳は「音速の」で、キレのある球を投げたいとの意味がこめられている。松下電器出身ということもあり「Panasonic」(パナソニック)にも引っかけている。

久保は「ファンに選んでいただいたので、お気に入りです」と満足顔。この日は自由枠・手嶌智投手(22)=新日本石油=と共に早速、ブルペン入りし50球を投げ込んだ。球を受けた松井ブルペン捕手が「仕上がっているぐらいのボール」と驚くほど、直球には伸びがあり、まさに“音速”。「渾名に負けない活躍をしないと」と久保。ジョニー=黒木のようにニックネームを定着させるため、新人王が目標だ。

◇バレンタイン監督「今年はいい夢を見たい」

約1時間の全体ミーティングを開いたバレンタイン監督は「オフのあいだ、何度も悪い夢を見た。今年はいい夢を見たい」と、昨季0.5ゲーム差でプレーオフ進出を逃したことについて力説。1試合の大切さを痛感し「全ての試合でベストを出せるよう努力してください」と選手を鼓舞していた。

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ロッテ春季キャンプに韓国から参加[ニッカン]

ロッテは31日、春季キャンプ(鹿児島)に韓国ロッテから選手4人のほかコーチ、スタッフが参加すると発表した。期間は2月1日から同25日まで。参加する選手は、李貞◇文投手(25)、李旺起投手(22)、金正煥捕手(22)、朴基赫外野手(23)。◇は日へんに文

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久保の愛称はソニックです

「ソニック」と読んでください−。ロッテの自由獲得枠ルーキー久保康友投手(24=松下電器)の愛称が31日、決まった。球団HPで異例の公募を行い、約900の中から久保自身が選んだ。「SONIC(ソニック」は松下電器のブランドであるパナソニックの一部分で「音速の」などを意味する。自分がお世話になった会社のイメージと、速くキレのある球を投げたいという願いを込めた」と説明した。この日は「名前負けしないように活躍したい」と鴨池球場ブルペンでソニックとして初投球した。83球の力投に周囲も高評価した。

久保
「今日は、最初は良かったけれど、途中から抜けたボールがあった。問題は疲れた時。どう対応していくかが問題です。今日は、スライダー、チェンジアップも投げました。まだ、全然下半身ができていないですね。」
手嶌
「肩がいい時に比べるとまだまだ。例年よりも遅れていますね。今日は、キャッチボールの時の感じから悪かったです。ですから、今日は少し強めに投げました。浦和でもブルペンには2〜3度入っていたので、そのへんは問題ないのですが。まあ、焦らず、自分のペースでやっていきます。」

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大阪にプロ新球団

◇第2次球界再編…地元企業中心に出資、来春新規参入構想

大阪にプロ野球の市民球団を設立する構想が1月31日、明らかになった。近畿産業信用組合(大阪市)が中心となり、関西の企業から出資を募るもので、既に出光、アイフル、日産自動車、富士火災、エムケイなど約10社が賛同していることが判明。共同出資には市民、個人企業にも参加を呼びかける。大阪ドームを本拠地とすることを希望し、来季からの新規参入を目指す。

大阪に再び球団が立ち上がる可能性が出てきた。近鉄がオリックスとの合併で消滅。南海(現ホークス)に続き関西から伝統球団が消え、関西財界内では再び地元に球団を設立する可能性が探られていた。

今回、球団設立の旗振り役となるのは、近畿産業信用組合でこの日、青木定雄会長は「近鉄が球団経営から撤退した時から、大阪からプロ野球チームがなくなるのは寂しいと思っていた」と語った。形態としては法人、個人を問わず複数の企業から出資を募る共同オーナーで“メジャー式”の運営を目指している。

既に関西を中心に参入企業を募っており出光、アイフル、日産自動車、ブリヂストン、タイトー、コカ・コーラ、富士火災、延田グループ、エムケイなど約10社が出資に賛同していることも分かった。同会長は「スポーツはビジネスだから赤字を出す訳にはいかない。多くの企業から出資を得て健全なチームをつくりたい」と参加企業を50〜70社まで広げる意向。個人からも1口1万円の出資を得て市民球団をアピールしていく方針も固めている。

本拠は大阪ドームを希望し、2軍は舞州ベースボールスタジアム(大阪市此花区)を予定。大阪ドームはオリックスと重なるが、巨人と日本ハムが東京ドームを共有していた前例があり、調整次第では可能との見方もある。また梨田前近鉄監督をアドバイザーとして招聘する方向だ。

早ければ来年からの参入を目指すが、プロ球界はセ、パ6球団ずつで落ち着いているなど実現には障壁も多い。青木会長は西武など既存球団の買収については「現時点では分からない」と答えた。また「これから自分達の意見は主張していくが、野球協約を曲げてまでという考えはない。(球界も)拡大していくべき。あくまでも関西をもり立てたい」と語った。2日、大阪市内で記者会見を開き、構想を披露する。

◇11月30日までに承認の必要あり

新規参入までの手続き
承認申請があった場合、まず申請そのものについて実行委員会およびオーナー会議で検討される。現状では、球団買収ではなく新規参入すればセ、パどちらかが7球団になる。まずは、この点などが議論される。その上で参入を審査されることになれば、実行委員会およびオーナー会議で承認するか否かを決定する(野球協約第32条)。その過程で審議に必要な書類の提出、ヒアリングなどが行われる。基本的に、参加しようとする前年の11月30日までに実行委員会およびオーナー会議の承認を得る必要がある。

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