2月4日2月4日鹿児島でキャンプを張るロッテに衝撃が走った。鹿児島市内の宿舎ホテルの目の前の路上で4日、殺人事件が起こった。この日午後1時半過ぎ、鹿児島市与次郎1丁目の市道で男性が倒れているのが発見された。現場は宿舎ホテルから30メートルほどの距離。容疑者はその付近で見つかり、逮捕された。口論となり、包丁で刺したとみられる。被害者は午後4時過ぎに収容先の病院で死亡した。ロッテはキャンプ初の休日だったが、関係者は青ざめた表情で、外出自粛令が出されることになった。
宿舎ホテル前の路上が騒然となった。事件直後から黄色いテープで約300メートルに渡り、現場市道を封鎖して現場検証が行われた。道路脇に30センチほどの血痕が生々しく残っていた。ロッテはこの日がキャンプ初の休日。午後3時過ぎ、ゴルフなどから戻った選手達は、一様に青ざめた表情で現場を見渡した。小林雅は「何がどうなったんですか。物騒な世の中ですね」と話した。バレンタイン監督は「事件は知らなかった。そうですか。危ないね」と表情を曇らせた。
事件発生は午後1時37分。鹿児島市に住む無職の30歳男性が、山口組系暴力団組員と路上で口論となり、この組員が持っていた包丁で腹部を数回刺された。倒れたところを近くのパチンコ店員が発見。鹿児島中央警察署は緊急配備を敷き、同1時49分、体に返り血を浴びた容疑者を付近の飲食店駐車場で見つけて逮捕した。被害者は午後4時4分に収容先の病院で死亡した。
事件に遭遇したロッテ関係者はいなかったが、容疑者は朝から現場周辺をうろついていたという。事件発生時刻に現場前のパチンコ店で遊戯していた選手もおり、一歩間違えれば巻き込まれた可能性もあった。加藤は「怖いですね。部屋から外を見たら通行止めになっているので、何かと思いました」と表情を硬くした。
この日はミーティングがなかったため、球団は5日、チームに外出自粛を訴える。球団広報は「事件経過を話し、外出禁止にはしないが、控えるよう通達します。気を付けて行動して欲しい」と話した。ロッテでは2年前のキャンプ中にも、宿舎から車で5分の場所で暴力団同士の抗争による発砲事件が起こった。何の因果関係もないが、巻き添えを食ってはたまらない。今日からの第2クールに支障がないことを祈るだけだ。
鹿児島キャンプ中のロッテナインに厳戒令が発動された。今キャンプ初の休日となった4日午後1時37分頃、鹿児島市与次郎1丁目の路上で30歳男性が29歳の暴力団員に刺殺される事件が起こった。鹿児島中央署によると「些細なトラブルによる口論が原因」でまもなく犯人は逮捕された。
事件現場はロッテの宿舎ホテル近くだっただけに、選手も1つ間違えば被害が及ぶ可能性があった。03年の同キャンプ中にも近くの繁華街で発砲事件が起きたこともあり、球団は事態を重視。5日の朝のミーティングで「極力外出をしないように」と選手側に通達することを決めた。バレンタイン監督は「本当ですか。危ないですね」。選手会長・小林雅も「何がどうなっているんだか…。物騒な世の中だね」と表情を曇らせていた。
ロッテの鹿児島キャンプに衝撃が走った。今キャンプ初の休日となった4日、選手宿舎のホテル近くのパチンコ店入り口で殺人事件が発生。多くの選手が外出する休日ということもあり、一様に驚きを隠せない様子。犯人は逮捕されたものの、選手が巻き込まれないともかぎらない目と鼻の先での凶悪事件に、球団は「極力外出を避けるように」と注意を促している。
身の毛もよだつ殺人事件。しかもロッテの選手宿舎と目と鼻の先、選手もリフレッシュで出入りするパチンコ店の店先でが起きたのだから、タダごとではない。
事件発生は午後1時40分ごろ、宿舎のホテルから距離にしてわずか30メートル程度、パチンコ店入口付近の私道で周辺が騒然となった。鹿児島中央署によると暴力団組員の昇昭寛容疑者が橋本大さんと口論になり、所持していた刃渡り25センチの包丁で橋本さんの腹部を数回刺した。2人は顔見知りで、数日前にもトラブルがあったという。橋本さんは出血多量で間もなく死亡、同署は昇容疑者を殺人の現行犯で逮捕した。
この日、選手は今キャンプ初の休日。ゴルフから戻った小林雅は「何がどうなっているんだ。物騒な世の中だね」。バレンタイン監督も「そうですか、危ないですね」と表情を曇らせた。また3日からはJリーグ・ジュビロ磐田が同宿舎に滞在中で、MF服部も「（練習に）出るときに（サイレンが）ウーウー聞こえて何かと思った。恐いですね」と身を震わせるばかり。
ロッテでは平成15年の鹿児島キャンプでも暴力団同士の抗争が宿舎から車でわずか5分の場所で勃発。事件翌日、球団は選手を緊急召集、休日の外出自粛を指示したことがある。
今回の殺人事件について球団関係者は「明日のミーティングで（事件について）説明します。今日は極力外出を避けるように話します」と注意を促した。宿舎近くで起きた殺人事件に選手達は驚きの表情を隠せないまま、不安な夜を過ごした。
久保、手嶌、竹原、大松のルーキー4選手が、本坊酒造の酒蔵を見学し、麦焼酎のもろみを混ぜる作業に挑戦。以前、テレビ番組で歌手の福山雅治、タレントの加藤晴彦が同酒造を訪問し、オリジナルを製作している。オリジナル『手嶌』を製作をしては？と水を向けられた即戦力右腕は「実力で有名にならないと」と謙虚だった。
ロッテのキャンプ地に激震が走った。練習休日となった4日午後、鹿児島市内にある宿舎先ホテル前で殺人事件が発生。鹿児島中央署は付近に緊急配備を敷き、キャンプ地は一時、物々しい雰囲気に包まれた。犯人の暴力団組員は間もなく現行犯逮捕されたが、現場近くのパチンコ店には事件当時、ロッテの選手や関係者も数人おり、球団側は対応を協議。5日朝の全体ミーティングで、外出を極力控えるなどの指示を出す方針を固めた。
事件が起きたのは4日午後1時37分ごろ。ロッテが宿泊する鹿児島サンロイヤルホテルの目の前で、刺殺事件が発生した。ホテルから道を挟んで正面に位置するパチンコ店前の市道で、橋本大さんが血まみれとなり、うつ伏せで倒れているのをパチンコ店店員が見つけた。110番通報を受けた鹿児島中央署は、現場となった市道約150メートルを封鎖して緊急配備。近くの路上で返り血を浴びた男を発見し、容疑を認めたため現行犯逮捕した。
同署によると、逮捕されたのは山口組系暴力団組員の昇昭寛容疑者。被害者と口論の末、刃渡り約25センチの包丁で腹部を数回刺したという。現場には大量の血痕が残されており、事件の凄惨さを物語っていた。橋本さんは午後4時すぎに出血性ショックにより収容先の病院で死亡。同署は2人の間にトラブルがあったとみて、取り調べを進めている。
現場となった市道前のパチンコ店には事件発生時、高木、神田らロッテ選手4、5人がいた。神田は事件発生を知らなかった様子で「びっくりしました。怖いですね…」と背筋を凍らせた。原井は「休日に選手や裏方さんがよく行くパチンコ屋ですよ」と話した。
一歩間違えれば、ロッテ関係者が巻き込まれた可能性もあっただけに、球団は厳戒態勢を敷くこと決めた。5日朝の全体ミーティングで事件の経過を説明予定。犯人は逮捕されたが、外出には細心の注意を払うよう指示する方針だ。
鹿児島市では03年にも繁華街の天文館で発砲事件が発生し、外出自粛を呼びかけた。昨年の12月には元ロッテ投手の小川博容疑者が強盗殺人事件で逮捕。ロッテにとってはマイナスな事件が続いており「どうしてこんなことばかり起こるのか…」と頭を抱える球団関係者もいた。
宿舎と目と鼻の先で起こった殺人事件。バレンタイン監督が「危ないですね…」と伏し目がちにつぶやくなど、関係者は皆ショックを隠せなかった。不運にも死と隣り合わせとなった鹿児島キャンプ。残り24日、恐怖を感じながら鹿児島キャンプは続く。
オリジナル焼酎「竹原」発売に向けて、ロッテの竹原（三菱自動車岡崎）がキャンプ中2万5000スイングの荒行を敢行する。新人4選手が、鹿児島市内の本坊酒造の酒蔵を訪問。「朝まで飲めばボトル5本は空けてしまう」という新人随一の酒豪・竹原らが焼酎造りを体験した。竹原は熾烈な外野手のレギュラー争いを制するため、連日居残り練習を継続中。活躍次第では、オリジナルブランド焼酎が発売される可能性もあり、「先の話だけど、嬉しいですね」と笑顔で話していた。
4巡目竹原直隆外野手（24＝三菱自動車岡崎）ら新人4人が鹿児島市内の本坊酒造を訪ね本格焼酎造りに挑戦した。手造りのかめ仕込みも「貴匠蔵」で、もろみを仕込んだりした。連日特打を行い、開幕1軍の期待がかかる竹原は「気分転換になった。キャンプではバットを振り込んでいきたい」と1日1000スイングを課している。酒造関係者は、竹原らが活躍した折には「選手名が入った銘酒を発売する可能性はある」と期待を寄せた。
近畿日本鉄道の山口昌紀社長がこの日、大阪に市民球団をつくる動きに苦言を呈した。球団設立構想を昨年9月に知ったことを明かした上で「ホンマに金が集まるんかな。市民から1口1万円集めると言うが実際に1万円出してくれるファンが何人いるんやろ」と離した。さらに市民球団の形態に対しても「プロ野球の球団にはしっかりしたオーナーが必要やと思う」とバッサリ。球団発足後の根本的な問題についても「赤字が5億、10億やったらええけど、パ・リーグ全体で250億円。うまくいくならいって欲しいけど、お手並み拝見やな」と指摘していた。
根来泰周コミッショナーが4日、大阪の市民球団構想について初めて言及した。現状で直接のアクションは受けていない、と断った上で「基本的に来るものは歓迎です。ある程度の実体がある申請ならば少なくとも実行委員会にはかけることになるでしょう」と語った。近畿産業信用組合がコミッショナーと直接対面を望んでいることに関しては「今、会っても私やコミッショナー事務局でOKともNOとも言えないから」と消極的だった。ただ、青木氏とは知人でもあり、望まれれば会談の場を持つことになりそうだ。「タクシーの話はしたことあるけど、野球の話はしたことないなあ」と笑っていた。
「夜間練習までやらせてもらえるなんて、本当に幸せです。ありがとうございました」。雪に見舞われて、本格的な練習ができないまま時間が過ぎた春季キャンプ2日目の夜、夜間練習のために向かった室内練習場で彼は私にこう言った。代田建起外野手（30）。彼は一昨年の最終戦で左ひざを負傷、そのまま戦力外通告を受けたものの、昨年の合同トライアウトを経て不死鳥のようにマリーンズに復帰したプレーヤーだ。
1年間の浪人生活では、マリーンズの浦和球場での練習を許可したものの、チームとは離れての孤独な日々だった。もちろん夜間練習など、求めても不可能なことだった。野球に飢えた代田には、もう1度マリーンズのユニホームに袖を通しての春季キャンプは、本当に至福のときなのであろう。
同様に野球に飢えていたルーキーもいる。竹原直隆外野手（24）。彼は社会人野球の強豪・三菱自動車岡崎の主砲として都市対抗はもちろん、アマチュア全日本でも大活躍の舞台が約束されていた存在だった。
しかし、予想だにしない親会社の不祥事により、野球部の活動は自粛。6月以降、夜間の自主練習を除いては、チームプレーとしての野球とはほとんど無縁の環境に身を置いてきた。彼もまた、思い切り野球ができる現在の環境で、代田と同様に伸び伸びと白球を追いかけている。
広いグラウンドで投げ、走り、そして打つ彼らの姿を私も早く見てみたい。野球の楽しさを誰よりも知る彼らは、ファンの皆さんにも楽しい野球をきっとお見せできるはずだ。