わたしはかもめ2005年鴎の便り(2月)

便

2月17日

清水直はオール勝負直球218球[ニッカン]

魂の218球を「完走」した。ロッテの開幕投手が確実な清水直行が17日、掟破りの投げ込みマラソンに挑んだ。

量も質もすごかった。途中で汗だくの帽子を脱ぎ捨て、自らペットボトルを取りに走る「給水」をはさみ、1時間以上もブルペンに立ち続けた。「自分の背番号と、(練習休日の)明日の分まで投げました」と込めたメッセージが「2・18」。池野ブルペン捕手が、「200球超えてこれだけの球を投げるなんて、直さん、すごいです」と感動の声を上げた。

球数以上に内容に意味がある。全て直球、しかもカウント2−1を想定したウイニングショットを練習した。「勝負球ばかり。妥協した球は1球もない。さすがに疲れた」。室内で湿気がこもり、100球を超えてからは気力の勝負。「240球は投げ過ぎでしょう」と西武松坂の報告には悔しがったが、質では負けてなかった。

ロッテは通常、ブルペン投球は20分以内と制限されている。「日本では慣例となっているが、意味があるとは思わない」と投げ込みには懐疑的なバレンタイン監督も、「自分には必要な練習」というエースの言葉を信じ黙認した。「彼のことなら418球も可能。回復具合を判断して、本人と話してみる」。3月26日に行われる楽天と注目の開幕戦マウンドを、エースに託すつもりだ。

清水直
「明日は18日だし、背番号も18だから、218球を投げました。全てストレート。勝負できるボールを投げることが今日のテーマ。きつかったけれどいい練習になった。気持ちも入っていました。途中で引き上げたのは、水分補給と爪のケアのため。毎年、1回は200球以上投げることが自分には必要だから。この時期に投げ込みたい。開幕に向け、しっかり作っていきたいからね。」
バレンタイン監督
「彼のことだから、やろうと思えば418球まで投げられたと思うが、その218という数字がベストコンディションを保つために必要だと思って投げたのなら、それはそれできっと、いい状態にあるということだと思う。彼の背番号に200を足した数字というのは適切だと思う。(開幕投手について)今日、これだけたくさんの球数を投げたので、明日の状態を見て、その翌日にでも彼と話して決めていくかもしれません。今のところは、まだ何も伝えていません。それに、彼はウォームアップの時に、ヘッドホンから何が聞こえたのか、教えてくれていないので、それを楽しみに待っています。」

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清水218球、気迫の「直行」オールストレート[報知]

エースナンバーの誇りをかけた218球だった。清水直行投手は17日、背番号「18」にちなみ、今キャンプ最多となる218球の投げ込みを敢行。「開幕はもちろん僕が投げますよ」と2年連続の開幕投手を“フライング宣言”した。

ただ1点を見つめ、ストレートだけを投げ続けた。唸り声がこだましたブルペン。100球に達すると、帽子を脱ぎ捨て、集中力を高めていった。全て直球の218球。「勝負できる真っすぐだけを投げた。追い込んだカウントから(を想定して)投げたつもりが、逆に精神的に追い込まれているような感覚だった」と話した。

この日は西武のエース・松坂も240球の投げ込みを披露。昨年も清水222球に対して、松坂313球の投げ込みが同じ日(2月15日)に行われており、2年連続の“エース対決”となった。球数では負けたが、内容には自信がある。「妥協したボールは1球もない。全球、気持ちの入った全力の直球」と胸を張った。投球数はエースナンバー「18」へのこだわりから。昨季、開幕戦の直接対決では松坂に完勝。バレンタイン監督は開幕投手を「まだ伝えていない」と言うが、清水は「開幕はもちろん僕ですよ」と言い切った。

「今年は優勝と最優秀防御率を目指す」と公言する。昨年の王者は西武。防御率のタイトルは2年連続で松坂が獲得した。この日の熱投は、31年ぶりのリーグ制覇と打倒・松坂に向けた、強固な意思の表れだったのかもしれない。

◇渡辺俊は190球

“第2のエース”も負けてはいない。渡辺俊介投手は17日、ブルペンで190球の熱投。新球チェンジアップが今季のウイニングショットとなる可能性が浮上した。

1度浮き上がり、減速しながら沈む。球速は100キロ前後。渡辺俊は新球チェンジアップを本格的に投げ込み、「腕が振れないと不安はあるけど、捕手の評価はよかった」と上々の手応えをつかんだ。捕手の橋本は「カーブと逆の変化をするから、決め球になるかもしれない」と絶賛。バレンタイン監督も「左打者相手に遅くて遠ざかる球は有効」と歓迎した。渡辺俊は「実戦で使ってみないと」と慎重だが、新たな球種が加わればチームにとっても心強い武器になりそうだ。

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清水直が投げ込み218球…開幕投手宣言も[サンスポ]

清水直が17日、今キャンプ最多の218球の投げ込み。当初は2月17日にかけて217球の予定だったが、背番号が18ということもあって、1球多くなった。全て直球で「全力で勝負に行く球。(カウント)2−0、または2−1から、構えたところに投げるつもりで投げた」。開幕投手最有力の清水直は「もちろん投げますよ」と開幕投手宣言!?も飛び出すほどご機嫌だった。

◇韓国ロッテとチャリティー試合

千葉ロッテvs韓国ロッテの練習試合『新潟県中越地震・災害復興支援チャリティー試合』の記者会見が行われた。26日は鴨池球場、27日は薩摩川内市総合運動公園野球場での開催。入場無料で、球場入り口で選手が募金を呼びかける予定。バレンタイン監督は「公式に発表することができて、光栄」とコメントした。

◇この日のファンサービス

特打ちを終えたベニー、パスクチが雨の中で待っていたファン1人1人にサイン。

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清水直は直球だけを218球[スポニチ]

パを代表するエースは松坂だけじゃない。ロッテの清水直行投手が「勝負できる直球だけ」とブルペンで218球の熱投ショーだ。

「球数?今日の日付(2月17日)に練習休日の明日の分をプラスした。疲れたけれど、いい練習ができた」。バレンタイン監督の方針で投手陣のブルペン投球は20分間に限定。それでも「目指すものは同じ。分かってくれるでしょう」と1時間のマウンドに満足顔だった。

昨年は15日に222球を数えたが、当時も松坂が313球を投じている。「また同じ日ですか。大ちゃん(松坂)は240球?数では負けても質では負けてませんよ」。アテネ五輪代表の“同僚”にライバル心は失っていない。 エースの熱投を伝え聞いたバレンタイン監督は「投げ込みの回復具合を見て、2日後には開幕投手を考える」と発言。2年連続の大役は決定的となった。

◇渡辺俊は190球

サブマリン右腕の渡辺俊は190球。今季から取り組んでいるチェンジアップを試投した。「試合で試しながらマスターしていけばいい」と慎重だが、左打者の外角に逃げていく新球は大きな武器になる。捕手を務めた橋本も「腕の振りは問題ない。カウントも取れるし、決め球にも使える」と100キロ未満の超遅球に合格点をつけていた。

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小宮山「スペシャル練習は順調」[ニッカン]

今年で不惑を迎えるロッテのベテラン小宮山が順調なキャンプを送っている。決して天候には恵まれてないが、「球数は多いくらいだ」。契約更改の席で「画期的なことに取り組む」としたスペシャル練習も、ここまで支障なく消化できているという。「内容は明かせない。結果を残せたとき、教えてあげる。シーズン終了後になるけど」と、秘密主義を貫いた。

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韓国ロッテとの練習試合を発表

17日、韓国ロッテジャイアンツとの練習試合を正式発表した。26日(土)に鴨池球場、27日(日)に薩摩川内市総合運動公園で行われる2試合。バレンタイン監督は「鹿児島そして川内をはじめ、鹿児島県内の方達に2005年のシーズンが始まるということをお知らせできると思っている」と話した。会見に同席した小林雅も「チャリティーとして、意味のあるゲーム。オープン戦もシーズンの試合もないので、鹿児島の人達に見てもらいたい」と話していた。なお、バレンタイン監督は先発も発表、セラフィニと加藤が先発する予定。

バレンタイン監督
「今日、この場で韓国の兄弟チームと試合を発表できることを光栄に思っている。鹿児島そして川内をはじめ、鹿児島県内の方達に2005年のシーズンが始まるということをお知らせできると思っている。チャリティーゲームとして無料となるが、会場にお越しになる方には、何らかの寄付をお願いしたいと思っている。」

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打者は特打ち

パスクチ
「時間が経過して、チームの人達に馴染んできたし、日本のキャンプのシステムも分かってきた。一生懸命調整して体作りをしているよ。特にベテランの選手達を見ながら練習しているが、いい見本を見せてもらっているので、問題ないよ。現在、日本のピッチャーの生きているボールを打っているが、自分自身、日本の野球に適応できると思って準備している。自分のスイングを心がけて、シーズンの準備をしている。これからもしっかり状況をわきまえて、実力を出していきたい。」
竹原
「疲れとかあまり感じずに来ています。今のところ、プロのスピードも何とかなっています。ただ、これからですから。今は自分をアピールすることが1番。これから変化球にどこまでついていけるかです。頑張ってアピールしていきます。」

◇平下、インフルエンザで入院

平下がインフルエンザでダウンした。16日、検査の結果、インフルエンザと診断され、そのまま鹿児島市内の病院に入院した。インフルエンザによる入院はこのキャンプ2人目。2、3日で退院する見込み。

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