小野晋吾投手が今季は「マンデー晋吾」として復活を狙う。
25日、ブルペンで96球を投げ、「ここ4、5年で1番いいキャンプ」と充実している。1週間前から修得中の新球チェンジアップも7球テスト。「これは使える」と切り札にする。練習休日の18日に気分転換で立ち寄った書店で野球解説書を購入。元巨人の川口和久氏の「抜くシュート」からヒントを得た。これをチェンジアップに改良。持ち味のシュートのように速球系の変化球が多かったが、新球で緩急をつけ「左打者を引っ掛ける」つもりだ。
日曜日に登板し、「サンデー晋吾」として00年13勝、01年10勝と活躍した。だが02年から腰痛に苦しんだ。今キャンプはバドミントンのラケットを持ち込み、左手でシャドーピッチングを繰り返した。「体のバランスを整えている。おかげで腰の痛みがない。今後も大丈夫だと思う」と乗り越えた。ロッテは清水、渡辺俊、小林宏と三本柱が中心だが、次に来る先発の座が空白。チームも4番目の先発として期待している。金、土、日と3本柱が登板すれば、月曜日候補に小野が浮上する。「マンデー晋吾?そうなるように頑張ります」と復活へ意欲を燃やした。
里崎が25日、特打で50スイング中、場外弾5本を含む13本のサク越え。昨季は右ひざを手術。復帰後も「1試合出場したら1試合休むように」という医者からの助言をバレンタイン監督が配慮し、相手が右投手の時にはスタメンから外されることが多かった。それだけに「去年は悔しい思いをした。今年は試合に出れば結果は出しますよ」と正捕手獲りを誓った。
熊崎勝彦コミッショナー顧問が、12球団最後のキャンプ視察としてロッテの鹿児島キャンプに訪れた。また、ロッテ・濱本英輔球団社長も激励に訪れた。
バレンタイン監督がキャンプ見学の園児達から差し出された紅白の帽子にサイン。また「塀内選手!」と声援を送る女の子を見つけた濱本社長が、塀内を連れて登場し、ファンは感激。
日本学生野球協会は25日、都内で評議員会を開き、プロ・アマ間の大幅な規制緩和を決定した。現役プロ野球選手がオフシーズンに母校で行う自主トレーニングの際、高校生と合同練習を行うことができるように日本学生野球憲章に新規定を加える。今オフ(12月1日から翌年1月31日)から適用される。
直接の技術指導はできないが、キャッチボールなどで汗を流すことが可能となった。日本高野連・脇村春夫会長は「これまでプロと高校野球には鉄のカーテンが引かれていた。歴史的な決定です」と意義を強調した。
03年には高野連内部に「プロアマ検討委員会」が設置され、同年12月には日本プロ野球機構、日本プロ野球選手会、日本高野連主催の現役プロ選手によるシンポジウム「夢の向こうに」を開催。昨年1月、脇村会長が川島広守コミッショナー(当時)と「新人選手選択に関する覚書」に調印するなど、着実に雪解けは進んでいた。
現在、プロ選手を輩出した高校は一部に集中しており、不公平感があるが、「将来的には周辺の地域にするなど、発展できれば」と脇村会長。さらに交流が加速するのは必至だ。
プロ野球選手による母校での指導が一部、解禁されたことに、労組・日本プロ野球選手会・古田敦也会長は「数年前から考えれば画期的なこと」と喜びを表現した。選手会では2003年オフから高校生を対象にしたシンポジウム「夢の向こうに」を開催するなど、アマチュアへの技術指導の方法を模索してきた。古田会長は「(ドラフトの)不正監視の機関の設置など環境が整備され、近い将来、母校だけでなく僕らの技術が伝えられればいい」とプロ・アマの垣根の完全撤廃を望んでいた。
母校で後輩とのキャッチボールが解禁になったことについて西武・松坂は「本当ですか?今までは、学校(横浜高)に行く時も後輩の練習時間を外したり気をつかっていましたからね」と歓迎。「(横浜高は)家から所沢に行くより近いし、行きたいです。高校生だけでなく、多くの子供達にも(指導が)できたらいい」と話した。
日本学生野球協会は25日、都内で評議員会を開き、日本学生野球憲章の規定を改正し、現役プロ選手がシーズンオフ(12月1日〜翌年1月31日)に自らのトレーニングを行うため、母校の高校での練習に参加することを認めた。プロ選手と高校生が一緒に練習できるという画期的なもので、今オフから解禁され、大学にも適用される。
練習参加を希望する際は事前に当該校から所属連盟への届け出が必要。学校の宣伝となる行為や後輩への技術指導は禁止となっている。
このほか
などの規定を改正、追加した。
日本学生野球協会は25日、都内で評議員会を開き、現役プロ選手の母校(高校、大学)での合同練習を認めるなど規制緩和を正式に承認。今オフから12月1日〜翌年1月31日の期間に、西武・松坂ら現役プロが母校の現役野球部員とキャッチボールなど一緒に練習することが可能になった。高野連の脇村会長は「歴史的なこと。プロ・アマ問題のスタートが切れた」と話し、将来的には母校以外でも練習できる可能性まで示唆した。
また、元プロ関係者についても
などの規制緩和が正式決定した。
現役プロと高校球児の合同練習が、ついに解禁された。日本学生野球協会の評議員会が25日、都内で開かれ、学生野球憲章の規定を5項目改正した。昨年1月にプロ野球機構と日本高野連の間で「ドラフトに関する覚書」を交わしたのを契機に、両者の関係が改善。これまでの「溝」を、条件つきながら埋める改正案が全会一致で承認された。今年のオフから、現役プロ選手が母校(高校)での練習に参加できる。日本高野連の脇村春夫会長は「歴史的なこと。プロアマの新たなスタートが切れた」と話した。
これまで旧態依然とした姿勢を崩さなかった日本高野連が、ついに重い扉を開けた。現役プロと高校球児が接触することを一切禁じていたが、母校に限り、シーズンオフ(12月1日から1月31日)の合同練習を認めた。現役プロにはメジャーリーガーも含まれる。これまでヤンキース松井が母校・星稜を訪れる際は、現役高校生と一緒に写真に写らないよう注意を払っていたが、その心配もなくなる。堂々とキャッチボールができるまで改善された。
検討課題は残ったが、これまでの「溝」の深さを考えれば、画期的な新規定といえる。またプロ野球機構が推薦した元プロならば、現役高校球児への技術指導も可能となった。脇村会長は「選手会が昨年、一昨年とシンポジウムで一生懸命やってくれている。その期待に応えないといけない。プロから指導を受けたいというのは、高校野球サイドの総意でもありますから」と“雪解け”の経緯を説明した。
アマ資格についても規制が緩和された。プロ退団後、大学の専任教員(教授、助教授、講師、助手)として通算2年以上在籍すれば、アマ資格を取得できるようになった。これにより、大学球界に元プロの監督が誕生する日も近づいた。球界発展を願う気持ちはプロもアマも同じ。1つの思いが、ようやく改革へとつながった。
日本プロ野球選手会の古田敦也会長は、この日のアマ側の決定を歓迎した。「僕らが学生の時からしたら画期的なこと」と話した。選手会は高野連、日本野球機構とシンポジウム「夢の向こうに」を開催、プロ選手による高校生への直接指導を行っている。「(プロに)入る時の不正を監視する機関が機能できれば問題もなくなる。プロアマ関係なく技術を伝えたいし、そのために我々も色々と活動していきたい」と、構造改革協議会などを通じての活動に意欲を見せた。
福岡ドームを運営、管理する福岡ソフトバンクホークスマーケティングは25日、福岡ドームのネーミングライツ(命名権)取得の正式契約をインターネット検索サイトのヤフー・ジャパンと結んだと発表した。新しい球場の正式名称は「福岡Yahoo!JAPANドーム(略称ヤフードーム)」で、契約期間は05年3月1日から10年2月末日までの5年間。金額は約25億円。25日から新名称の使用開始となった。契約には命名権を含め、冠協賛試合の開催(5試合)、球場広告看板などの広告の活用、球団名などロゴの掲出、スーパーボックスの利用などもある。福岡ドームは開閉式ドームとして93年から昨年まで、福岡ダイエーホークスの本拠地として使用されていた。
3月2日のオリックスとのオープン戦初戦の先発が、渡辺俊に決まった。下手投げ右腕は順調に仕上がっており「いつでも投げることができるように準備しています」と語った。昨年は12勝とチームの勝ち頭で、今年も自覚は十分だ。
麻裕美夫人(29)の出産に立ち会っていた福浦が、チームに合流した。前日に第一子(長男)が誕生、功己(こうき)と命名。この日の練習前に「息子のため、妻のため、チームのために頑張ります」と挨拶すると拍手で祝福された。「可愛かったです。1人になってウルッときた」と、励みにして、5年連続打率3割を目指す。