わたしはかもめ2005年鴎の便り(2月)

便

2月9日

54歳ボビー自転車走破54キロ[報知]

◇2軍キャンプ初視察

ロッテのボビー・バレンタイン監督が9日、鹿児島・薩摩川内市内で行われている2軍キャンプを初視察した。泊まっている鹿児島市内の1軍宿舎から約54キロを自ら自転車をこいで“完全走破”。1軍は休養日で選手は静養に努める中、指揮官が精力的に動いた。

午前10時55分。自慢のBMWの自転車にまたがった指揮官が、濃霧を切り裂いてやってきた。1軍宿舎の鹿児島サンロイヤルホテルを出発したのは午前6時半。その後は北西方向に延びる国道3号線をひたすら爆走。標高340メートルの日笠山などアップダウンの激しい山道も克服した。「少しだけ疲れましたね。でも、大丈夫」キャンプ中、球場、練習場間の移動は常に自転車を使うバレンタイン監督から、疲れを全く感じなかった。

前日(8日)、自ら「トレーニング」と位置づけて決めた壮大な挑戦。この日の鹿児島は朝から雨で走行中の気温は10度。「寒かったです。(山道は)上がる、下がる、上がる、下がる」それでも途中、休憩を取った時にリタイアを促した球団関係者を振り切って、再び愛車をこぎ始めた。佐野1軍マネジャーは「とにかく体を動かすのが好き。サイクリングは趣味だし、特別なことじゃない。ただ距離が長いだけ」と説明。2軍キャンプで調整中の黒木も「ここに来たってことは大丈夫ってことですよね。負けずに頑張ります」と、練習後、2軍宿舎までの約4キロを走って帰った。

1軍キャンプ休日に見せた今年54歳の指揮官の熱き54キロ走。「今度?いい天気ならね」まだまだ元気なバレンタイン監督だ。

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ボビー、自転車で54キロ激走[スポニチ]

ロッテのボビー・バレンタイン監督が鹿児島キャンプ2度目の休日となった9日、2軍キャンプが行われている薩摩川内市までマウンテンバイクで視察に訪れた。雨の中、54キロの道のりを約4時間半かけて完走。だが、右ひじ手術から復帰を期す黒木知宏投手の投球練習を見逃すなど、ズッコケぶりも披露。まさにドタバタの休日となった。

マウンテンバイクにまたがったバレンタイン監督が勢いよく“ゴール”に飛び込んだ。昨キャンプから愛用しているBMWのマウンテンバイクで2軍キャンプの薩摩川内市運動公園まで、こげや急げや54キロの道程を“完全走破”だ。

朝6時半に鹿児島市内の宿舎ホテルを出発。国道3号を北西に進むと、標高340メートルの日笠山、310メートルの寺山が待ち受ける。激しいアップダウンの山道とあいにくの雨に「ちょっと寒かったですネ。上がる下がる、上がる下がる、フゥ〜」とオーバーなアクションで笑った。

それでも1度、コンビニで温かいコーヒーを飲んだ以外はノンストップ。山道の途中で心配そうに待機していた佐野1軍マネジャーが「車で行きますか?」と打診したが、その静止を振り切って結局、約4時間半もペダルをこぎ続けた。

到着は午前10時54分。だが、この時既にお目当ての黒木はブルペンで投球練習を行っていた。黒木の手術した右ひじの回復具合や調整ぶりを自分の目で確かめるために、わざわざ54キロを走破したのに、2軍スタッフと挨拶をしている間に投球練習は終了。痛恨のタイムオーバーである。全体練習が終わり、宿舎へ戻る準備をしていたバレンタイン監督は、報道陣に囲まれ「今日の黒木さんは投げませんで…。えっ!投げていたんですか?本当ですか?」と後から投球練習の事実を知るというズッコケぶりだった。

帰りはさすがにマウンテンバイクを車に乗せてのご帰還。前夜は友人を連れて深夜まで街に繰り出し、この日は54キロ自転車走…。「天気が良ければ、またやるよ」。疲れ知らずの指揮官は、驚異のスタミナでロッテキャンプを率いる。

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雨ニモマケズ…バレンタイン監督が“激走”54キロ![サンスポ]

“暁の激走”だ。鹿児島のロッテ1軍キャンプが休日となった9日、ボビー・バレンタイン監督が2軍の練習を視察した。鹿児島市内の宿舎を日の出前に出発、自慢のマウンテンバイクで雨の中、4時間30分かけて2軍のキャンプ地・薩摩川内市に到着した。その距離なんと約54キロ。「エクササイズ!」といいながら、監督、すごすぎますよ。

シャッシャッシャッ。シャッシャッシャッ。走る、走る。まだ走る。どこまで走るんだ、監督ぅ〜。

暁の激走だった。バレンタイン監督は、日の出(午前7時5分)前の6時30分にホテルを出発すると、水分補給の休憩を挟んだものの、午前11時に薩摩川内市の2軍室内練習場に到着した。

「サムカッタデスネ。アガルアガル、サガル、アガル、サガル。フーッ…」。4時間30分をかけて激走した国道3号は、2つの山を越える難コース。さらに冷たい雨も降り、サイクリングには悪条件。想像以上に起伏の激しいコースにグッタリだ。

それでも途中、ファンから声をかけられると「オハヨウゴザイマス!」とファンサービス。到着後は、シャワーを浴びると早速、室内練習場へ向かった。しかし、肝心の黒木のブルペン入りには気付かず「ナゲタノ?シラナカッタ」とガックリする場面も…。

約54キロ。エクササイズといいながら、熱い2軍視察だった。そして、最後に一言。「ヨイテンキナラマタキタイ」。監督も大変です。

◇黒木が“連投”54球

黒木が2日連続でブルペンに入り、立ち投げで17球、捕手を座らせて37球。合計で背番号と同じ54球を投げ込んだ。前日、昨年10月の右ひじ手術以来初めてブルペンに入った黒木は「連投できたのは意味がある」と明るい表情。一方、2軍を視察したバレンタイン監督は「1年間は長いし、まだ時間はある」とマイペースで調整するよう指示した。

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54歳ボビー54キロ自転車走破、54番黒木も刺激54球投げ込んだ[ニッカン]

◇2軍視察、4時間半ペダルこぐ

ジョニーを訪ねて54キロの自転車旅−。ボビー・バレンタイン監督が9日、1軍練習休みを利用して2軍練習を視察。鹿児島市の宿舎から薩摩川内市総合運動公園まで、なんとマウンテンバイクで4時間半をかけて走破した。キャンプを乗り切る体力をつけるためだったが、黒木知宏投手はブルペンで54球を投げ込むなど刺激を受けた様子。この日は黒木の背番号と同じ「54」にまつわる数字が多いなど、完全復活を予感させる1日ともなった。

午前6時半、宿舎ホテルで愛車のBMWのマウンテンバイクにまたがったバレンタイン監督は、一路川内市を目指した。国道3号線を北西に向かうルート。球団の車がサポートしたが、自力で走破した。ゴールの2軍キャンプ地には午前10時54分に到着。車で高速道路を使っても1時間半かかることを考えれば、好タイム?だ。降り続く雨でバレンタイン監督はずぶぬれ。「疲れた…寒い」と漏らした。が、すぐにシャワーを浴びて着替え、ドライヤーで髪を乾かすと室内練習場に入った。

道中、車内のマネジャーから「入りますか?」と聞かれたが振り切った。ゴール目前、標高310メートルの寺山、同340メートルの日笠山の難所も乗り越えた。わざわざ自転車に乗った理由は「ワーク・アウト(トレーニング)のため」と説明。昨年、チームは0.5ゲーム差でプレーオフ進出を逃した。今キャンプで「最後まで闘う力をつけたい」という指揮官が、体で示した。

2軍キャンプには黒木らが参加。肝心のブルペン投球は見逃したが、しっかりアドバイスした。「とても元気。いい練習をしていた」と話した。黒木は自転車視察を聞くと「大丈夫ですか?僕も負けじと走って帰ろう」と刺激を受けた様子。練習後、2軍宿舎まで6キロの道のりをジョギングで帰った。バレンタイン監督は帰りはワゴン車に自転車を積んで鹿児島市内に戻ったが、挑戦する姿勢とやり遂げたことは黒木だけでなく、ナインの心に響いたはずだ。

◇連投に意義

黒木は前日8日に続きこの日も捕手を立たせて17球、座らせて37球を投げた。「連投したことに意味がある」と順調さを誰より感じ取った。バレンタイン監督からは「時間はある。1年間は長いからね」と声をかけられた。「甘えるつもりはないが、飛ばすか飛ばさないか、今が1番大事な時期。心と体の駆け引きが難しい」と自覚も十分だった。

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ボビー2軍視察、新人と初対面[ニッカン]

ロッテはこの日、1軍練習は休みだったが、バレンタイン監督は2軍キャンプ視察に、鹿児島・薩摩川内市総合運動公園野球場を訪れた。高卒ルーキーの青松敬鎔捕手(18=上宮太子)、木興拓哉投手(18=北海道栄)は初対面。木興に「何歳ですか?」と質問した。「18歳です」と返答されると「若いですね〜」と日本語で会話した。ブルペンでは木興と青松のバッテリーに熱視線を送った。青松は「見てもらえて刺激になった。木興のボールもいいですよ。自分も木のバットに徐々に慣れてきた。環境もいいし、頑張りたい」と意欲を燃やした。

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指揮官と初対面

◇高卒ルーキー2人

ドラフト6巡目・木興拓哉投手(18=北海道栄)と7巡目・青松敬鎔捕手(18=上宮太子)の2人の高卒ルーキーがバレンタイン監督と初対面した。ブルペンでバッテリーを組み、熱視線を送られた。木興は「緊張しなかった」と左腕から伸びのある直球を披露。青松は「木のバットにも慣れてきた」と手応えを感じていた。

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ライブドア株取得「目的分からない」

この日、日本ハムのキャンプを視察したパ・リーグ小池会長が、ライブドアがニッポン放送の株式を35%取得して筆頭株主となったことに対し、困惑した。ニッポン放送が横浜の球団株を30.8%、ニッポン放送が筆頭株主のフジテレビはヤクルトの球団株20%を保有している。「セ・リーグに何かあればパにも波及する。何が目的か分からない」と話した。球界参入に失敗した同社・堀江社長には「人騒がせだなあ。あの人は神出鬼没だから」と苦笑いしていた。

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ソフトバンク提唱“逆ウエーバー制”

ソフトバンクがドラフト改正を軸に議論する今月20日の12球団代表者会議(福岡)で、上位球団から順に指名する“逆ウエーバー制”導入を提唱する。1月下旬に行われた構造改革協議会でソフトバンクは、選手会の要求する完全ウエーバーに反対。この日、角田雅司球団代表は「完全ウエーバー制は下位のチームに(レベルを)合わせることになるし、どうかと思う。球団としての案をまとめている。(上位チームから)ウエーバーするのも1つの案」と語った。

当日は、議論が沸騰しそうだ。選手会は「完全ウエーバー」で一致しているが、経営者側は各球団の利害が違うため意見がばらばら。ウエーバー方式に賛同する球団もあるが、選手獲得は競争という考えの球団もある。そのため、角田代表は“折衷案”も用意している。「隔年でやるという方法もある」と“逆ウエーバー”と完全ウエーバーを交互に実施するプランを検討中だ。

また、同代表は「海外のFAと国内のFAの期間(取得条件)を分けるのはいい」とも話した。

◇終了時間は無制限

20日に福岡市内で行われる代表者会議が、エンドレス方式で予定されていることが9日、分かった。20日夜から会議を開始。ただ終了時間は決まっておらず、さらに翌21日は午前中から終了時間を決めずに会議を続行する。ドラフト改正については各球団の意見が異なっており、徹底した議論で意見統一を図る必要性があると各球団とも認識。選手会と話し合う第2回構造改革協議会が3月14日に迫っていることから、今回のエンドレス会議が実施されることになった。

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