投手王国建設へ、ロッテが全員投球&全員打撃練習を行った。この日、桜島も雪化粧するなど鹿児島市は2月1日では観測史上初めて積雪を記録。吹雪の中でも投手陣は迷わずブルペンに入った。まず小宮山、清水、小林雅、渡辺俊のそうそうたる顔触れが横に並んで一斉に投球開始。しかも捕手を座らせた。小林雅は「天気には勝てないから。丁寧に体をつくるきっかけになれば」と自覚十分。それぞれ50球ほど投げた。
捻挫で別メニューの小野を除く1軍19人全員が捕手を座らせて投げた。また交流戦対策として同じく投手陣全員が打撃練習。バレンタイン監督が直接バント指導した。「天気は悪かったがよく練習が進んだ。投手はオフにしっかりプログラムをこなし、コンディションを整えてやっている」と満足そう。昨年のチーム防御率はリーグ2位の4.40。今年こそ自慢の投手力でプレーオフ進出を目指す。
ボビーは練習よりファンサービス優先?ロッテの鹿児島キャンプが1日始まり、南国では珍しい雪模様の中で、室内練習場から飛び出したボビー・バレンタイン監督が、詰めかけた400人の幼稚園児1人1人にチョコレートをプレゼント。監督!選手は室内で練習中です〜。
桜島が雪で真っ白に変わるほどの寒さでも、ボビーのファンに対する情熱は変わらなかった。
悪天候にもかかわらず、駆け付けた幼稚園児は約400人。監督が室内練習場で得意のダンスのステップを見せて一礼すると、園児は大喜び。そのまま、屋外に移動すると、気温6度、吹雪の中で子供達1人1人に、監督自身の顔写真がパッケージに印刷されたチョコレートを次々にプレゼントした。
午前中には鹿児島県の伊藤祐一郎知事、午後には森博幸・鹿児島市長の訪問を受けるなど、ボビーはグラウンド外で大忙し。もちろん、「多くの選手をキャンプで見たい」という理由で47選手を1軍キャンプに参加させたこともあり、新入団選手の練習にも注目しているが、まずファンを優先するのがバレンタイン監督だ。
「もっと、もっと、もっとファンのためにサービスしなければ」とボビー。キャンプ地での大胆なファンサービスはまだまだ序章だ。
小野晋吾投手が自主トレ中の先月29日に右足首をねんざ。鹿児島キャンプの第1クールは別メニューで調整する。
吹雪なんてへっちゃらだ〜い!雪のスタートとなったロッテ・鹿児島キャンプに1日、市内の幼稚園から400人超の園児が駆けつけた。バレンタイン監督にチョコレートを手渡された子供達は大興奮。観衆800人中、半数以上が園児という“チビっ子祭り”の熱気で、寒さも吹き飛ぶキャンプインとなった。
午前10時すぎ。ハイテンションの園児達が、大行列で室内練習場にやって来た。この日の鹿児島は雪。強風も吹き荒れ、市内には暴風雪警報が発令された。選手には最悪の天候だったが、子供には関係なし。「ロッテ頑張れ〜」「バレンタイン監督こっちむいて〜」ありったけの大声を張り上げ、“極寒キャンプイン”を盛り上げた。
そうなると、ボビーもサービスせずにはいられない。屋外で行われたイベントに、園児に負けないテンションで飛び出した。「むちゃくちゃ寒かったけど、子供達の愛情がやる気を起こさせてくれたよ」球団マスコットのマーくん、リーンちゃん、ズーちゃんと共に得意のダンスを披露すると、園児1人1人にロッテのチョコレートを手渡していった。
午前、午後の2部制を敷いて効率的な練習を行ったキャンプ初日。バレンタイン監督は「練習もうまく進んだし、雪が2週間続いても問題ない」と、園児の激励もあってご機嫌だった。悪天候で観客の出足が鈍る中、大成功となった“チビっ子作戦”。子供は風の子。園児達は寒気を歓喜に変えて、帰途についた。
ロッテのキャンプ地・鹿児島が、初日から吹雪に見舞われた。いきなり室内での練習スタートとなった。ファンサービスをアピールするため、幼稚園児400人を招待。マスコットのマーくん、リーンちゃん、ズーちゃんも異例のキャンプインで、キャラクターショーも行われた。バレンタイン監督も参加し、自身の写真が入ったバレンタインデー特製のお菓子「トッポ」が配られた。将来を見越し、家族でファンを増やしたいという球団の戦略がある。瀬戸山球団代表は「キャンプ地でもサービスを徹底したい」と語っていた。
李が夜食断ちで復活を狙う。この日は室内で打撃練習し左右に鋭い打球を飛ばした。昨年は午後10時以降に食事をして胃に負担をかけ、波に乗れなかった。だがこのオフは規則正しい食生活で間食や夜食をやめ体調は良好。「昨年は周りに流されたので失敗をバネにしたい。呼び名?『スンちゃん』でいいです。『スン様』と呼ばれるにはまだまだですね」と口調も滑らかだった。
ロッテが幼稚園児400人を室内練習見学に招待した。マスコットのマーくん、リーンちゃん、ズーちゃんも異例の参加でキャラクターショーを行った。バレンタイン監督は自身の写真が入った馬簾ラインデー特製のお菓子「トッポ」を配布。将来を見越し家族でファンを増やしたいという球団の戦略だ。バレンタイン監督は「寒かったが、子供達が心を温めてくれた」と笑顔を見せた。
伊藤祐一郎鹿児島県知事と森博幸鹿児島市長がロッテキャンプを訪問、それぞれ鹿児島黒豚100キロ、鹿児島黒牛20キロなどを贈呈。
ロッテ小野晋吾投手が自主トレ期間中の右足首捻挫の影響で別メニューで練習。
韓国ロッテジャイアンツの4選手が参加することになった。参加するのは、イ・ジュンミン投手、イ・ミュンウ投手、キム・ジョンファン捕手、パク・ギヒョク外野手の4選手とパクコーチ、チェ通訳の6名。25日までロッテのキャンプに参加し、26、27日のチャリティーゲームからチームに復帰する予定。
大阪に新たなプロ野球球団を設立する近畿産業信用組合(青木定雄会長)の動きに、早くも一般企業から賛同の声が上がった。
2日の記者会見発表を前に損害保険会社・富士火災海上保険(本社・大阪)と石油会社・出光興産(本社・東京)が1日、市民球団設立プランに賛同の意向を示した。
富士火災会場保険の広報グループは「新球団への出資の要請があったのは事実」と認めた上で「社として何も決めていませんが計画の趣旨には賛同している」と説明。さらに「当社は、声をかけられた複数企業のうちの1社でしょう」と共同出資計画が進んでいることを示唆した。出光興産も広報部が「会社としてどう対応するか今は判断しかねるが、一般論として大阪を活性化させることはいいことだと考えている」と設立構想に理解を示した。
市民球団設立に追い風が吹き始めている。複数の関係者によると、球団設立グループの中心となる近畿産業信用組合は、50社から70社の共同出資を目指している。個人も1口1万円の出資を募り市民球団をアピールする。会見では近畿産業信用組合側が詳細を発表する。オリックス、近鉄の合併で先細りの感が否めない関西プロ野球界が、再び活気を取り戻せるか。注目を浴びながら、新球団設立への第一歩を踏み出す。
パ・リーグの小池唯夫会長は1日、大阪に市民球団をという近畿産業信用組合などの動きに「新しい球団をということはいいことだ」と歓迎の意向を示した。事前に情報は聞いてはいなかったとは言うものの、「石毛くんなどの独立リーグ運動に重樹されたのではないか」と分析。新規参入なら申請を受ける実行委員会の議長でもあり、強い関心を示した。
大阪で新球団設立構想が浮上したことに、オリックス仰木彬監督は複雑な表情を見せた。今季から3年間は神戸、大阪のダブルフランチャイズ制を敷く統合球団オリックス。特に近鉄が本拠地としていた大阪でのイメージアップを意識し、「地元に密着したい」と先頭に立って話題を提供しているだけに、心中穏やかではないようだ。
西武グループを再編して6月にも設立される新会社の社長に就任する予定の後藤高志氏が1日、西武鉄道の特別顧問就任会見で、今後の西武球団の扱いについて「(売却に関して)少なくとも西武ライオンズという球団について全く現状白紙だと思います」と語った。売却を前提とするか、との問いに答えた。「昨年のチャンピオンチームでもあるし、今年の連覇もかかっている。大事な時期。私も昔ラグビーをやっていたこともあって、スポーツ選手を尊重したいと思っている」と話す一方で、「球団が西武グループにどのような効果をもたらすのかということを僕の目で確認したい」と今後の球団運営の赤字体質にメスを入れていく姿勢も鮮明にした。
元西武監督の東尾修氏が1日、今季から西武2軍の命名権を取得した情報通信サービス業、インボイス社のスポーツアドバイザーに就任した。この日、埼玉・所沢市の西武第2球場を訪れ、B班(2軍)キャンプ初日を視察。「ファームのイベントもあるし」と、現場とインボイスのパイプ役になることを説明した。新ユニホームはキャンプ終了後にも発表される予定。また西武ドームも「インボイス西武ドーム」に名称変更されることで、正面入り口の表示も替えられる。