わたしはかもめ2005年鴎の便り(2月)

便

2月13日

紅白戦

◇2軍0−61軍(薩摩川内市総合運動公園)

1軍vs2軍の紅白戦を実施。実戦初登板の久保、手嶌はそれぞれ2回を無失点。

123456789R
1軍0000060006
2軍0000000000

◇打撃成績

打順守備1軍守備2軍
1西岡51000早坂30010
2大松42010青野30000
3今江41220寺本21000
4パスクチ42101曽我部30000
5竹原2000021010
6澤井31100喜多20000
7捕指30010富永30020
8渡辺正41110金沢30000
9代田31000於保31000
10指捕田中雅30010青松30000
11打捕杉山10000

◇投手成績

1軍2軍
27100三島20000
山北13000藤井27200
久保28100成瀬14000
浅間27000田中良111565
手嶌26100長崎29200
前田13000

◇今江、タイムリーも「まだまだ」

5回まで0が並んだ鴨池チームだったが、均衡を破ったのは今江のタイムリーだった。今日は3番に座った今江。第1打席で1死二塁のチャンスをつぶしたが、6回表、1死満塁のチャンスで迎えた第3打席で三遊間を破るタイムリーを放ち、代田と田中雅を迎え入れた。この一打で、薩摩川内市から優秀選手に選ばれ、賞品をゲットした。

今江
「全然バラバラ。ヒットはたまたまです。でも、課題も見つかりましたから。今日の反省を明後日から活かして、キャンプ中のしっかり自分のものにしていかないといけないですね。」

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久保&手嶌「合」開幕ローテ1次テスト[ニッカン]

ロッテの自由枠ルーキーが揃って紅白戦で好投、開幕1軍への第1関門を突破した。久保康友投手(24=松下電器)と手嶌智投手(22=新日本石油)が1軍チームで登板。2軍の打者相手ながら、共に2回を1安打無失点に抑える実戦デビューを果たした。

まず久保だ。4回から登板し、いきなり三者凡退。続く5回も落ち着いて1安打に抑えた。「実戦は楽しかった。緊張はなかった」と強心臓だ。最後は手嶌が締めた。8回を3者凡退、9回も1安打と久保とほぼ同じ結果。「直球が走った。練習の一環だと思って投げた」。全投手の球種が直球とチェンジアップに絞られる条件付きながら、持ち味を発揮した。

久保は愛称公募で「SONIC(ソニック)」に決まったが、浸透度は今一つ。この日の力投でファンにアピールした。宿舎の浴場で1時間つかり、疲労回復に努めている。手嶌は千葉・富津でタカアシガニ専門の漁をしている実家がテレビの旅グルメ番組に取り上げられるほど知名度は先行しているが、こらも負けじと活躍を狙っている。バレンタイン監督も2人の好投に「自信になったと思うし、いい内容だった」と評価。球団初の自由獲得枠で得た金の卵は、順調に育っている。

久保
「自分としては良かったと思います。今日の最大のテーマはストライクゾーンの確認。テレビで見ていた時は狭いように感じましたが、思っていたよりも広かったので安心しました。」
手嶌
「初めてですからね、緊張しました。でも、課題ははっきり見えました。セットからのピッチングです。今日は、力んでしまいました。セットでのピッチングに力を入れていかないと。(低反発のボールは)縫い目も高くて、大きく感じました。ちょっとしっくりこないですね。」
田中良
「全てダメ。もう1度、しっかりやり直さないと…。」(2四球をはさむ4連打を許し6失点)
バレンタイン監督
「投手陣が良かった。若い選手達が自信をつけたと思う。打線も活発だった。新加入のパスクチ、大松、竹原が良かった。」

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ボビーやっと黒木見られた[スポニチ]

ロッテのバレンタイン監督が13日、今年初めて黒木知宏投手の投球を見守った。

この日紅白戦が行われた2軍キャンプ地を訪問した指揮官だが、熱視線を送ったのは試合前のブルペンだった。昨秋の右ひじ手術から復活を目指す黒木が捕手を座らせて60球。直球だけながらマウンド後方で何度も“ウンウン”と首を縦に振った。「昨年見た投球よりもいい。無理なく流れるように腕が振れているし、現時点では十分な内容だ」。

9日には黒木のブルペンを視察しようと鹿児島市内の宿舎から54キロの道程を自転車にまたがったが、まさかの“遅刻”で投球練習を見逃した。それだけに自らの目で状態を確認し一安心。「暖かくなれば、もっといい投球ができる」という黒木の言葉にも満足そうだった。

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ルーキー久保、手嶌が好投[報知]

ロッテの自由獲得枠ルーキー、久保康友投手(24)=松下電器=と、手嶌智投手(荷に)=新日本石油=が13日、紅白戦に登板。共に2回を1安打無失点に封じた。

バレンタイン監督から球種は直球、チェンジアップだけという“縛り”をかけられたが、即戦力右腕には関係なし。久保は最高139キロにとどまったが、抜群の球のキレで2軍4番・曽我部のバットを粉砕した。「今日の時点であれぐらい投げられれば十分。楽しくできた」手嶌も伸びのある直球で押しまくり、5投手による完封リレーを締めくくった。

指揮官は「エクセレント。自信をつけており、とても良い内容だった」と及第点。井上投手コーチは「久保は先発でも、中継ぎでもいけるタイプ。手嶌は先発タイプかな」と起用法についても言及した。ロッテの将来を背負うであろう2人が、まずは上々な“プロデビュー”を果たした。

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パスクチが快足披露…打っても2安打[サンスポ]

パスクチが14日、紅白戦に外国人で唯一参加し盗塁をマーク。1メートル98、113キロの大男は左前打で出塁し、バレンタイン監督のサインを受けて成功。「誰も走ると思ってなかっただろ。みんな驚いていたね」。バットの方はシングル2本で「状況にあったバッティングをしている。ホームラン?そのうちね」とウインク。

◇この日のファンサービス

紅白戦終了後、選手全員が観客席にサインボールを投げ入れた。

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こちら5巡目外野手、大松は長打力「合」

ドラフト5巡目の大松尚逸外野手(22=東海大)も投手陣に負けじと活躍した。2番右翼で先発して4打数2安打。二塁打とフェンス直撃の三塁打と長打力を見せつけた。だが6回無死満塁で見逃し三振を喫し「見逃したのは最悪です。2安打?それよりも悔しい気持ちしかありません」と反省していた。

大松
「満塁のチャンスに倒れてしまいましたから。2本打っても、あのチャンスを潰したのでマイナスですよ。でも、徐々にですがプロのスピードは分かってきています。タイミングにこだわってバットを振っていますが、この時期にしてはタイミングは合っていると思います。ただ、これからピッチャーもどんどんスピードを上げてくると思うので、自分もしっかりついていかないといけないですね。これからです。」

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黒木、球のキレ「合」

バレンタイン監督が完全復活を目指す黒木に熱視線を送った。捕手を座らせて60球を投げた黒木について「今日は寒かったけど、まあ順調。暖かくなればボールも行くでしょう」と話した。昨秋の右ひじ手術後、同監督が投球を見たのは初めて。9日に自転車だ54キロを走破して2軍練習を視察した時は見逃した。「昨年は無理に投げようとしていた印象があったが、流れるようなフォームで伸びとキレがあった。昨年のどの投球よりも良かった」と期待していた。

◇加藤フリー登板も「今イチ」

加藤
「今イチでした。コントロールが定まりませんでした。このコントロールでは、シーズンに入ると捕まります。ブルペンで投げているようなボールをバッターがいる時にも投げないと…。」

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