わたしはかもめ2005年鴎の便り(3月)

便

3月2日

オリックス5−2千葉ロッテ(姫路)

オリックスはユウキが4回を無失点。直球の伸び、変化球の切れ共に十分で右肩痛からの復調を印象づけた。4番ブランボーは積極的な打撃で2安打。ロッテの渡辺俊は制球が甘く、打線もオリックスとは対照的に振りが鈍かった。

123456789R
千葉ロッテ0000020002
オリックス02101001x5
垣内
「高めのくそボールだったけれど、オープン戦の初戦にしてはいい当たりだったね。寒かったけれど思い切り振ったよ。今年もこういう場面が多くなると思う。1球1球を大切にしていかないといけないからね。」
山北
「移籍組ですからね。結果を出さないといけないですから。監督にアピールしていかないと…。そういう気持ちで投げていいます。マリーンズの投手陣は層が厚いですからね。食い込めるように頑張りたい。これからです。」
バレンタイン監督
「天気がひどかったが、選手全員が試合でやるべきことをやってくれた。野手は相手のボールをしっかり見て打ったし、投手はバッターにしっかり投げることができた。確実に開幕に向けた準備は進んでいる。」

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千葉マリンにフィールドシート[スポニチ]

ロッテの本拠地・千葉マリンスタジアムを所有する千葉市は2日までに、06年から“フィールドシート”を増設することを決めた。既に2月の市議会で2億7000万円の予算を組んでおり、あとは4月の議会で可決を待つだけとなった。

改修期間は10月から来年2月末を予定。一、三塁の内野ファウルゾーンのグラウンドにせり出す形で計1000席を計画している。従来の内野指定席よりゆったりとした設計で、ファンに喜んでもらう方針だ。球場を管理する市関係者は「(オリックスの)スカイマークスタジアムをイメージしている。グラウンドを見る感覚はワゴン車とスポーツカーぐらいの差はある」と説明した。

東京ドームが今月15日の巨人−西武戦から同仕様の「エキサイトシート」を導入するように、ファンとの距離が縮まることは確実だ。「近くでプレーを見てもらえるのはいいこと」。一塁手の福浦が明かせば三塁手の今江も「メジャーのように、邪飛を追って客席へダイビングします」と宣言。バレンタイン監督が提唱する千葉マリンのボールパーク化構想へ力強く前進した。

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渡辺俊は不満[スポニチ]

オープン戦初戦に先発した渡辺俊は3回を6安打3失点。「色々試す前にやられた」と不満が残った。新球チェンジアップの試投も2球だけ。2回には「どのコースにどう対応するか見たかった」というブランボー、ガルシアの新外国人にいずれも初球直球を連打され「真ん中じゃ意味がなかった」。まずい外野守備も手伝って失点を重ねたが、昨季チーム最多の12勝を挙げたサブマリンは「制球がよければ、守りやすいところに(打球が)飛んだはず」と自分を責めていた。

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元メジャー3人衆が打ってもダメ!守ってもダメ!![サンスポ]

前にポロッ、後ろにポロッ。とてもプロとは思えないお粗末なプレーの連続に、姫路の野球ファンも思わず吹き出さずにはいられなかった。

主砲の4番・中堅にベニー、5番・左翼にフランコ、6番・右翼でパスクチという助っ人トリオで固めた攻撃的布陣は、記録上の失策こそ1つしか記録されなかったものの、ミスばかり。

3回にはフランコが早川の平凡な左前打の処理に手間取る間に進塁を許した。「あれを二塁に行かせたらダメ」と西村ヘッドコーチ。その後も途中から一塁についたパスクチが何でもないゴロをお手玉するなど不安が露呈する形となった。

ならば打つ方で活躍するかと思いきや、3人ともノーヒット。バレンタイン監督も「全員プレーできる状態にあったから起用しただけ。特に理由はない」と仏頂面だ。

昨季のチーム打率はリーグ最下位の.264とロッテにとって打撃強化は確かに最大の課題。しかし、守ってダメ、打ってもダメでは話にもならない。

垣内
「(打ったのは)ボール球ですけど、結果を出さないと1軍に残れないですから。」

◇渡辺俊3回3失点…先発の軸に暗雲

開幕2戦目の楽天戦での先発が有力視される渡辺俊は、3回6安打3失点と今一つの内容で「感じは悪くなかったが、ちょっとずつ甘くなってしまった」と反省しきり。昨季はチームトップの12勝をあげたサブマリンだが「もうだらしないピッチングはできない。先発候補は他にもいっぱいいるし」と気を引き締めていた。

◇李が左手甲の痛みで欠場

李承Y内野手がキャンプ中に痛めた左手甲の痛みが引かず、オリックス戦(姫路)を欠場した。今後の出場は、状態を見て決める。

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ロッテ寒すぎ…わずか4安打[報知]

右肩痛から復活を目指すオリックス・ユウキが4回1安打無失点。4三振を奪い先発ローテ入りに前進した。ロッテは先発・渡辺俊が制球の甘さをつかれ、3回3失点。打線は4安打だけで、まずい守備も目立ち、全ての面で課題が浮き彫りとなった。

バレンタイン監督の猛ゲキが、むなしく響きわたった。昨季リーグ最低打率(2割6分4厘)に終わったロッテ打線が、オープン戦初戦でわずか4安打。淡泊な打撃を繰り返し、不甲斐ないスタートを切った。

李承Yが欠場した以外は、ベストメンバーで挑んだ“開幕戦”。指揮官の意気込みとは裏腹に、打線は沈黙を続けた。レギュラー組が出場した4回までは1安打。中盤以降は次々と控え組を送り込んだが、結局、垣内の1発だけ。野手20人を起用してたった4安打という貧打ぶりだ。バレンタイン監督は「打撃陣はよく球を見ていた。開幕への準備はできている」と強がったが、攻撃力アップの糸口はつかめなかった。

不安要素は攻撃面だけではない。守備でもミスが続発した。3回にはイージーバウンドを左翼・フランコがはじく失策。西村ヘッドコーチは「あのプレーはいけないよ」と渋い表情を浮かべた。パスクチも不慣れな一塁で数度、お手玉するなど課題が残った。この日の姫路は気温8度、寒風吹きすさぶ悪コンディション。バレンタイン監督は「天気がひどすぎる」と嘆いたが、ロッテの春1番もまだまだ先になりそうだ。

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渡辺俊3回3失点

オープン戦初戦は収穫が見当たらなかった。先発枠を担う渡辺俊が3回3失点。「色々試す前に打たれた」という通り不用意な投球で傷口を広げ、不安視された内外野の守備も今1つ。バレンタイン監督は「渡辺俊は何も問題ない。選手は着実に準備を進めている」と話したが、表情は苛立たしげだった。

渡辺俊
「内容は良くなかったですね。感触は悪くなかったんですが、少しずつ甘くなりました。初めは公式戦のつもりでやろうと思ったのですが、もう少しでした。(新外国人には)色んなコースを試そうと思って反応を見たかったけれど、その前に打たれてしまいました。とにかく、最低限1年間ローテーションを守っていきたい。数字は去年と同じではダメ。負けを減らして、その分勝ちに上乗せしないと。だらしないピッチングをしていたら、先発候補はいますから…。」
バレンタイン監督
「全ての球種を試していた。ただ、彼らしいタイミングが取れていなかったが、例年通り問題はない。」

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根来さん理事を一喝

根来コミッショナーが1日の実行委員会で、理事一同を一喝?していたことを打ち明けた。不正防止に関する規約作りなど事務局レベルで作成して欲しいという意見に対し「違うと言ったんだ。皆さん(球団)が真剣に考えるべきだと。何億、何千万円といわれる裏金をスカウトがポケットマネーで出す訳ではない。球団としてしっかり臨むべきと言った」。10日のスカウト編成会議には出席し、現場の意見を吸い上げる。

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