1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 |
千葉ロッテ | 4 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | x | 10 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 左 | 柴田 | 5 | 2 | 2 |
2 | 右 | 小関 | 4 | 1 | 0 |
3 | 一 | 木大 | 3 | 0 | 0 |
4 | 指 | 大島 | 3 | 1 | 0 |
5 | 三 | 中村 | 4 | 0 | 0 |
6 | 中 | 栗山 | 4 | 0 | 0 |
7 | 二 | 片岡 | 4 | 0 | 0 |
8 | 捕 | 細川 | 2 | 0 | 0 |
打捕 | 星 | 2 | 1 | 0 | |
9 | 遊 | 水田 | 3 | 1 | 0 |
計 | 34 | 6 | 2 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 遊 | 西岡 | 5 | 3 | 2 |
2 | 二三一 | 渡辺正 | 5 | 1 | 1 |
3 | 右 | パスクチ | 2 | 2 | 2 |
右 | 平下 | 1 | 0 | 0 | |
4 | 左 | 李 | 4 | 2 | 1 |
5 | 三 | 今江 | 1 | 1 | 2 |
二 | 原井 | 1 | 0 | 0 | |
6 | 一 | 澤井 | 3 | 0 | 0 |
三 | 塀内 | 0 | 0 | 0 | |
7 | 捕 | 橋本 | 1 | 0 | 1 |
捕 | 田中雅 | 1 | 0 | 0 | |
8 | 中 | 大塚 | 4 | 2 | 0 |
投 | 戸部 | 0 | 0 | 0 | |
9 | 指中 | 代田 | 1 | 0 | 1 |
計 | 29 | 11 | 10 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
後藤光 | 3 | 15 | 6 | 5 |
森 | 1 | 5 | 2 | 1 |
山崎 | 2 | 9 | 1 | 1 |
長田 | 1 | 3 | 0 | 0 |
小野寺 | 1 | 6 | 2 | 2 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
渡辺俊 | 5 | 20 | 3 | 0 |
小宮山 | 3 | 12 | 3 | 1 |
戸部 | 1 | 5 | 0 | 0 |
韓国で初の日本プロ野球公式戦の開催として注目されていた、ロッテ−ソフトバンクの2試合(6月28日=釜山、29日=仁川)が9日、突然中止となった。主催するロッテ瀬戸山隆三代表がこの日、千葉マリンスタジアムで発表した。この2試合は同じ日程で、千葉マリンスタジアム開催に変更される。
瀬戸山代表は「楽しみにしていただいたファン、関係者各位にお詫びしたい」と頭を下げた上で中止に至った経過を説明。最大の理由として「興行面の不安」を挙げた。ロッテは野球の国際化の流れに沿い、公式戦の韓国初開催を検討。昨春から瀬戸山代表が何度も渡韓し、正式発表にこぎつけた。しかし、観客動員の見込める首都ソウルでの開催が不可能になったのが誤算。ソウル市内の公式戦球場は、韓国リーグ戦で埋まっていたため釜山、仁川に振り分けられた。
だが、折から韓国プロ球界は人気に陰りが見られ、日本の公式戦の入場料も高いことから、多くの動員は見込めない。「何度も試算したが(興行面の)不安が残った。国際化は1つの流れだが、採算を度外視した興行は成功とはいえない」と同代表。見込み額は明らかにしなかったが、概算で移動費を含め数千万円の赤字になったと思われる。
既に日本野球機構やソフトバンクは了承済みで、政治的な理由はないという。今後の開催について瀬戸山代表は「海外の興行を諦めた訳ではなく、近い将来、実現できるよう前向きに研究していく」と話した。
落胆を吹き飛ばすように李承Yが、西武との練習試合で対外試合「今季1号」を放った。この日はDHでなく、交流試合に備え「4番・左翼」で先発。初回、新外国人のパスクチが来日初アーチの先制2ランを放った直後の打席で、後藤光の0−2からの3球目を強振。打球は右翼席中段で弾んだ。「今は自分のタイミングでスイングすることを心がけている。結果として本塁打になっただけ」と話した。
試合前は悲しい顔を隠せなかった。母国で予定されていた公式戦の中止を知らされ「韓国の人に僕の本塁打を見せたかった。楽しみにしていたのに残念」。凱旋アーチを打てない悔しさを、強烈スイングで晴らした。5番今江もソロで続き、昨秋、西武との最終戦以来の1イニング3連発。2試合共に絡んだのは李だけだ。「去年はプレーオフに届かなかった。今季は僕の力で何とかしたい」と言い切った。
急遽組まれた西武との練習試合で、ロッテ打線が爆発した。初回1死三塁からパスクチが左翼席へ先制2ラン。新外国人の実戦初アーチに4番・李承Yも負けられない。軽々と右翼席へ1発。続く4年目の今江も三者連続弾を左翼席に叩き込んだ。
「プレーオフに進出できなくて悔しかった」。李は昨年9月21日の西武戦(西武ドーム)でベニー、フランコと共に3連発し、チームも最終戦を飾った。結果的に日本ハムと0.5ゲーム差で惜しくもプレーオフ進出を逃したが、あの時の感動を同じ西武相手に再現したのだ。
56本のアジア記録男も日本に移籍した昨年は14本。だが、日本の投手に慣れたことで「今年は最初から積極的に打つ。自分の力でプレーオフに出たい」と燃える。交流試合も見据えて外野も守るフル回転。韓国での凱旋試合は中止となったが「残念だけど気持ちを切り替えて千葉でベストプレーを見せたい」と語った。
「去年は外国人の3人が打ったね」とバレンタイン監督。今度は日本人の今江を加えた“多国籍軍”での3連発に手応えをつかんでいた。
ロッテは9日、韓国で6月に予定していた公式戦(対ソフトバンク、28日釜山、29日仁川)の開催を中止し本拠地・千葉マリンに変更したと発表した。日本のプロ野球では韓国で初の公式戦として注目されたが、瀬戸山隆三球団代表は「試算を重ねてきたが、韓国の野球は非常にお客さんが少ないし入場料も低くなっている」と説明。採算が合わないことが濃厚となり、開催を断念した。実際に韓国の入場料は日本の5分の1程度。球団関係者は「興行主を探していたが、この時期に来ても見つからなかった」とした。
左へ右へ、また左。パスクチ、李承ヨプ、今江のクリーンアップ3人衆が、見事な3連発で西武を粉砕した。
「去年もあったね、3連発!私達はいい試合をしているよ」。昨年の日本一相手に豪快な本塁打ショー。バレンタイン監督も笑顔満開だ。1回1死三塁、パスクチの来日初の左越えアーチが号砲だった。4番に座った李が青空へ高々と舞い上がる右翼弾。そして目下、売り込み中の成長株・今江も鋭い左翼への1発で続いた。
“因縁”の3者連続アーチだ。昨年9月21日のリーグ最終戦。ベニー、フランコ、李の助っ人3連発で西武に逆転勝利。プレーオフ進出へのわずかな希望を残した。しかし、最終的には0.5差の4位に泣き、日本ハムに出場権を奪われた。
この年、アジア最多の56本塁打を看板に加入した李はわずか14本。「自分がもっと打っていれば…」と自分を責めた。だからこそ、今季への思いは強い。今キャンプの紅白戦で既に3発。8日のオープン戦に続く出場2戦目のこの日の練習試合で初アーチ。今季は気合が違う。
「去年は選手としてプレーオフに出場できなかったことが悔しかった。今年は積極的に打って、自分の力でプレーオフへ導きたい」。来日2年目の“韓流大砲”が既に本気モード。目指すはプレーオフしかない。勝利に飢えた“バレンタイン一家”を引っ張る李が、今年こそパ・リーグを熱くする。
大リーグ・エクスポズから加入したパスクチが来日初アーチ。1回1死三塁で、後藤光のスライダーを左翼席中段へ運んだ。「ランナーを還すことを意識していた。日本の投手に慣れてくれば、もっと本塁打も増えてくると思うよ」。この日は2打数2安打。期待の助っ人がベールを脱いだ。
ロッテは9日、韓国で6月28、29日に予定していたソフトバンクとの公式戦2試合を、採算面でめどが立たないことを理由に、本拠地の千葉マリンスタジアムに変更すると発表した。
ロッテは釜山と仁川で日本のプロ野球公式戦としては初となる韓国での試合開催を決めていた。だが、首都ソウルで試合が行えないことや、韓国プロ野球の人気低迷から集客面などで採算が合わないことが濃厚となり、開催を断念することになった。既に日本野球機構やソフトバンクは了承済みで、政治的な理由はないという。
ロッテは9日、6月28、29日に韓国で開催予定だった公式戦2試合(対ソフトバンク戦)を、興行面の不安を理由に中止すると発表した。
ロッテは本社のCMキャラクターを務め、日韓両国で人気のあるペ・ヨンジュンや人気女優のチェ・ジウの始球式への招聘、千葉商工会議所と協力しての「韓国1万人ツアー」も計画してきた。だが、韓国では野球人気が低迷し、1試合の平均入場者数は5000人。バックネット裏の入場料でさえ8000ウォン(約800円)という値段で、採算面で厳しいと判断した。
既に日本野球機構(NPB)、ソフトバンクも了承済みで、日韓両国間の政治的な理由はないとしている。瀬戸山球団代表は「採算を抜きにした興行では成功とはいえない。絶対成功できるという自信を持ってやるべき」と説明した。
ロッテが1発攻勢で一気に勝負を決めた。初回、1死三塁。まずは、ここまで紅白戦、オープン戦などを通じて11戦でノーアーチのパスクチだ。後藤光の甘く入ったスライダーに鋭く反応すると、白球は左翼上段に飛び込んだ。8日の試合終了後に特打。「打ち込んできたことが功を奏した」と安堵の表情を浮かべた。
続く李も130キロの直球を右翼上段に運び、左手親指痛の不安を払り払えば、締めは今江だ。追い込まれながらも変化球に対応し、左翼席に叩き込んだ。バレンタイン監督も「練習通りのいいスイングでやれている。期待通りの働きだ」とクリーンアップの大爆発に笑いが止まらない。
昨年もシーズン最終戦でベニー、フランコ、李の3連続アーチで西武を下した。しかし、日本ハムに0.5ゲーム差でプレーオフを逃し結果的には“空砲”に。「今年はそんなことにならないように、自分の力でプレーオフ出られるようになりたい」李が言葉に力を込めた。
ロッテは9日、6月28、29日にソフトバンクと予定していた韓国での公式戦を採算面でめどが立たないとして中止を発表した。試合は、本拠地の千葉マリンスタジアムに変更して開催される。ロッテは両日、釜山と仁川で日本のプロ野球公式戦としては初の韓国開催を決めていた。だが、首都ソウルで試合が行えないことや、韓国プロ野球の人気低迷から集客面などで採算が合わないことが濃厚となり、開催を断念することになった。既に日本野球機構やソフトバンクは了承済みで、政治的な理由はないという。
小宮山が本拠地で、新球「シェイクボール」を初披露した。西武との練習試合で3回を1失点。新球は3球投げ、小関を中飛に仕留めたボールはスピード表示で何と75キロだった。それでも小宮山は「まだ精度が悪い。小関にうまく合わされた。もっと揺れないと」。前回登板のオープン戦(5日)で右スネに打球を受けた。痛みは引かないが「そんな状態ながら、中3日で投げられた」と収穫を口にした。